あわら温泉の夜は、湯けむり横丁の赤提灯とほっこり芦湯へ誘われて

あわら温泉の夜は、湯けむり横丁の赤提灯とほっこり芦湯へ誘われて

更新日:2018/06/19 11:32

泉 よしかのプロフィール写真 泉 よしか 女子目線温泉ライター、キッザニアマニア
あわら温泉に泊まったら、ぜひ訪れてほしいのが「湯けむり横丁」と「芦湯」。どちらもえちぜん鉄道三国芦原線「あわら湯のまち駅」からすぐで、温泉街の旅館からもお散歩がてら歩けます。

レトロ雰囲気満載、屋台の飲み屋が連なる「湯けむり横丁」と、源泉掛け流しの足湯が5つの「芦湯」であわら温泉の夜がもっと楽しくなる!

あわら温泉には二つの駅がある!?

関西の奥座敷こと、福井県のあわら温泉に電車でアクセスする場合、JR北陸本線「芦原温泉駅」またはえちぜん鉄道三国芦原線「あわら湯のまち駅」を利用すると思います。

実はこの二つの駅間は、結構離れていて約4キロほど。ですから温泉街から遠いJRの「芦原温泉駅」から来た人は、タクシーまたは旅館の送迎車などを使って温泉街に向かわなければなりません。

一方、えちぜん鉄道の「あわら湯のまち駅」は温泉街の南端。あわら温泉の旅館のほとんどからお散歩がてら気軽に歩けるほどよい距離感。

あわら温泉には二つの駅がある!?

写真:泉 よしか

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今回ご紹介するのはその「あわら湯のまち駅」北側の、「あわら湯のまち広場」にある「湯けむり横丁」と「芦湯」。車やJRであわら温泉にアクセスする方も、ぜひあわら温泉に泊まった夜にはこの広場まで歩いてみてください。

あわら温泉には二つの駅がある!?

写真:泉 よしか

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あわら温泉湯けむり横丁はまるで昭和の雰囲気

あわら温泉湯けむり横丁はまるで昭和の雰囲気

写真:泉 よしか

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まるで昭和の時代にタイムスリップしたみたい!そんな印象の「あわら温泉屋台村 湯けむり横丁」。

赤提灯が灯りマッチ箱のような屋台が並ぶこの横丁は、実は古いものではなく2007年に作られたもの。とはいえ中身は地元に溶け込んだ庶民の世界そのもの。譲り合って座るほどの狭い店内には観光客だけでなく地元のお客さんも多く、ちょっとお酒が入れば「どこから来たの?」「今日はどの辺回ったの?」とフレンドリーな会話が飛び交います。

あわら温泉湯けむり横丁はまるで昭和の雰囲気

写真:泉 よしか

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湯けむり横丁の屋台は炭火焼きの焼き鳥屋、細ちぢれ麺のラーメン屋、女性店主の鉄板焼屋など個性豊か。旨い日本酒の飲み方を教えてくれる海鮮の店もあります。

写真のお店は串揚げの「Morimoto Aji(森本 味)」。この店は屋台と言ってもどこか洒落た内装で、女性でも抵抗なく入れます。

あわら温泉湯けむり横丁はまるで昭和の雰囲気

写真:泉 よしか

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注文すればすぐ、揚げたての串揚げがカウンターから。手を伸ばして頬ばれば思わずアッチッチと嬉しい悲鳴があがるかも。

地元出身で、以前は東京で洋食屋を営んでいたという店主夫妻の作る料理は、カリッと焼いたフランスパンに揚げたカマンベールチーズを載せるなど、どこかフレンチの風味。奥様手作りのデザートがまた絶品なのです。

<あわら温泉屋台村 湯けむり横丁の基本情報>
場所:えちぜん鉄道「あわら湯のまち駅」前
問い合わせ先:0776-77-1877(あわら温泉情報処おしえる座ぁ)

湯けむり横丁だけじゃない、芦湯もチェック!

湯けむり横丁だけじゃない、芦湯もチェック!

写真:泉 よしか

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「あわら温泉湯のまち広場」でもう1ヵ所ご紹介したいのは「芦湯」。ここは2014年に作られた数寄屋風建築の屋内足湯で、5つの湯槽に二本のあわら温泉源泉を、単独あるいはミックスして掛け流しにしています。

湯けむり横丁だけじゃない、芦湯もチェック!

写真:泉 よしか

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もちろん利用料は無料。タオルを持っていない場合は、自販機で購入できます。このタオルにはあわらおもてなしキャラクターの湯巡権三くんがプリントされているのでお土産にも。

湯けむり横丁だけじゃない、芦湯もチェック!

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あわら温泉芦湯の楽しみ方

あわら温泉芦湯の楽しみ方

写真:泉 よしか

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芦湯の湯槽の周囲には、鬼師(鬼瓦職人)の作った「嫁おどし肉つき」の場面を再現した作品も。

あわら市の民話「嫁おどし肉つき」は人間の嫉妬をあらわしたなかなか恐ろしい物語。あらすじを記したパネルもあるので、足湯をはしごしながらご覧ください。

あわら温泉芦湯の楽しみ方

写真:泉 よしか

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円形の「円満の湯」の足湯はジャグジーになっていて中央にテーブル付き。家族風呂と掘りごたつをイメージして作られました。昼間はここで足湯につかりながら勉強をする地元の学生の姿も見られるとか。湯の町らしい風情ですね。

この円満の湯の正面に飾られたステンドグラスの窓も見どころです。

あわら温泉芦湯の楽しみ方

写真:泉 よしか

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中央のユニークな足湯は「舟の湯」。実は舟形はあわら温泉のルーツともいえる形なのです。

もともとあわら温泉は田んぼの中から発見されました。当初は用水路で使う端舟を浴槽に使って大変な人気だったそうですよ。この足湯に足をひたして当時に思いを馳せてみてください。

<あわら温泉 芦湯の基本情報>
住所:福井県あわら市温泉1-203
利用時間:午前7時〜午後11時 年中無休
電話番号:0776-78-6767(あわら市観光協会)
アクセス:えちぜん鉄道「あわら湯のまち駅」下車すぐ

あわら温泉に泊まったら、湯けむり横丁と芦湯へ

あわら温泉には旅館、民宿などあわせて20軒以上の宿があります。宿泊したらぜひ、「あわら温泉屋台村 湯けむり横丁」、「芦湯」のある「あわら湯のまち広場」まで出かけてみてください。

ご紹介した他にも、「あわら湯のまち広場」には、舞妓・芸妓変身体験のできる伝統芸能館(要予約)、魯迅の恩師であった医師・藤野厳九郎の旧宅を移築した藤野厳九郎記念館などの見どころがあります。

2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

取材協力:あわら市・坂井市

掲載内容は執筆時点のものです。

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