地ビールでメジャー観戦！コロラド・ロッキーズ本拠地「クアーズ・フィールド」

• デンバーのホテル最安値を見る
• デンバー行きツアー最安値を見る
• デンバー行の航空券最安値を見る

「クアーズ・フィールド」にある紫の座席の秘密とは？

写真：ザーカー 久美子

地図を見る

1995年にオープンしたメジャーリーグ(MLB)「コロラド・ロッキーズ (Colorado Rockies)」の本拠地「クアーズ・フィールド(Coors Field)」は、20世紀初めに建てられたレンガ造りの建物や倉庫を利用したショッピング＆ダイニングエリア「ロウアーダウンタウン」、通称「ロードー(LoDo)」に位置します。

野球場の正面にはデンバーの北にアトリエを構える彫刻家ジョージ・ランディーン(George Lundeen)氏のブロンズ像があり、台座にはメジャーリーグにおいての人種差別撤廃やマイナーリーグの整備に尽力したブランチ・リッキー(Branch Rickey)氏の言葉が記されています。

写真：ザーカー 久美子

地図を見る

約5万人を収容する野外スタジアムは、美しい天然芝が続くように緑色の座席で占められているのですが、3階席の後ろから6列目だけはチームカラーの紫になっています。なぜだかわかりますか？これは海抜1マイル(約1609m)を示しており、「マイルハイ・シティ」と呼ばれる山岳都市デンバーを象徴しているんです。そして、1塁側からは雄大なロッキー山脈の稜線を見晴るかすことができます。

写真：ザーカー 久美子

地図を見る

このスタジアムは気圧が低いために空気抵抗が少なく、平地よりも9%、およそ12mも打球が伸びるという特徴があります。こんな打者有利の球場でノーヒットノーランを樹立したのが「ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)」の野茂英雄投手(当時)で、20年以上たっても未だに記録は破られていないんですよ。さすがは世界のNOMO！

球場についてもっと知りたい！という方は「クアーズ・フィールド見学ツアー(Coors Field Tours)」に参加しては？およそ90分間でメジャーリーグの野球場の表と裏が丸わかり！試合観戦がますます楽しくなること間違いなしですよ。

メジャーリーグ観戦しながらオレンジ風味のビールで乾杯

写真：ザーカー 久美子

地図を見る

野球観戦しながらのビールって最高ですよね。デンバーは100以上もの地ビール工場や工場直営パブを有する“地ビール天国”として知られていますが、なんとこの球場には地ビール「ブルームーン(Blue Moon)」の醸造所＆パブ「サンドロット(The Sandlot)」が併設されています。

提供元：VISIT DENVER

https://www.denver.org/

ビールの本場・ベルギーで醸造技術を学んだキース・ヴィラ(Keith Villa)氏は、バレンシアオレンジの皮を使用したビール「ブルームーン」を生みだしました。シトラスの香りとほのかな甘み、なめらかでクリーミーな後味のビールは人気を博し、今ではアメリカを代表するビールに成長。定番はもちろん、季節限定ビールをパブで飲み比べてはいかが？

提供元：Coors Field and VISIT DENVER

https://www.denver.org/

ビアガーデン好きにおススメなのが１塁側にあるバルコニー席「ルーフトップ(The Rooftop)」。野球観戦チケットがあれば誰でも入場可能で、試合開始2時間前からオープンしています。こちらには２つのバーと「CHUバーガー(CHUBurger)」があります。

デンバーのグルメの主流である「ファーム・トゥ・テーブル(Farm-to-Table)」とは、「地元のとれたて食材を地元でいただく」を意味し、このお店でも牧草で飼育された「グラスフェッド」の牛肉や新鮮野菜などコロラド産の食材を使用しています。ビールの香味をつけるのに用いられるホップとアンガス牛を使った名物バーガー「CHUバーガー (CHUBurger) 」は必食。

名監督＆名選手で目指すはワールドシリーズ初制覇！

写真：ザーカー 久美子

地図を見る

2018年にチーム創立25周年を迎えた「コロラド・ロッキーズ」。今季就任2年目のバド・ブラック(Bud Black)監督は、投手としての現役時代に「カンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)」のワールドシリーズ初優勝に貢献し、監督になってからは「サンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)」を率いた2010年に最優秀監督賞を受賞。ロッキーズにおいては監督就任初年度にしてチームを8年ぶりのプレーオフに導きました。名監督の手腕に期待大！

写真：ザーカー 久美子

地図を見る

チームの有力選手筆頭と言えばチャーリー・ブラックモン(Charlie Blackmon)外野手。2017年には本塁打100本の記録を達成し、首位打者と最多安打をＷ受賞。そして、同じく外野手のカルロス・ゴンザレス(Carlos Gonzalez)選手も攻守ともに素晴らしい成績を挙げています。また2017年にメジャーデビューを果たしたライアン・マクマホン(Ryan Patrick McMahon)内野手など若手選手の台頭が著しいチームなので、ワールドシリーズ初制覇はそう遠くないかもしれません。

ロッキーズにはかつて松井稼頭央選手など日本人メジャーリーガーが在籍していましたが、現在はひとりも所属していません。しかし、同じナ・リーグ西地区のドジャースと対戦する機会があり、運が良ければ前田健太投手との対決が見られるかも。

• デンバーのホテル最安値を見る
• デンバー行きツアー最安値を見る
• デンバー行の航空券最安値を見る

選手とファンの一体感がハンパない！メジャーリーグ生観戦

提供元：Rich Grant and VISIT DENVER

https://www.denver.org/

待ちに待ったプレーボール！
ロッキーズのバッターが打席に立つ度に、熱のこもったファンの声援が球場に響き渡ります。バッターがヒットを放つやいなや観客はスタンディングオベーション！メジャーリーガーの大迫力のプレーとファンの熱気に、きっと感動することでしょう。ぜひぜひスタジアムで、目と耳と肌と心が震える試合を体感してください。

ちなみにロッキーズの選手がホームランを放つと、バックスクリーンにあるロッキー山脈を模した庭園の噴水が盛大に吹き上がります。こちらもお見逃しなく。

写真：ザーカー 久美子

地図を見る

オーロラビジョンに時々現れるこちらのアニメーション。球団のマスコットキャラクターで背番号00の「ディンガー(Dinger)」です。スタジアム建設時に恐竜の骨と“ディンガーの卵”が発見されたことから誕生しました。ファンサービスたっぷりの紫色のトリケラトプス「ディンガー」も要チェック。

写真：ザーカー 久美子

地図を見る

野球観戦しながらのビールやファストフードを満喫した後には、スイーツはいかがですか？日本では、女性のビールの売り子さんがスタジアムのアイドル的存在ですが、こちらでは売り子さんの多くが男性。しかも綿あめや串に刺さったイチゴのチョコレートがけを売り歩きます。甘いものが欲しくなったら、恥ずかしがらずに思い切って声をかけてみましょう。

標高1600ｍにある清々しい高原のスタジアム「クアーズ・フィールド」で、迫力満点のメジャーリーグをぜひ生観戦してくださいね。

クアーズ・フィールド(Coors Field)の基本情報

住所：2001 Blake Street, Denver, Colorado
電話番号：+1-303-292-0200
アクセス：ユニオン駅(Union Station)から徒歩約10分

〈一旅一首〉
大リーガーのファウルボールを素手で捕るくらいの希望はある恋だった

2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。