お宮像が指輪をしてる?意外に奥深い熱海の王道スポット

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お宮像が指輪をしてる?意外に奥深い熱海の王道スポット

お宮像が指輪をしてる?意外に奥深い熱海の王道スポット

更新日:2018/06/20 08:38

野水 綾乃のプロフィール写真 野水 綾乃 温泉ライター、安くていい宿案内人

昔も今も変わらぬ人気を誇る温泉観光地の雄、熱海。そんな熱海で絶対におさえておきたい王道の観光スポットには、そこにまつわるユニークなトリビアや、意外と知られていない情報が!「金色夜叉のお宮の銅像は指輪をしてる?」「熱海にある日本一短いロープウェイって?」などなど、はじめての人はもちろん、行ったことがある人も再び訪れてみたくなる、熱海の王道スポットの奥深い魅力をご案内します。

「貫一お宮の像」のお宮の指に光る指輪の正体は?

「貫一お宮の像」のお宮の指に光る指輪の正体は?

写真:野水 綾乃

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まずは熱海を代表する観光スポット「貫一お宮の像」へ。熱海駅から仲見世通り商店街を抜け、海岸方面に下る道を歩いて15分ほど。はじめてだと路地で迷いやすいので、熱海駅から出発している周遊バス「湯〜遊〜バス」を利用し、3つ目の「お宮の松」バス停で降りるとすぐ目の前にあります。

明治半ばに新聞などで連載され、熱海の名を全国に広めた尾崎紅葉の小説『金色夜叉』。主人公・貫一とお宮の別れの場面を表現したのが、この「貫一お宮の像」です。

「貫一お宮の像」のお宮の指に光る指輪の正体は?

写真:野水 綾乃

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お宮の指をよく見てみると、左手の中指に指輪のような出っ張りがあるのが分かります。貫一を裏切り、資産家の御曹司との結婚を選んだお宮。原作にはその御曹司の指に輝く「金剛石(ダイヤモンド)」に周囲が驚く記述があります。お宮の指に光る指輪も、その御曹司からもらったダイヤモンドの指輪だそうです。

このダイヤモンド、文中で値段は300円と書かれています。今の価値にすると、なんと600万円。ダイヤモンドに目がくらんでしまうほど、光輝いていたことでしょうね。

「熱海サンビーチ」のロゴをデザインしたのはあの芸術家

「熱海サンビーチ」のロゴをデザインしたのはあの芸術家

写真:野水 綾乃

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貫一お宮の像からそのまま海岸沿いに出ると「熱海サンビーチ」が続いています。裸足で歩きたくなるような白い砂浜が印象的ですが、この砂、もともと熱海のものではありません。

熱海サンビーチが整備されたのは1986(昭和61)年。それまではコンクリート護岸と消波ブロックが並ぶ味気ない海岸でしたが、もっと人々が親しめる海岸にしようと砂浜が造られました。熱海の海岸は本来黒い砂のため、白い砂を房総から運んだそうです。

「熱海サンビーチ」のロゴをデザインしたのはあの芸術家

写真:野水 綾乃

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この熱海サンビーチの看板にあるロゴ、ローマ字で熱海サンビーチと読めます。このロゴをデザインしたのは、実は有名な芸術家。

版画家、作家、映画監督とマルチに活躍したアーティストの池田満寿夫のデザインです。氏は1982(昭和52)年から1997(平成9)年に亡くなるまで、熱海の地で暮らしました。

この素敵なロゴマーク、実はもうひとつどこかに描かれています。それはビーチの沖合に波を抑えるために設けられている「離岸堤」の上。ビーチからは見えませんが、熱海の高台からなら確認できるかもしれませんよ。

まるでゴジラ?熱海の源泉「熱海七湯」の大湯間歇泉

まるでゴジラ?熱海の源泉「熱海七湯」の大湯間歇泉

写真:野水 綾乃

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熱海サンビーチから熱海銀座商店街を来宮駅方面へ歩いていくと、まるで煙を吐くゴジラのようなスポットが現れます。これは熱海に古くから残る源泉「熱海七湯」のひとつ、「大湯間歇泉」です。

