写真:しの
地図を見るこけしで有名な土湯温泉から徒歩で25分ほど、車ではでこぼこの山道を進んだなかなかの山奥にあるのが不動湯温泉です。
こちらは大正時代に開業し、詩人の高村光太郎、智恵子夫妻も療養に訪れたという歴史ある温泉です。
元々は温泉宿でしたが、2013年にほぼ全焼してしまいました。素晴らしい温泉の復活を望む声も多く、現在は日帰り入浴施設として冬季以外の土日祝日のみ営業しています。
駐車場は道路わきにあり、入口をくぐった横にある階段を下りたところに休憩所(受付)があります。戦時中は疎開してきた子どもたちも使用していたという建物はどこか懐かしい風情を残しており、湯上りに一息つくのにぴったりです。
火災を免れたこの休憩所は当時の面影そのままに、純和風の癒しの空間となっています。
写真:しの
地図を見る休憩所から草花を眺めながら少し歩いたところに「長命階段」と呼ばれる長い階段があります。勾配が急でやや薄暗く、人ひとりがやっと通れるほどの細長い階段なので、より一層「この先に秘湯が待っているのでは」とわくわくする気持ちがかきたてられるのではないでしょうか?
写真:しの
地図を見る階段の中腹にあるガラス張りの内風呂は「檜の湯」。単純泉のやわらかい湯が檜に包まれて癒し効果抜群です。
窓越しには森の木々を眺めることができ、小さいながらも総檜の浴槽からは優しい単純泉の湯の恵みを満喫できます。湯温は高いので、体が温まります。
こちらの「檜の湯」はボディーソープ、シャンプー、脱衣場にはドライヤーが完備されていますので、秘湯に不慣れな女性の方でも安心です。
写真:しの
地図を見る「檜の湯」の建物を出るとまた階段があり、そこを下ると「谷間の露天風呂」があります。
途中、春過ぎに咲くカタクリの花や、小川のせせらぎも楽しむことができます。
写真:しの
地図を見る「谷間の露天風呂」は小川のすぐわきにあります。
こちらの露天風呂は男女共同の混浴で扉や囲いはありません。階段を降りた手前側に脱衣場、奥に露天風呂があり、小さな滝や小川のせせらぎで自然が体感できます。
写真:しの
地図を見る「谷間の露天風呂」は2〜3人入ればいっぱいになる小さな露天風呂ですが、渓谷わきにある岩風呂は秘湯感満載。
「檜の湯」が熱湯に対して「谷間の露天風呂」はぬる湯。リラックスしながら楽しむことができます。ナトリウムー炭酸水素塩、塩化物、硫酸塩泉で微硫化水素臭がするお湯はお湯は美肌効果もあります。無色透明に見えますが白濁する日もあり、非常にたくさんの湯花がふわふわと舞う濃厚な温泉です。
住所:福島県福島市土湯温泉町字大笹25
営業時間:午前10時から午後5時 最終受付 午後4時30分
営業日:土・日・祝日のみ
電話番号024-595-2002
アクセス:JR福島駅からバス「土湯温泉」下車徒歩25分
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/9更新)
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