まるで“もののけの森”那須スッカン沢&桜沢5滝で感じる自然の神秘

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まるで“もののけの森”那須スッカン沢&桜沢5滝で感じる自然の神秘

まるで“もののけの森”那須スッカン沢&桜沢5滝で感じる自然の神秘

更新日:2018/06/13 21:41

趣美人 MAKKYのプロフィール写真 趣美人 MAKKY 関東旅行ブロガー、那須高原写真家、滝巡り案内人、那須の郷土研究家

アウトドアシーズンには、那須の秘境スッカン沢と桜沢で、マイナスイオンたっぷりの滝巡りはいかがでしょうか?テレビや情報紙などの各メディアで、滝巡りハイキングの特集が組まれ大注目のスッカン沢と桜沢。家入レオさんのMVが「雄飛の滝」で撮影されるなど話題が満載。今回は滝と溪谷を満喫するための二つのハイキングルートの歩き方を紹介。森と溪谷とグリーンシャワーの滝に囲まれて、思いきり大自然を楽しんでみませんか。

まるで屋久島みたいな苔の森と「素簾の滝」に癒されて!

まるで屋久島みたいな苔の森と「素簾の滝」に癒されて!

写真:趣美人 MAKKY

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見ごたえのある名瀑が連続する、スッカン沢と桜沢の二つのルートには、代表的な滝だけでも「素簾の滝」「仁三郎の滝(別名舞姫滝)」「雄飛の滝」「雷霆の滝」「咆哮霹靂の滝」の5つの名瀑が点在しています。体力と気力そして脚力に自信のある方は一気観爆が可能かもしれませんが、途中には通行止めの区間もありますので、二つのルートは日を変えてそれぞれ、ゆっくりのんびりと自然の溪谷の美しさを愉しみながら歩くのがお薦めです。

スッカン沢ルートは、那須塩原の「雄飛の滝歩道線駐車場」からスタートします。ルート最終の滝「雄飛の滝」までは往復約2時間(休憩時間や写真撮影に要する時間は含みません)の行程です。一番最初に「素簾の滝(それんのたき)」が姿を現します。ここで注意すべきは写真のような「素簾の滝」の全貌は遊歩道上から見ることはできません。

まるで屋久島みたいな苔の森と「素簾の滝」に癒されて!

写真:趣美人 MAKKY

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遊歩道上にある「素廉の滝」の休憩ベンチから、沢方面へ降りて行き、スッカン沢を渡った対岸には、この場所が関東地方だという事が、信じられない光景が広がっています。さしづめ「屋久島」や『もののけ姫』の世界に迷い込んだのではないかと錯覚するような、不思議な気持ちにさせる「空間」がここにあります。

正面の岸壁を数百メートルに渡って流れ落ちる湧水が、簾(すだれ)のように滝群を造る様子は美しく、時の経つのも忘れるほど、いつまでも眺めていたい気分にさせる、魅力いっぱいの名瀑です。

まるで屋久島みたいな苔の森と「素簾の滝」に癒されて!

写真:趣美人 MAKKY

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遊歩道から「素簾の滝案内表示」の指し示す方向を見ると、写真の滝が見えます。この滝も「素簾の滝群」の一つであり満足できる立派な滝なのですが、苔むした太古のような森の奥に佇む、グリーンシャワーの絶景を体感するには、スッカン沢の浅瀬を注意深く見極めて、対岸に渡ります。(※沢を渡るには危険が伴いますので自己責任で、自信のない方は絶対におやめください)

「仁三郎の滝(舞姫滝)」とスッカンブルーの蒼い水を愉しむ

「仁三郎の滝(舞姫滝)」とスッカンブルーの蒼い水を愉しむ

写真:趣美人 MAKKY

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「素廉の滝」から6〜7分で「仁三郎の滝」です。この滝を最初に発見した人の名がつけられています。この周辺の水の色は、独特な青さで「スッカンブルー」と呼ばれています。

