バンコクから一番近い島は、バンコクに隣接したノンタブリー県のパーククレット郡にあります。交通手段はMRTを使って島に比較的近いプラナンクラオブリッジ(Phra Nang Klao Bridge)駅で下車し、それからタクシーを使う方法が一つ。
もう一つはバンコク中心部より、最初からタクシーを使う方法。片道約1時間で300バーツ程度。クレット島はバンコクの人たちも気軽に観光し、そして有名な場所ですので、間違うことなく向かえるでしょう。
島に渡るには船を使う必要がありますが、タクシーならほぼワット・サナーム・ヌア(Wat Sanam Nua)というお寺付近に停車します。このお寺の間を通り抜けて奥に進むと、2,3分で川沿いの乗船口に到着します。
船が見えたらそのまま乗船して下さい。ところで船旅と言っても片道わずか２分！あっという間にチャオプラヤー川を渡り、クレット島に到着します。
支払いは下船してすぐの場所。なお、戻りの船賃もクレット島側となります。料金は片道日本円で１０円以下というのも驚きでは？
上陸後、右側に進みましょう。まず、通りの左に見えるのがワット・パク・アオ(Wat Pak Ao)です。アユタヤ王朝時代からという古い歴史があるお寺で、内部は黒い壁に黄金の仏陀という作りとなっており、落ち着きの中にも神々しさが感じられるお寺。足を止めてみて下さい。
マーケットを抜けて直進し、突き当ったら右折。そこにあるのがムタウ仏塔です。歴史は古くアユタヤ王朝時代となり、この仏塔も３００年の歴史を誇っているのです。
なぜ、傾いているのか？これは長年の浸食によるものです。この不思議な景観のムタウ仏塔は周囲を歩くことが出来ますが、靴を脱ぐことを忘れないようにして下さい。
クレット島のマーケットは長い距離があり、道の両側には様々な店が並んでいるため飽きることがありません。中には操り人形の恐竜で子供たちを楽しませる人も。
動物の小物類の大きさは２～３ｃｍで、値段は６個日本円で１５０円程度と格安。かわいい動物を見つけてみましょう。
竹細工などの加工品も多く、落ち着いた雰囲気があり古き良きタイを感じさせる物があります。時間の許す限り、お気に入りの品やお土産品を探してみましょう。
観光途中で一休み。マーケットの中央付近にあるのが、濃い茶色を基調としたノスタルジックな外観と内装の店「コーヒーカントリー」です。この店はテレビや雑誌が何度も取材に来る有名店で、いつも賑わっています。
タイのコーヒーは日本と違って、最初から砂糖が入っていることが多く基本的に甘いのですが、コーヒー専門店は日本と同じで自分で調整。ユニークなのは例えばエスプレッソを注文すると、口直しに緑茶がサービスされることです。
この店の絶品がココナッツプティング。独特のココナッツの香りがしますが、甘すぎることは無く、とても上品な仕上がりとなっています。
食べ方は最初に十字に切ってから。なお、一皿に小皿で４個、８個等で小分けして乗っていますが、どれも値段は一皿あたり日本円で８０円程度。とても美味しいにも関わらず、格安なのでぜひとも試してみて下さい。
長いマーケットは更に続きます。島で特に有名なのは素焼きの品々。中でも多いのが香炉です。値段は大きさと出来具合によって様々ですので、気に入った一品を探してみて下さい。
他にも素焼きのコップに、自分で好きな飲み物を選んで入れることが出来る店も多くあり、これまた全部で２００円程度と格安。これを記念に持って帰る人も多いのです。暑いタイですので、適度に水分補給をして下さい。
猫が多いことでも知られるクレット島ですが、中にはとてもおとなしく店頭で昼寝している子猫も。こちらは石鹸を売っているお店ですが、この子猫は籠から出ることがほとんどありません。
店の方はいつでも気軽にポーズをしてくれますので、旅の記念に楽しい１枚を残してみては。その際には良い香りの石鹸を、ぜひお買い求め下さい。
他に購入をお勧めするのはバッグ類です。デザインは実に豊富、しかも丈夫で長持ち。さらには値段が安いとなれば、見逃してはもったいないのです。
クレット島はバンコクから余裕で日帰り観光が出来る島。古き良きタイの雰囲気を残し、買い物にグルメにと、旅行の満足度を上げてくれること間違い無しなのです！
最後に、他にも島に渡ってみたいという方に、本格的な島観光のご案内です。とても美しいサメット島、チャーン島について、詳細を関連MEMOに記載していますので、ぜひ下記よりご覧下さい。
住所：クレット島 パックレット ノンタブリー 11120
電話：+66-2-276-2720-1
アクセス：バンコク中心部から車で約１時間
2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/20更新)
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