アメリカのカルフォルニア州とネバダ州に位置するデスバレー国立公園。アメリカの国立公園の中では最大級の面積で、その広さはなんと13,000平方キロメートル以上!ロスやラスベガスから日帰りも可能で、「これぞアメリカの大地」と実感できる場所です。
北アメリカで最も低い地点「バットウォーター」や塩の結晶が隆起した「デビルズゴルフコース」など見どころも多くあります。
「バットウォーター」は海抜がマイナス86mと北アメリカ大陸で最も低い地点。塩分を含んだ水が低い盆地に集まり乾燥して、白い雪のような地面が広がります。青空と塩の白い地面のコントラストが美しい場所ですが、夏になると気温は50度以上になり、白い地面の照り返しは強烈なので帽子、サングラス、日焼け止めは必需品です。
岩のようにゴツゴツとした塩の結晶が広がる「デビルズゴルフコース」。もちろんゴルフコースではありませんが、「こんな荒れ果てたところでゴルフをするのは悪魔くらいだ!」というジョークで名付けられた場所です。塩の結晶は岩のように固く、また歩きつらい不整地ですので、サンダルや半ズボンは転んだときに怪我をする恐れがあるので避けたほうが良いでしょう。
デスバレーのところどころに生えてる風変わりな植物「ジョシュアツリー」は、この荒涼とした大地に色を添えてくれます。この植物はユッカの仲間で、高さは最大で13メートルほどの大きさになり、樹齢は平均で150年にもなるといいます。標高が比較的高いエリアに生育しており、デスバレーの西側のエリアで見ることができます。
ダイナミックな景色を楽しめるデスバレーですが、実はある種のマニアに世界的に大人気の場所があります。通称「スターウォーズキャニオン」と呼ばれる谷は、アメリカ軍の戦闘機が低空飛行訓練で谷を通過することで知られており、自分の足元より低い場所を、戦闘機が轟音を上げながら高速で通過するという大迫力のシーンに出会えます。
デスバレー国立公園の周囲は、荒涼とした人も住まないエリアということもあり、多くの軍事基地が点在しています。そこからアメリカ海軍や空軍の戦闘機が飛来します。
公開訓練ではないので、いつ何時に来るかは公表されていませんが、概ね谷に戦闘機が通過するのは、平日の9時から17時頃となります。土曜日や日曜日、またアメリカの記念日などにはフライトは期待できません。
このエリアは携帯電話は圏外で、またガソリンスタンドや商店も無いので車の燃料は満タンにし、万が一に備えて水と食料を持参するのをお勧めします。
デスバレーを訪れる最も簡単な方法は、ラスベガス発のツアーに参加することです。旅行代理店では日帰りから数日間のツアーまで、様々なプランがあるので行きたい場所をよく確認しましょう。
自由にデスバレー国立を周るにはレンタカーが一番です。道は、ひたすら直線なので難しいことはありませんが、山間部ではカーブもあるのでスピードの出し過ぎには注意しましょう。また、コヨーテなどの野生生物の飛び出しにも要注意です。
レンタカー利用ですと、ロサンゼルスやラスベガスからアクセスとなります。
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