みなさんは、タイのサトウキビ生産量は、世界第四位ということをご存じですか?
そんなタイの上質のサトウキビを使ったラム酒を作っているのが、プーケットの南、チャロンエリアという観光スポットとして「プーケットZOO」にほど近い場所にある「チャロンベイ蒸溜所」です。
数年前までは、プーケット産のラム酒もこの工場もなかったので、今現在も地元の人でもプーケットでラム酒を醸造していることやその醸造所が存在することを知らない人が多いまだ歴史は浅いラム酒工場です。
とはいっても、味はお酒のプロも太鼓判!すでに毎年イギリスで開催されるお酒の品質を競う「インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション」そして、日本を代表するウィスキー「響」や「白州」も最高賞を受賞している「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション」の、2つの酒類の世界的コンペテッションで金賞を受賞しているクオリティ高いラム酒を製造しています。
オーナーは若いフランス人の方で、施設の造りも青々としたサトウキビやレモングラスに囲まれてとても開放的。シンプルでナチュラルで自然の優しさが漂っているのがとても印象的です。
14:00から1時間おきに開催される工場見学ツアーはおおよそ20分〜30分かかります。
参加費は、施設見学とテースティング、ライムとミントがたっぷり入ったモヒート(キッズの場合は、アルコールが入っていないモクテルモヒート)が1杯ついて、おひとり様450バーツ(日本円で1530円ほど)。
工場見学ツアーには、事前予約は不要ですが、開催時間10分前には現地へ到着するようにしましょう。
申し込みは、施設内入って左手奥にある南国風かやぶき屋根のバー&ブティックエリアのバーカウンターで行います。
南国風の茅葺き屋根のバー&ブテックスペースは、心地よい風が流れるスペース。
木の素材をそのまま生かしてつくったテーブルや、ビンテージチェアのような味のある青いイス。バーカウンターに、白を基調としたパネルに並ぶおしゃれなフォント文字、一角にはブテックスペースになっていて、おしゃれなラム酒ボトルも並んでいて一瞬ここはタイではなく、カリブ海にある旧フランス植民地にいるような錯覚に落ちてしまいそうになります。
見学で訪れる人以外も、のんびりとした風景に囲まれて南国フルーツを使った豊富な種類のモヒートやタパスなどを含む軽食を楽しむだけにいらっしゃる方も多いです。
申し込みとお支払いを済ませると、たっぷりのクラッシュアイスにミント、そしてライムがたっぷり入った見た目も爽やかなメイソンジャーカクテルを、バーエリアで見学前にいただきます。
見学が始まる前に飲み切らない場合は、飲みながら見学に参加することも可能ですのでご安心を。
見学は、英語かフランス語での説明になります。
まずは、ラム酒についての説明から始まります。ラム酒は製造原料によって2つの製造方法に分かれるのだそう。そのうち、バカルディやハバナクラブをはじめとする、市場に出回っているほとんどのラム酒は、「インダストリアルラム」と呼ばれているタイプのラム酒。サトウキビから砂糖を作るときにできるモセラスと呼ばれる糖蜜でつくられているタイプのお酒です。
このタイプのラム酒は、サトウキビの収穫などにも影響を受けずに、年間を通して製造できるのが特徴で、どちらかといえば、カクテルベースなどに使われることが一般的。
こちらの醸造でつくられているラム酒が、地元の農家と提携して無農薬栽培で作ったサトウキビのしぼり汁をそのまま使った、サトウキビ本来の味と香りを堪能できる「アグリコールラム」。手間暇かけて作られるラム酒は、味わい深くストレートでもまろやかな口当たりを楽しむことができる希少価値が高いラム酒です。
見学は、その後「アグリコールラム」の最初の過程であるサトウキビを絞る作業などを説明。次に案内していただくのが、製造のメイン過程にあたる、フランスからやってきたといわれる立派な銅製蒸留器です。ボトルに入れるまでの熟成期間は、8ヵ月。手間も時間もかけて作られる基調なラム酒ということがよくわかります。
最後は、瓶詰めの過程を行っている部屋を外から見学します。こちらのラム酒は、瓶詰からラベル貼りまですべて手作業で行っています。
ちなみにラベルには、「チャロンベイ」という名前しか記載されていません。それは、商品表記に問題があるので、「ラム」という名前はラベルに記載できないということ、そして、ラム酒のアルコール度数は通常44%〜45%ですが、タイの法律上アルコール40%のお酒しかつくれないということなどを説明していただきます。
見学の最後は、バーカウンターエリアにもどり試飲の時間になります。こちらのラム酒は、オリジナルラム酒の他にタイ特融のハーブを使用した5つのフレーバーラム酒も販売しています。
試飲する前には、工場見学の際に説明してくれたラム酒の材料になるサトウキビジュースも味わうことができます。
次に、ベーシックなラム酒をいただき、最後に、現在発売されている「レモングラス」「シナモン」「タイスイートバジル」「ライム」「カッファーライム」5つのフレーバーがあり、お好みのフレーバーをテイスティングすることができます。
もちろん、飲めるのであれば全フレーバーをテイスティングすることも可能です。
ちょっと強いお酒が苦手な方は、手作りの2種類のシロップも用意してくれているので、お好みでそちらを入れてテイスティングすることもできます。
お口直しには、お土産としても販売している手作りのパイナップルジャムもいただきます。
こちらでは、月曜日と木曜日に3つのお好みのカクテルがつくれるタパス付きの「カクテルワークショップ」(2h/1700THB)も開催されていまするようなので、もっとラム酒を楽しみたいという方にはおすすめです。
こちらのラム酒は、タイ国内だけではなく、デンマーク、ドイツ、フランスなどのヨーロッパ諸国をはじめ、イギリス、シンガポール、香港、オーストラリアさらには、今後アメリカでも販売される予定です。
プーケット島内でも一部のホテルや大型スーパー、空港のデューティーフリーでもお土産として購入できますが、ほとんどがオリジナルフレーバーとその一部のフレーバーしか購入できません。
さらに、こちらのブテックが世界中で一番お安く購入できるそうなので工場見学にきたら迷わずお土産は購入した方がよいでしょう。
まだまだ新しいブランドのラム酒なので、これからビンテージ品も期待できる「チャロンベイラム」100%プーケット産のラム酒をみなさんぜひ味わいに行って下さい。
住所:14/2 MOO 2 SOI PALAI 2 T. CHALONG A. MUANG, PHUKET 83130
電話番号:+66-00-93-575-1119
アクセス:「プーケットZOO」の通りに入り店舗看板がでてきたらそのまま右に曲がり、突き当り左に曲がるとすぐ右手。
バー&ブテック:11:00〜22:00
見学ツアー:毎日14:00〜/15:00〜/16:00〜/17:00〜/18:00〜
所要時間 約20分〜30分
料金 450バーツ
※含まれるもの 見学ツアー、テースティング、モヒート1杯
カクテルワークショップ:月曜日&木曜日(要予約)
所要時間 2時間
料金 1700バーツ
※含まれるもの 3カクテル タパス 見学ツアー
2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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