新たな魅力を発見!国宝「松本城」視点を変えて観てみよう

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新たな魅力を発見!国宝「松本城」視点を変えて観てみよう

新たな魅力を発見!国宝「松本城」視点を変えて観てみよう

更新日:2018/06/26 15:27

浦賀 太一郎のプロフィール写真 浦賀 太一郎 週末トラベラー

黒を基調とした天守が魅力の国宝「松本城」は、日本に12しか残っていない天守の一つで、長野県の代表的な観光スポットです。ミシュランの観光版で三ッ星を獲得したことから、海外からもアツい視線が注がれています。そんな松本城ですが、ファインダー越しの視点をちょっとだけ変えてみたり、通常の登城ルートからちょこっとはみ出してみたりするだけで、今まで気が付かなかった松本城の新たな魅力を発見できるんですよ!

国宝天守をちょっと遠巻きに眺めてみよう!

国宝天守をちょっと遠巻きに眺めてみよう!

写真:浦賀 太一郎

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国宝・松本城は現在松本城公園として整備されており、本丸以外は無料で見学することができます。メディアでよく紹介される、「天守と背後に聳える北アルプス」の写真も、無料区間で撮影することができるんですよ。比較的簡単に撮影できる構図であることから多くの人々が撮影に臨み、余念なくシャッターを切っていますが、構図としては少し語りつくされた感があるのもまた事実。

そんな時は、数歩下がってカメラを向けてみて下さい。北アルプスの雄大さと天守のカッコよさはそのままに、松本城公園の広々とした水堀まわりの雰囲気がしっかり伝わる構図になり、今までの「松本城感」に一石を投じる一枚が撮れますよ!

国宝天守をちょっと遠巻きに眺めてみよう!

写真:浦賀 太一郎

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本丸内に入ると、圧倒的な天守の存在感に感動すること請け合いです。ここでも、一歩引いた目線での撮影を試みてはいかがでしょうか。天守の手前に広い芝生のスペースがあります。実はこの場所は、江戸時代初期には松本の政庁で、殿様が暮らしていた本丸御殿がありました。

江戸中期に火事で全焼し、その後は再建されることなく二の丸御殿に移りますが、こちらも明治期に焼失してしまいました。御殿跡の往時を偲びながら、季節の花が生けられ、のんびりとした雰囲気の芝の緑と空の青を広々と撮影してみましょう。現存する12の天守で、こんなに開けた空の下にあるお城は、松本城だけですよ!

滞在時間を延長!国宝・松本城ライトアップ

滞在時間を延長!国宝・松本城ライトアップ

写真:浦賀 太一郎

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行楽シーズンは天守に登るために長蛇の列ができる松本城ですが、夕方以降は人影まばらに、静かな市民の憩いの場としての時間が待っています。地元の人が天守を横目に散歩したり、ランニングしたりと、昼間の喧騒がまるで幻の様にうってかわります。22:00までライトアップされる天守は、昼間の「黒」が印象的な勇壮さは影を潜め、「白」が印象的な柔らかい雰囲気に変わっています。

滞在時間を延長!国宝・松本城ライトアップ

写真:浦賀 太一郎

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この国宝天守の「夜の顔」を、混雑から解放された公園内で気ままに散策することができます。お堀に映る逆さ天守を撮影するもよし、お堀端のベンチに座って物思いにふけりながら天守を独り占めするもよし、昼間とは格段に自由度が上がっているのです!

滞在時間を延長!国宝・松本城ライトアップ

写真:浦賀 太一郎

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ライトアップは、二の門(高麗門)もおすすめです。城門は閉ざされており、ここから園内へは入れませんが、ぼんやりと照らされた城門と控塀(ひかえべい)は、闇に浮かび上がるようで幻想的ですよ!

月夜に佇む漆黒の天守!早暁の天守も必見

月夜に佇む漆黒の天守!早暁の天守も必見

写真:浦賀 太一郎

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少し夜更かしになってしまいますが、ライトアップが終わってからの松本城は、「あぁ、江戸時代の夜のお城って、こんな感じだったのかもしれないなぁ」と実感することができます。22:00以降は街の灯りも随分減っているので、月の光に照らされて影だけになった天守は、楽しい松本の旅の、一日の〆にはうってつけの美観といえるでしょう。

月夜に佇む漆黒の天守!早暁の天守も必見

写真:浦賀 太一郎

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翻って日の出の時間帯の松本城も美しいです。ぼんやりした朝靄が次第に晴れていき、太陽の光が天守をクッキリとした陰に変えていきます。信州での素晴らしい一日の始まりに相応しい景観ですよ!

天守からの展望は最高!市役所は穴場絶景スポット

天守からの展望は最高!市役所は穴場絶景スポット

写真:浦賀 太一郎

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松本城の天守に登ってみましょう。松本市内には展望台や公園は数多くあれど、この松本城の最上階から眺める景観はまさしく無双といっても過言ではありません。北アルプス連峰を広く望めることはもちろん、松本市街や遠く中央アルプス、塩尻峠や美ヶ原方面、重要文化財の旧開智学校などなど、360度パノラマ、遠く近くの全てを見晴るかすことができます。

天守からの展望は最高!市役所は穴場絶景スポット

写真:浦賀 太一郎

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松本城を一歩引いた目線でみるなら格好の穴場がココ!お城のすぐお隣。松本市役所の最上階展望スペース。松本城公園の全てを一望することができます。復元された太鼓門枡形の構造も一目瞭然ですし、松本城と北アルプスの絶景を、遮るものなく眺めることができます。

開放されるのは8:30〜17:15、年末年始と土日祝日はお休みです。市役所の方がお仕事中なので、見学はお静かにお願いします!

ガッツリ巡りたい人にはこちら!城外に出て規模を実感

ガッツリ巡りたい人にはこちら!城外に出て規模を実感

写真:浦賀 太一郎

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小見出しにウッカリ「城外」と書いてしまいましたが、実は松本城の規模は、現在の何倍も大きく、総構(そうがまえ)という縄張りでした。城下町もひっくるめて城郭の一部とした近世城郭の完成形とも言える、壮大なお城だったのです。

現在は遺構らしい遺構はほとんどありませんが、総堀の名残(写真)が街中に残っていたり、松本巡りでは欠かすことのできない、グルメやお土産が充実し、古い町並みが素敵な「縄手通り」や「中町」も、本来城郭の一部だったとも言えるのです。

ガッツリ巡りたい人にはこちら!城外に出て規模を実感

写真:浦賀 太一郎

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西総堀土塁公園には総堀の土塁の痕跡を見ることができますし、松本城下に欠かせない湧水群は、町を歩けばコンビニよりも多いんじゃないかと思うくらい、あちこちで見かけることができます。写真は西堀公園の湧き水です。「松本城の全貌に迫りたい!」という方は、ぜひ天守から離れて、城下町をぶらぶら、総構えの痕跡を探ってみて下さい!

世界からも熱視線の集まる国宝・松本城。今回紹介したように、ちょっと視点を変えてみると、まだまだ松本城には多くの魅力が潜んでいるんですよ!信州松本の旅路の参考にして下さいね。

国宝 松本城の基本情報

住所:長野県松本市丸の内4-1
電話番号:0263-32-2902
アクセス:JR松本駅徒歩15分。バスは松本駅お城口から乗車、松本城・市役所前下車すぐ。
営業時間:終日開放。本丸〜天守は8:30〜17:00(最終入場 16:30・時期により変動あり・年末年始休業)

※総構えの遺構や湧水群については、松本城公式HPなどにおすすめルートやデジタルパンフレットが掲載されています。

2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/04/30−2018/05/01 訪問

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