太古の巨大植物 ヒカゲヘゴの原生林『やんばる憩いの森』

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太古の巨大植物 ヒカゲヘゴの原生林『やんばる憩いの森』

太古の巨大植物 ヒカゲヘゴの原生林『やんばる憩いの森』

更新日:2012/10/17 17:01

2012年5月、名護市中山にオープンした新名所「やんばる憩いの森」。1億年前から生息している巨大なシダ植物(ヒカゲヘゴ)の原生林を、気軽に散策することができる観光施設です。
ジュラシックパークに迷い込んだみたいな緑の森で、恐竜時代に思いを馳せながら、きれいな空気をいっぱい吸い込んでみませんか?

1億年前の姿を今に伝えるヒカゲヘゴ

1億年前の姿を今に伝えるヒカゲヘゴ
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空に向かってスーッと伸びるこの木は一見ヤシに見えますが、ヤシではなく大きなシダ植物(ヒカゲヘゴ)です。日本では奄美以南に生息していて、高さは10mを超えるものもあるそうです。

ヒカゲヘゴは1億年前に誕生した植物で、生きた化石とも呼ばれる貴重な種。1億年前といえば、7つの海も、5つの大陸もまだなかった頃。恐竜の全盛期で、霊長類はまだ出現していない時代です。気が遠くなるようなはるか大昔から、絶滅せずに今も生き続けているなんて、とてつもない生命力を持っているんですね。

見渡す限りのジャングルで空気が濃い!

見渡す限りのジャングルで空気が濃い!
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原生林の入り口に立つと、谷を見下ろす斜面いっぱいに南国のジャングル!圧倒される景観です。緑の勢いがパワフルで、空気も濃い気がします。谷には小さな川が流れていて、水の流れる音が涼しさを感じさせてくれます。

やんばる憩いの森は、紅いもタルトで有名な(株)お菓子のポルシェが経営している、ヒカゲヘゴの原生林を利用して作られた亜熱帯植物園です。散策コースは歩きやすく舗装されており、管理も行き届いている。だから、山歩きの装備や気合は必要ありません。これまではトレッキングで森の奥へ入っていかなければ見ることのできなかった光景を、普段着で気軽にふらっと楽しむことができます。

大きなクモの巣に道を阻まれたり、見たことのない昆虫が寄ってきて困るとか、そういうストレスなしにヒカゲヘゴの原生林をゆっくり楽しめるなんて、これまで苦労して森を歩き回っていたことを思えば画期的なことです。

かわいい新芽と8の字模様の秘密

かわいい新芽と8の字模様の秘密
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くるりんと丸まったゼンマイみたいなのは、ヒカゲヘゴの新芽です。フワフワした毛に覆われていて、なんかかわいい。この丸まった状態から起き上がり、葉を開きます。

ヒカゲヘゴは巨大とはいえワラビやゼンマイの仲間なので、新芽は食べられるそうです。アク抜きをしてから天ぷらや酢の物でいただくとのことですが、食堂のメニューで見かけたことはありません。食べたければ、自力で頑張るしかないみたいです。

幹に注目すると、8の字のような模様が刻まれています。模様は成長とともに葉が落ちた跡で、成長の証が一目瞭然です。

実はこの模様、「触るとお金持ちになるさー」と地元育ちの方がこっそり教えてくれました。由来は、8の字の楕円形の模様が小判と似ているから。ちなみに、私は何度も触っているのですが、触り方が悪いのか効果はいまだに現れておりません…。

原生林ビューのカフェもあります

原生林ビューのカフェもあります
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原生林の入口と出口はカフェになっていて、カフェの奥には紅いもパイの工場があり、見学することができます。ヒカゲヘゴの原生林を見下ろす絶好のロケーションで出来立てのスイーツをいただけるのは、県内でもここだけです。

やんばる憩いの森は、「お菓子御殿」という大型土産物店の裏側にあります。「お菓子御殿」のレジで入場券を購入し、エレベーターで地階に降りるとカフェがあり、カフェの奥にやんばる憩いの森への入り口がある、という構造。2階には地元食材でBBQを楽しめるレストランもあり、楽しみ方が色々と用意されています。
原生林の散策路は4種類ほどあり、一番手軽なコースだと所要時間は15分程度。

場所は、沖縄そば街道と呼ばれる県道84号線中山交差点のすぐ近く。付近には沖縄そばを食せるお店がたくさんありますし、美ら海水族館からのアクセスも便利です。ドライブの休憩がてらに、太古のロマンを感じるヒカゲヘゴを見に行ってみませんか?沖縄は海もいいけど山もいいですよ!

※地図やカーナビでは旧施設名「やんばる亜熱帯園」と表示されている場合があります。

掲載内容は執筆時点のものです。

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