萩で日本近代化の足跡を見よ!「明治日本の産業革命遺産」3選

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萩で日本近代化の足跡を見よ!「明治日本の産業革命遺産」3選

萩で日本近代化の足跡を見よ!「明治日本の産業革命遺産」3選

更新日:2018/07/05 14:23

島塚 渓のプロフィール写真 島塚 渓 トラベルライター
幕末から明治にかけての激動期日本の記憶が眠る町、山口県萩市。ここは近代化を成し遂げた日本を語るうえで、はずすことのできない町としてユネスコから認められ「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として世界遺産に登録されました。今回は萩市のなかで世界遺産に認定されている3つの観光スポット「萩反射炉」「松下村塾」「恵美須ヶ鼻造船所跡」を紹介するので、ぜひとも実際に萩に足を運んでみてください!
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明治日本の産業革命遺産とは?

明治日本の産業革命遺産とは?

写真:島塚 渓

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「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」とは、岩手から鹿児島にまたがる8つのエリアに点在する、日本が近代化を成し遂げるうえで重要とされる23施設の総称です。幕末の1850年代から明治末期の1910年にかけて、日本は西洋の技術を参考としながらも、造船や製鉄などの分野で後の工業立国の土台を築くことに成功します。わずか50年ほどで、西洋の技術が非西洋地域に移転し、経済的発展が成し遂げられたことが評価され、2015年に世界遺産に登録されたんです。

明治日本の産業革命遺産とは?

写真:島塚 渓

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「明治日本の産業革命遺産」のなかで、萩市にあるのは、「萩反射炉」「恵美須ケ鼻造船所跡(えびすがはなぞうせんじょあと)」 「大板山(おおいたやま)たたら製鉄遺跡」「萩城下町」「松下村塾」の5つ。もともと幕末の雄藩として知られていた長州藩は、近代化にも積極的で、13代藩主毛利敬親(もうりたかちか)の時代に「萩反射炉」や「恵美須ヶ鼻造船所」の建設を決定しています。これが後に、多くの人材を生み、倒幕から明治維新へと日本を動かす原動力ともなっていくのです。

幕末の製鉄への執念を感じさせる世界遺産

幕末の製鉄への執念を感じさせる世界遺産

写真:島塚 渓

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鉄を鋳造する施設として作られたのが、こちらの「萩反射炉(はぎはんしゃろ)」。当時、西欧列強の進出に対抗する必要性から、海防目的の鉄製の大砲を作るため、1856年に完成した施設です。反射炉は温度を上昇させる燃焼室と金属を精錬する炉床が別になっており、発生した熱を天井や壁で反射させながら炉床に届けることから、この名前が付けられました。現在は安山岩を積み上げた10.5mの煙突部分の遺構のみが残されているだけですが、当時の反射炉が現存しているのは、萩と静岡県の韮山(にらやま)だけとなっています。

幕末の製鉄への執念を感じさせる世界遺産

写真:島塚 渓

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実はこの反射炉、規模が小さく実用として使われた形跡が残っていません。萩藩の古文書にも「安政3年(1856)に反射炉を試作的に築いて大砲などの鋳造を試みたが、本式に反射炉を築造することを中止した」と書かれていることから、実験的な炉だったと考えられています。ですが、この萩反射炉は、近代化に向けた当時の人々の試行錯誤を示す資料として貴重なことから、世界遺産に登録されているんです。

<萩反射炉の基本情報>
住所:萩市椿東4897-7
料金:無料

多くの有能な人物を育て上げた松下村塾

多くの有能な人物を育て上げた松下村塾

写真:島塚 渓

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「松下村塾(しょうかそんじゅく)」は幕末の志士、吉田松陰が主宰した私塾のこと。現在は松陰神社の境内にあり、幕府から幽閉を命じられた3年弱の間に、高杉晋作や伊藤博文、山縣有朋といった明治維新の原動力となるような人物を育て上げた場所となっています。吉田松陰は教育者として有能であったことから、この松陰神社は学問の神様を祀るスポットとしても信仰を集めています。

多くの有能な人物を育て上げた松下村塾

写真:島塚 渓

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もともとこの松下村塾は、黒船に乗り込んで密航を企てた吉田松陰が、長州藩から謹慎を命じられたときに利用していた建物。幽閉中の松陰のもとに近所の若者たちが教えを請いに集まったことが、松陰が先生になるきっかけとなりました。松下村塾には多くの才能ある若者が集まり、当初からあった8畳に加えて、10畳半の部屋を増築しているのが特徴。講義室には松陰の肖像画と当時の机が今でも展示されています。

<松下村塾の基本情報>
住所:萩市椿東1537(松陰神社敷地内)
電話番号:0838-22-4643
営業時間:外観のみ見学自由

多くの有能な人物を育て上げた松下村塾

写真:島塚 渓

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松陰神社の境内にある「吉田松陰宝物館 至誠館」は平成21年(2009)に完成した吉田松陰に関わる書簡や本などを展示した施設。館内は有料展示室と無料ゾーンに分かれていて、それぞれ詳しい説明が書かれているので、歴史が苦手な方でも親しみやすい内容となっています。

<吉田松陰宝物館 至誠館の基本情報>
住所:萩市椿東1537(松陰神社敷地内)
営業時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
料金:大人・大学生500円、高・中生250円、小学生100円

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造船所の遺構が見られる世界遺産

造船所の遺構が見られる世界遺産

写真:島塚 渓

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「恵美須ケ鼻造船所跡(えびすがはなぞうせんじょあと)」は、長州藩が西洋式の軍艦を製造した造船所の遺構。1856年にこの造船所が完成した後、丙辰丸(へいしんまる)と庚申丸(こうしんまる)という二隻の軍艦をここで造営しています。前期はロシア、そして後期はオランダという2つの西洋の国の技術を用いて作られた、大変貴重な造船所なんです。

造船所の遺構が見られる世界遺産

写真:島塚 渓

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現在、恵美須ケ鼻造船所跡として見ることができるのは、石を積み上げて作られたこちらの防波堤。9:00〜17:00の間は、ガイドさんも常駐しているので、積極的に話を聞いてみるのもいいかもしれません。

<恵美須ケ鼻造船所跡の基本情報>
住所:萩市椿東5159-14
ガイドがいる時間:9:00〜17:00

世界遺産が集まる町、萩市

山口県萩市は幕末から明治にかけての近代化に燃える日本の情熱を体感できる場所です。比較的まとまったエリアのなかで世界遺産をいくつもみることのできるお得なエリアとなっています。みなさんもぜひ萩市に出かけて、貴重な世界遺産を自分の目で確かめてみてください!

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/05/05 訪問

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