「仁三郎の滝(舞姫滝)」とスッカンブルーの蒼い水を愉しむ

写真:趣美人 MAKKY

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「仁三郎の滝」は別名「舞姫滝」とも呼ばれています。滝正面から見上げると、石の舞台の上で踊っている姿に見える事から付いた滝名です。

「仁三郎の滝(舞姫滝)」とスッカンブルーの蒼い水を愉しむ

写真:趣美人 MAKKY

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火山の成分が溶けて、光の反射により青く見えるスッカン沢。酢っ辛くて飲めない水であったことから、訛って「酢っ辛い沢」→「スッカン沢」になったと言い伝えられています。

超ド迫力の「雄飛の滝」はスッカン沢最大の名瀑だ!

超ド迫力の「雄飛の滝」はスッカン沢最大の名瀑だ!

写真:趣美人 MAKKY

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スッカン沢の数ある滝の中で最大の滝「雄飛の滝」です。流れ落ちる水量の多さから、半端じゃない水滴が飛び交います。真夏の温度も忘れるほどの、清涼感あふれる滝のマイナスイオンを感じる事ができます。家入レオさんの『ずっと、ふたりで』のMVは、この滝の前で撮影されました。

超ド迫力の「雄飛の滝」はスッカン沢最大の名瀑だ!

写真:趣美人 MAKKY

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スッカン沢に架かる「スッカン橋」は、明治時代の文献にも登場している「桂の大木」を取り囲むように設置されています。「雄飛の滝」へは、スッカン橋を渡る手前を右に折れ、沢沿い川上に向かって5〜6分歩きましょう。ほの暗い渓谷に囲まれた「雄飛の滝」が出現します。

超ド迫力の「雄飛の滝」はスッカン沢最大の名瀑だ!

写真:趣美人 MAKKY

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スッカン沢ルートの最終地には、火山の噴火によって形成された独特な形をした岸壁「薙刀岩」があります。ここから桜沢ルートの「咆哮霹靂の滝」までは、僅か600メートルなのですが、東日本大震災によりルート崩落のため通行止めになっています。

<スッカン沢・素廉の滝・仁三郎の滝・雄飛の滝の基本情報>
住所:栃木県那須塩原市スッカン沢・雄飛の滝線遊歩道沿い
アクセス:東北自動車道塩原ICより約70分

桜沢ルート最初の滝は雷鳴が轟くような「雷霆の滝」

桜沢ルート最初の滝は雷鳴が轟くような「雷霆の滝」

写真:趣美人 MAKKY

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矢板市八方の桜沢ルートは「山の駅たかはら」からスタートします。「山の駅たかはら」で、これから向かう桜沢の滝情報などをゲットしましょう。名物の北海道産濃厚ソフトクリームやお蕎麦などの食事も出来ますので、先ず腹ごしらえやトイレもここで済ませましょう。

桜沢ルート上の最初の滝「雷霆の滝」までは徒歩で約60分、その先の最終目的地である「咆哮霹靂の滝」までは更に約30分、合計90分の行程です。5〜6月の新緑の時期は歩道沿いに咲くツツジや野鳥のさえずりを聞きながら、歩き始めます。往路は、途中から延々と続く下り坂ですので比較的に楽なのですが、復路は逆に登り坂となりますので、ペース配分を考えながら歩を進めましょう。

桜沢ルート最初の滝は雷鳴が轟くような「雷霆の滝」

写真:趣美人 MAKKY

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途中の「山の神の石碑」あたりでチョット一息いれて、歩き始めると平行して流れている「桜沢」の水音が聞こえてきます。この辺には、大小さまざまな「名前のない滝」をたくさん目にする事ができます。

桜沢ルート最初の滝は雷鳴が轟くような「雷霆の滝」

写真:趣美人 MAKKY

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「雷霆の滝」を過ぎたら、深い渓谷の谷合に架かる「雷霆の吊り橋」を渡った先にある「咆哮霹靂の滝」を目指しましょう。

