写真:肥後 球磨門
地図を見る岡山県と鳥取県の県境にある蒜山(ひるぜん)高原で食べることができる「ひるぜん焼きそば」。2011年に開催された「B級ご当地グルメの祭典 B-1グランプリ」に出場した「ひるぜん焼きそば好いとん会」がみごと金賞に輝きました。2018年7月現在10店舗が「ひるぜん焼きそば好いとん会」の認定店として各店自慢の「ひるぜん焼きそば」を提供しています。
焼きそばを専門に提供する認定店が多い中、異色のお店があります。それが「手打ちうどん やす房」です。讃岐うどんの聖地といわれる香川県の丸亀で営業していた店主が蒜山の地に魅せられ店舗ごと移住し手打ちうどんのみならず、ひるぜん焼きそばも始めて大人気になっています。
写真:肥後 球磨門
地図を見るやす房の焼きそばが他店と違うのは器と温泉卵です。焼きそばを注文すると運ばれてくるのが固定燃料で温められた熱々の皿で、その上に出来上がった焼きそばをのせるのです。
ひるぜん焼きそばの特徴は秘伝の味噌タレ。讃岐の味噌おでんにヒントを得て試行錯誤の末に出来上がった特製タレが絡んだ麺が、熱々の鉄板の上で香ばしく焦げて食欲をそそります。
写真:肥後 球磨門
地図を見る温泉卵はお好みで。最初からのせて玉子にも火を通しながら麺にからめてもいいし、玉子ナシで少し焼きそばを食べた後からのせて違う味で楽しんでも。鉄板が熱せられ続けているので最後までアツアツ焼きたてが続きます。
手打ちうどんのお店が手掛ける絶品ひるぜん焼きそば、おススメの一品です。
写真:肥後 球磨門
地図を見る2009年のB-1グランプリで秋田県横手市の「横手やきそば暖簾会」が出展した「横手やきそば」が金賞に輝きました。その横手やきそば暖簾会の協力によって実現したのが「あさぜん焼きそば」です。
ひるぜん焼そばに横手やきそばの特徴である目玉焼きをトッピングしたもので、目玉焼きは完成度を追及するあまり横手やきそば暖簾会メンバーを蒜山に招いて直接指導を受けたという筋金入り。たかが目玉焼き、されど目玉焼き。すごいですね。
「あさぜん焼きそば」は「あさ」が付くように午前中しか食べられません。岡山県と秋田県、地域を超えたコラボレーションメニューとなった話題作なので午前中に蒜山高原に到着してブランチとしていただいてはいかがでしょうか。
写真:肥後 球磨門
地図を見るあさぜん焼きそばが食べられるのは「ひるぜん焼きそば好いとん会」認定店のうち7店です。多くの店の営業開始時間が11:00からなのに、あさぜんが食べられるのは11:30までとすごく短い時間なのです。
早い時間から食べられるのが米子自動車道蒜山IC近くにある道の駅「風の家」です。10:00から11:30まで提供されているので、早い時間に「あさぜん」、そしてお昼に別の店で「ひるぜん」と、はしごしてはいかがでしょうか。
写真:肥後 球磨門
地図を見る「あさぜん」、「ひるぜん」とあればやはり「よるぜん」ですね。よるぜん焼そばのテーマは「お酒に合う大人味」。ピリ辛のスパイシーな味付けが特徴で、ひるぜん焼きそばの具材がキャベツと鶏肉なのに対しよるぜん焼きそばはニラや鶏のハラミ、軟骨などが使われています。
具材といい、濃い味付けといいお酒によく合うよういにアレンジされている夕飯におススメの焼きそばです。
写真:肥後 球磨門
地図を見るお酒に合う濃い味付けということはもちろん白飯にも。ご飯がすすみます。お酒が飲めない方にもおススメの一品です。
写真:肥後 球磨門
地図を見る写真のよるぜん焼きそばは「ひるぜん高原センター」内にあるレストラン「ファーミー」のものです。
「ひるぜん焼きそば好いとん会」認定のお店で「よるぜん焼きそば」を提供しているのは3店です。「よるぜん」の提供は17:00からが基本なのですがファーミーのみ15:00から提供されます。17:00までは待てないという方にはおススメです。
一日中蒜山高原で楽しんだ後に「よるぜん」に舌鼓を打てば楽しい蒜山高原の旅行になるのではないでしょうか。
写真:肥後 球磨門
地図を見るひるぜん焼きそばを認定している「ひるぜん焼そば好いとん会」。「好いとん(すいとん)」は、蒜山に棲む妖怪で悪い人間の居るところにどこからともなく現れる妖怪『粋呑(スイトン)』が由来です。
認定店の前には粋呑の描かれたのぼりが立っています。
写真:肥後 球磨門
地図を見るひるぜん焼そばを自宅でも食べるたい!そんな方におススメなのが「ひるぜん焼そば好いとん会」認定の『ひるぜん焼そばセット』やB-1グランプリで使用した『秘伝の甘辛ダレ』です。ひるぜん焼そばセットは道の駅「風の家」や「ひるぜん高原センター」などで、秘伝の甘辛ダレは公認された10店舗で販売されているのでお土産に買って帰り、自宅で美味しいひるぜん焼きそばを楽しんではいかがでしょうか。
ひるぜん焼そばには定義があり、『味噌ベースの甘辛タレ』『鶏肉』『蒜山高原キャベツ』の3つが揃っていることが必要です。味噌ダレは各店が特にこだわっているもので、50年以上引き継いできた自慢のタレやオヤジ好みの味付けのタレなど多種多様。
各店を食べ歩き、さらに「あさぜん」「よるぜん」とひるぜん焼そば三昧の時間を蒜山高原で過ごしてはいかがでしょう。あまりの美味しさについつい食べすぎてしまうかも。
2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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