かつては世界の三大間歇泉にも数えられ、地面を揺らしながら湯と湯気を数十メートルも噴き上げていたそうですが、昭和初期に自噴が止まり、現在では4分に1回のペースで人工的に間歇泉を再現しています。湯の噴き出す勢いが往時をしのばせます。

まるでゴジラ?熱海の源泉「熱海七湯」の大湯間歇泉

写真:野水 綾乃

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大湯間歇泉の近くには、同じく熱海七湯のひとつの「小沢の湯」があります。ここでは噴き出す蒸気で温泉玉子を無料で作って食べることができます。半熟の場合は7〜8分、固ゆでの場合は10〜15分でできあがり。小沢の湯は塩分を含んだ源泉ですので、ほんのり塩味を含んだ美味しい温泉玉子になりますよ。生卵は目の前の商店か、コンビニで購入できます。

人気のパワスポ「来宮神社」大楠。葉の香りはあの匂い?

人気のパワスポ「来宮神社」大楠。葉の香りはあの匂い?

写真:野水 綾乃

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大湯間歇泉からさらに山側へ進み、JRの線路下のトンネルをくぐると、「来宮神社」の赤い鳥居が見えてきます。

来宮神社といえば、このご神木の大楠。樹齢は2000年以上、そして幹の太さは約24メートル、高さ26メートルという本州1位(全国2位)の大きさを誇っています。

参拝のしかたは大楠の幹の周りを一周するというもの。周囲は清々しい空気に満ちていて、大楠の圧倒的なその生命力に抱かれているような心地になります。天変地異にも耐えてきたその樹齢にあやかり、幹を一周すると寿命が一年延びると信じられ、また願いごとを誰にも言わずに一周すると願いが叶うとも言われています。

人気のパワスポ「来宮神社」大楠。葉の香りはあの匂い?

写真:野水 綾乃

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大楠の落ち葉を拾って匂いを嗅いでみると、頭がすーっとするような爽やかな香りがします。これはクスノキからとれる精油成分の樟脳(しょうのう)の香り。古くは衣類の防虫剤としても使われた、爽やかな木の香りです。

神社オリジナルのアロマオイル「SOU」も販売されていて、クスノキからとれる樟脳をベースにした木の香りです。お守り授与所などがある参集殿や本殿でも、このアロマの香りが優しく迎えます。

<来宮神社の基本情報>
住所:静岡県熱海市西山町43-1
電話番号:0557-82-2241
料金:拝観無料

日本一短い?ロープウェイで「熱海城」の絶景足湯をめざせ

日本一短い?ロープウェイで「熱海城」の絶景足湯をめざせ

写真:野水 綾乃

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最後に有名な「熱海城」へ訪れてみましょう。「湯〜遊〜バス」で直接、城のある山上まで行くこともできますが、はじめてならぜひ「アタミロープウェイ」でアクセスしてみてください。

このロープウェイ、ゴールの山頂駅が山麓駅から見えてしまうぐらい、日本一短いロープウェイなんです。乗車時間はわずか3分ですが、眼下に遠のく温泉街と相模湾の景色は一見の価値アリ!

日本一短い?ロープウェイで「熱海城」の絶景足湯をめざせ

写真:野水 綾乃

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熱海城の6階展望台からも360°に広がる大パノラマを堪能できますが、意外と知られていないのが1階の足湯。1階とはいえ海抜120メートルあり、相模湾の眺望は格別です。海に浮かぶ初島や大島を眺めながら、散策の疲れを癒せます。

また、ロープウェイの山頂駅には、日本で唯一となった大人のテーマパーク「熱海秘宝館」が隣接しています。昔ながらのローテクでくすりと笑えるHな仕掛けが満載です。

<熱海城の基本情報>
住所:静岡県熱海市曽我山1993
電話番号:0557-81-6206
料金:
熱海城 入館料/大人900円、
アタミロープウェイ片道400円、往復600円、
熱海秘宝館 入館料/1700円(入館料+ロープウェイ往復セット券1800円)

ボランティアガイドと巡るツアーも

「熱海まち歩きガイドの会」では、今回紹介したような熱海の歴史にまつわる名所を丁寧な説明を交えながら巡るツアーを開催しています。ツアー料金は1人500円〜。興味がある方はmemoのホームページからお問い合わせください。

2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/03/19−2018/03/20 訪問

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