<雷霆の滝・基本情報>
住所:栃木県矢板市桜沢地内
アクセス:東北自動車道矢板ICより車で50分、「山の駅たかはら」より桜沢滝遊歩道を徒歩約60分

桜沢の最奥に待ち構える巨大な咆哮霹靂(ほうこうへきれき)の滝

桜沢の最奥に待ち構える巨大な咆哮霹靂(ほうこうへきれき)の滝

写真:趣美人 MAKKY

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桜沢ルートの最奥に在る「咆哮霹靂の滝」です。スッカン沢と桜沢が合流する出会いにある、見応えのある大きな滝です。「咆哮霹靂(ほうこうへきれき)」という難しいネーミングがカッコイイと評判の滝です。実際は「咆哮の滝」と「霹靂の滝」は別々の滝なのですが、同じ場所に左右に並んでいるので「咆哮霹靂の滝」と呼ばれています。

桜沢の最奥に待ち構える巨大な咆哮霹靂(ほうこうへきれき)の滝

写真:趣美人 MAKKY

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<「咆哮霹靂の滝」の基本情報>
住所:栃木県矢板市桜沢地内
アクセス:東北自動車道矢板ICより車で50分、「山の駅たかはら」より桜沢滝遊歩道を徒歩約90分

桜沢の最奥に待ち構える巨大な咆哮霹靂(ほうこうへきれき)の滝

写真:趣美人 MAKKY

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番外編として「おしらじの滝」をご紹介します。

スッカン沢・桜沢ルート5滝からは少し離れていますが、最近は超が付くくらいに有名になってしまった「幻のおしらじの滝」。地図には載っていない滝として、一部の滝マニア達だけが、情報を共有していましたが、現在では各地図検索でもしっかりと表示されています。

また県道56号線上の滝入り口には、近年駐車場が整備され、2018年5月には表示案内看板も設置されたので、迷うことなく「おしらじの滝」まで行けるようになりました。

雨上がりの晴れた日の、天候条件が良ければSNS映えする、美しい滝のパワースポットと呼ばれている、全貌を撮影することができるかも知れません。

<「おしらじの滝」の基本情報>
住所:栃木県矢板市下伊佐野
アクセス:東北自動車道矢板ICより車で50分、「山の駅たかはら」より那須塩原方面へ車で5分
※地図上でみると、スッカン沢・桜沢の両ルートの直ぐそばに表示されますが、直接行くことは出来ません。一旦県道56号線にでて「おしらじの滝・入り口」より、滝方面へ降りる方法がベストです。

「スッカン沢&桜沢」の滝巡りのまとめと注意点

いかがでしたか?北関東の秘境の地と言われているスッカン沢と桜沢ですが、最近では滝マニアの方々の聖地とも呼ばれ、SNS映えする美しい渓谷美や滝が、各メディアでも話題になっています。

本文中に記載の各行程の所要時間は、目的地までのおおよその時間です。休憩、食事やティータイムの時間および写真撮影などに必要な時間は含んでいません。両コースとも往路よりも復路に時間が掛かります。余裕を持った時間配分の計画を立ててください。

楽しい滝巡りをする前に、充分な準備が必要です。渓谷沿いの山道や、沢沿いを歩くことになりますので、足元はトレッキングシューズが最適で、その他に長袖のシャツ、手袋、日除けのための帽子、トレッキングストック(杖)※沢を渡る時にあると便利です。レインウエア、水、タオル、着替えのアンダーウエア等。

スマホなどの電波は圏外となりますのでご注意ください。単独での行動は避け、出来る限りグループでの行動をお奨めします。

※この近辺は時々“熊”の目撃情報があります。各自“熊避けの鈴”音の出るホイッスルやラジオなどを携行し、お互い声を掛け合いながら歩行するようにしてください。
万全の準備で決して無理をせず、思い出に残る素晴らしい滝巡りをお楽しみください。

2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/05/20−2018/05/15 訪問

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