和歌山県「太地町立くじらの博物館」でクジラとの“ふれあい体験”

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和歌山県「太地町立くじらの博物館」でクジラとの“ふれあい体験”

和歌山県「太地町立くじらの博物館」でクジラとの“ふれあい体験”

更新日:2018/06/13 17:02

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者

和歌山県太地町は、約400年前に古式捕鯨が発祥した捕鯨文化の根付く町です。その太地くじら浜公園にある「太地町立くじらの博物館」は、捕鯨に関する資料を約1000点以上も展示するクジラの博物館です。博物館の屋外では、クジラ・イルカショー、ふれあい桟橋では、餌あげ体験にカヤックアドベンチャーなど、各種イベントが楽しめます。「太地町立くじらの博物館」で、クジラたちとのふれあい体験を満喫してみませんか?

「太地町立くじらの博物館」とは

「太地町立くじらの博物館」とは

写真:モノホシ ダン

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「太地町立くじらの博物館」は、沿岸捕鯨で栄えた捕鯨400年の歴史と技術を後世に伝えることを目的に、1969年(昭和44年)に開館しました。写真の“本館”には、クジラの生態や、捕鯨に関する資料が約1000点、展示されています。

「太地町立くじらの博物館」とは

写真:モノホシ ダン

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本館は3階建てで、1階の大ホールには、「太地町古式捕鯨ジオラマ」や、セミクジラ、シャチなどの全身骨格標本を展示しています。また、ミュージアムショップでは、クジラやイルカに関するグッズのほかに、太地町の特産品やクジラ加工食品などを販売しています。

2階では、大ホールのセミクジラの全身骨格標本のもとになったクジラの模型(写真)があります。模型は、実際に型を取り、グラスファイバーで作られた等身大模型です。さらに、その後方には、太地町の古式捕鯨で、勢子の役目をする「勢子舟(せこぶね)」が吊るされています。

勢子舟とは、江戸時代、鯨を網に追い込み、銛を打つ役をした船のことです。ほかに2階では、世界の海に80種類以上いるといわれるクジラたちを紹介しています。

「太地町立くじらの博物館」とは

写真:モノホシ ダン

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本館の3階では、様々な種類の銛や剣、近代捕鯨銃砲類などを展示しています。近代捕鯨銃砲類は、和歌山県指定文化財にも登録されています。写真は、ミンククジラが1日に食べるエサの量を表したもの。

ヒゲクジラ亜目に属するクジラの一種であるミンククジラは、1日に420kgものエサを食べています。これは、自分の体重の3パーセント〜7パーセントに相当する物凄い量です。クジラの保護も大切ですが、クジラによる海洋資源の減少にも、目を向ける必要があるということをお分かりいただけると思います。

本館の屋上から周囲を一望してみよう

本館の屋上から周囲を一望してみよう

写真:モノホシ ダン

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本館の屋上からは、イルカショープールやクジラショーエリア、ふれあい桟橋、海洋水族館(マリナリュウム)などを一望できます。見えている骨格標本は、強化プラスチック製のシロナガスクジラの原寸大標本。シロナガスクジラは、世界で最も大きい動物で、原骨格は、1880年(明治13年)に、日本と同じ捕鯨国家であるノルウェーで捕獲された体長26mのメスのものです。

本館の屋上から周囲を一望してみよう

写真:モノホシ ダン

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屋上から正面に見える船は、捕鯨船「第一京丸」といい、北洋・南氷洋捕鯨で活躍した共同船舶株式会社の捕鯨船でした。全長69.15m、総重量は1150tです。1961年(昭和46年)11月に完成して、2007年(平成19年)8月に現役を引退するまで活躍し、山口県の下関港で係留されていました。

捕鯨文化の歴史を後世に伝えるため、太地町にやってきたのは、2012年(平成24年)2月で、大型クレーン船によって、太地くじら浜公園に陸揚げされました。なお、内部の一般公開は行われていません。

ダイナミックなパフォーマンスの「クジラショー」

ダイナミックなパフォーマンスの「クジラショー」

写真:モノホシ ダン

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太地町立くじらの博物館では、イルカショーおよびクジラショーを行っています。ショータイムは、イルカショーが約10分間、クジラショーは約15分間で、それぞれ1日に4回の開催です。開催時間につきましては、関連MEMOをご覧下さい。

