写真:Etsuko Ciao
地図を見る鉄道玄関口のミラノ中央駅は、国内とヨーロッパを結ぶ巨大ターミナル。その乗降数は1日約40万人、年間145億人。
1864年開設後、交通量の需要を支えるため1931年に建築家ウリッセ・スタッキーニ氏の設計で現在のミラノ駅が完成。装飾を施した華やかな内装に「世界で最も美しい駅」と建築家フランク・ロイド・ライト氏が語るほど。乗車せずとも見学の価値はあります!
写真:Etsuko Ciao
地図を見る21番線まである発着ホームの天井は高く、解放感ある半アーチ型の屋根が特徴。ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニ出演の映画「ひまわり」で、別れのシーンに使用されました。
駅内にはバール、本屋、コスメショップ等多数の店舗で買い物を楽しめます。地下スーパーは7時から22時迄営業でトリュフ塩やバルサミコ酢、ワイン、チョコレート等のお土産品が購入でき大変便利です。
写真:Etsuko Ciao
地図を見る中央駅は地下鉄M1とM3が通っています。市内観光は地下鉄の1日券(abbonamento)4.5ユーロが便利。1回券1.5ユーロもありますが、3回以上の移動は1日券がお得で、トラムも乗車可能です。さらに1日券は24時間有効。例えば6月1日9時に使用開始したら6月2日の9時前まで有効です。自動販売機はおつりが出てこない時があるので、売店で直接店員さんから買う方がいいでしょう。
<ミラノ中央駅の基本情報>
住所:Piazza Duca d’Aosta, 1、20124 Milano
写真:Etsuko Ciao
地図を見るミラノのシンボル「ドゥオモ」。正式名称はサンタ・マリア・ナシェンテ教会「生まれつつある聖母のための教会」の意味。1386年ヴィスコンティ家の領主により着工。幾度も戦争を経て最終的にイタリアへ侵攻したナポレオンの命により1816年に完成。400年以上を費やした必見の観光名所です。
外観だけでも見応えありますが、内部と屋上の見学もぜひ!屋上の守護聖母マドンナーニと135の守護聖人、ミラノを一望する風景は壮観です。屋上はヴィスコンティ監督の映画「若者のすべて」のロケ地です。
見学チケット代は、内部+ドゥオモ美術館で3.5ユーロ、屋上はエレベーターで13.5ユーロ、階段で9.5ユーロ。チケットは種類があるので関連MEMOをご覧下さい。
<ドゥオモの基本情報>
住所:Piazza del Duomo, 20122 Milano
写真:Etsuko Ciao
地図を見るドゥオモ横に位置するガレリアは、巨大なガラス天井のショッピングモール。1865年から1877年に建築家ジュゼッペ・メンゴーニ氏により建築されました。正式名称はイタリア初代国王の名から、ガレリア・ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世と名付けられました。
ガレリア内にはプラダの本店、グッチ、ヴェルサーチ等の高級ブランド店が並び、エレガントな雰囲気に溢れています。ガレリアで朝食をいただくのもオススメ。朝から優雅さに浸れます。
写真:Etsuko Ciao
地図を見るガレリアの人気スポットは、床タイルのトリノの紋章の牡牛(トリノはイタリア王国最初の首都)。牛の急所を踏みつけ回転すると幸せになると言われ、順番待ちの人気。午前中早い時間は空いているのでお試し下さい。
<ガレリアの基本情報>
住所:Galleria Vittorio Emanuele II, 20121 Milano
写真:Etsuko Ciao
地図を見る14世紀後半、ヴィスコンティ家により建設された居城。ヴィスコンティ家に跡継ぎがなくスフォルツァ家が継ぎ、防御のため増改築をしました。ミラノ公国黄金期の建物で、当初は星型の広大な城郭でしたがナポレオン侵攻により一部破壊され現在は1/4の敷地面積に。
城内博物館には、ミケランジェロ最後の作品「ロンダニーニのピエタ」が展示されています。
写真:Etsuko Ciao
地図を見る城内の紋章に見覚えのある方いらっしゃるかもしれませんね。ミラノは高級車アルファロメオの発祥地。実はアルファロメオの大蛇は、ヴィスコンティ家の紋章に由来しています。
<スフォルツェスコ城の基本情報>
住所:Piazza Castello, Milano
写真:Etsuko Ciao
地図を見るお城の見学後はランチ休憩!ドゥオモへ向かうダンテ通りは、両側にカフェがズラリ勢揃い。好みのお店でパスタやジェラート食べて、午後の散策に備えましょう!
写真:Etsuko Ciao
地図を見るファッションの発信地ミラノへ来たら、モンテナポレオーネ通りはいかが?プラダ、グッチ、フェラガモ、フェンディなどイタリアを代表するブランドが勢揃い。
約500メートルの通りは、ハイセンスなミラネーゼが道を行き来し、華やかなショーウィンドーを眺めるだけでも心が弾みます。
写真:Etsuko Ciao
地図を見るファッション以外のお店も見逃せません。イタリア発の香水ショップ「アクア・ディ・パルマ」で自分の香りをゆっくり選んだり、老舗菓子店マルケージやコ―ヴァで、ティータイム楽しむことができます。関連MEMOをご覧下さい。
<モンテナポレオーレ通りの基本情報>
最寄駅:地下鉄M2線モンテナポレオーレ駅
写真:Etsuko Ciao
地図を見るお手頃価格のお買い物は、ブエノスアイレス通りがおすすめ。ミラネーゼの生活に密着した通りで、H&M、無印、スアロフスキー、UPIM他、イタリア発のコスメショップも数店連ねます。
ピッツェリア、ジェラテリアも通り沿いに多数あり食事も困りません。ミラノ中央駅から徒歩15分程で散策しながら行くのも楽しいです。
<ブエノスアイレス通りの基本情報>
最寄駅:地下鉄M1線ロレート駅からポルタ・ヴェネツィア駅
写真:Etsuko Ciao
地図を見る夕方のアペリティーボはミラノが発祥。イタリアのディナーは20時開始が多く、少し前に食前酒を楽しむ意味でアペリティーボが1990年代に始りました。ドリンク一杯分を支払い、ビュッフェ式の軽食をいただきます。
写真:Etsuko Ciao
地図を見るメニューは、生ハム、サラミ、サラダ、パスタ、フリット等食べ放題です。(ドリンクは飲み放題ではありません)
アペリティーボで有名なのは、運河沿いのナヴィリオ地区。ミラネーゼにも人気で18時には多数の人で賑わうため、早めに席の確保を。他には、モスコーヴァ駅からポルタ・ガリバルディ付近はゆっくりおしゃべりしながらアペリティーボを楽しめます。
<ナヴィリオ地区の基本情報>
最寄駅:地下鉄M2線、トレニタリアのポルタジェノヴァ駅
大都市の観光巡りは、朝早めのスタートが一日の流れを決めるといっても過言ではありません。見学の混雑を避ける意味でも、観光のスタートはお早めに。ドゥオモやスフォルツェスコ城といった歴史建築物と、夕方はアペリーティボで満喫されて下さいね!
2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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