ところで、イルカショーはもちろん楽しいですが、やはり、オススメはダイナミックなパフォーマンスのクジラショー。クジラというと、その巨体から瞬発力が低いと思われがちですが、実際はイルカに勝るとも劣らない、俊敏な動きを見せてくれます。写真は、2頭のゴンドウクジラによる、コンビネーションジャンプです。

ダイナミックなパフォーマンスの「クジラショー」

写真:モノホシ ダン

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クジラショーで活躍するのは、クジラとしては最も小型な「ゴンドウクジラ」の仲間です。体長は2m〜5mで、頭部が丸いのが特徴です。とても軽快なジャンプで、空中にぶら下げてあるボールを難なく突くこともできます。

ダイナミックなパフォーマンスの「クジラショー」

写真:モノホシ ダン

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クジラショーでは、夏休み期間中限定で、トレーナがクジラの背中に乗って進むパフォーマンスを披露してくれます。

「ふれあい桟橋」での各種イベント体験も楽しい

「ふれあい桟橋」での各種イベント体験も楽しい

写真:モノホシ ダン

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クジラショーエリアのすぐ近くにある「ふれあい桟橋」では、“カヤックアドベンチャー”“ビーチでふれあい”“エサあげ体験”などのイベントを楽しむこともできます。受付時間は、9時から15時30分まで。写真は“カヤックアドベンチャー”で、カヤックに乗って、クジラたちにアプローチできます。

カヤックの上からは、寄り添うようにして泳ぐクジラたちにエサをあげることもできます。所要時間は約10分。料金はひとり1000円。定員は、大人2名で必ず、カヤックの操作が可能な方が1名乗船するのが条件です。

「ふれあい桟橋」での各種イベント体験も楽しい

写真:モノホシ ダン

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“ビーチでふれあい”というイベントでは、ふれあいの浜で、胴付き長靴(ウェーダー)を着用して、トレーナーと一緒に海の中へ。目の前でクジラの大きさや動きを体感しながら、優しく触れることができます。クジラの肌触りの良さを体感してみて下さい。所要時間は約5分で、料金はひとり1000円です。

「ふれあい桟橋」での各種イベント体験も楽しい

写真:モノホシ ダン

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“エサあげ体験”は、バケツ1杯分に入ったエサを与えるもので、その尾びれの垂直上昇力に驚かされることでしょう。料金は300円です。

アルビノのバンドウイルカや白変種のハナゴンドウも必見

アルビノのバンドウイルカや白変種のハナゴンドウも必見

写真:モノホシ ダン

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海洋水族館(マリナリュウム)では、アルビノのバンドウイルカが飼育されています。2014年(平成26年)1月18日に、くじらの博物館に搬入されたもので、全身の色素が無い「アルビノ(先天性色素欠乏症)」と考えられ、飼育を通して研究が行われることになりました。

アルビノのバンドウイルカや白変種のハナゴンドウも必見

写真:モノホシ ダン

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さらに、アルビノではありませんが、白変種のハナゴンドウも暮らしています。2014年(平成26年)11月28日にやってきたもので、体色が白いことから、捕食者に見つかりやすいため、自然界での生存率は、アルビノと並んで、非常に低いといわれています。くじらの博物館では、天敵もいないため、のびやかに暮らしている様子を見ることができます。

このように「太地町立くじらの博物館」は、日本の捕鯨発祥の地としての歴史や文化を学べるだけでなく、くじらの博物館ならではのクジラショーやクジラとのふれあいを体験できる施設です。南紀方面を訪れたなら、ぜひ、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

太地町立くじらの博物館の基本情報

住所: 和歌山県東牟婁郡太地町太地2934-2
電話番号:0735-59-2400
入場料金:おとな(高校生以上)1500円 小中学生800円
営業時間:8:30〜17:00(年中無休)
アクセス:JR新大阪駅から特急くろしお号でJR太地駅まで約3時間50分、JR太地駅から町内循環バスで約10分
車利用の場合は、阪和自動車道すさみ南ICから約1時間

2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/16−2017/12/23 訪問

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