高美湿地も彩虹眷村もお土産グルメも旅三昧!台中欲張り日帰りツアー

高美湿地も彩虹眷村もお土産グルメも旅三昧!台中欲張り日帰りツアー

更新日:2018/06/20 14:04

Mayumi Kawaiのプロフィール写真 Mayumi Kawai 絶景ハンター、トラベルライター、自称ミステリーハンター
台北から高鐵に乗ればわずか1時間で行けてしまう台中。台中で最近話題の観光スポットといえば、「台湾のウユニ」と名高い高美湿地、ポップなアートの村「彩虹眷村」、パイナップルケーキで有名な「宮原眼科」などいろいろありますよね。

これら全部をたった1日で、しかも台北から日帰りで、余裕があれば夜市まで寄ってしまえる贅沢プランをご紹介。是非限られた時間を有効に使って台中を満喫してください!

午前中に台北から台中へ!移動の手段は3つ

午前中に台北から台中へ!移動の手段は3つ

写真:Mayumi Kawai

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台北から台中への移動手段は主に3つ、台湾の新幹線「高鐵(こうてつ)」とローカル線の「台鉄」、高速バスです。高鐵の場合、料金は自由席で675元と割高ですが、所要1時間と朝の時間に余裕を持ちたい人にはおすすめ。ただし、高鐵台中駅は台中市街から少し離れているため注意が必要です。

台鉄の場合は、普悠馬(超特急)、自強(特急)、莒光(急行)、区間車・区間快(快速)、普快(普通)の5クラスがあり、料金は高鐵の半額前後、所要時間は1時間半〜3時間程度となります。一方、高速バスは所要3時間で料金は290元。台鉄も高速バスもターミナル駅が台中市街に隣接しているため、次の移動のしやすさを考えたら台鉄かバスの利用がおすすめですが、ただし朝早い移動が求められます。

自分の旅の予算やペースに応じた手段をお選びくださいね。

まずは宮原眼科や第四信用合作社でお土産物を物色

まずは宮原眼科や第四信用合作社でお土産物を物色

写真:Mayumi Kawai

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台中旅行者の間で密かなブームとなっている宮原眼科。“眼科”と言っても、かつて眼科だった建物をパイナップルケーキの老舗「日出グループ」が買い取りリノベーションした、れっきとした洋菓子本舗。まるで欧風図書館のようなクラシックで豪奢な造りはうっとり見とれるほど。

定番パイナップルケーキからここでしか買えないオリジナルスイーツまで、宮原眼科のお土産スイーツは喜ばれること間違いなし。2階は酔月楼という台湾料理レストランになっており、ここで点心飲茶などのランチも楽しめます。

<宮原眼科の基本情報>
住所:台中市中区中山路20号
電話:+866-4-2227-1927

まずは宮原眼科や第四信用合作社でお土産物を物色

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宮原眼科から徒歩数分の距離にある「第四信用合作社」もまた日出グループのお店で、もともと銀行だった建物をリノベーションしたもの。オリジナルアイスクリームとワッフルメニューのイートインが中心の店舗で、2階の飲食スペースはご覧の通りの重厚な造りで一見の価値あり。この豪華さの中で食べるスイーツは格別です。

<第四信用合作社の基本情報>
住所:台中市中区中山路72号
電話:+866-4-2227-1966

まずは宮原眼科や第四信用合作社でお土産物を物色

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第四信用合作社のワッフルメニューは日出グループの中でも取扱いはここだけで、日出自慢のアイスクリームと山盛りフルーツのコラボは絶品。甘いものが苦手な方はお食事メニューをどうぞ。夜22時まで営業しているので帰りに立ち寄ることも可能です。

無料で行けちゃうポップでアートな村「彩虹眷村」

無料で行けちゃうポップでアートな村「彩虹眷村」

写真:Mayumi Kawai

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近年、このポップでカラフルな壁画アートが話題の「彩虹眷村」(英語名はレインボー・ビレッジ)は、台中市街から西へ約10km、タクシーなら約20〜30分のところに位置しています。ただし、もし急ぎでなければローカルバスを使ってみましょう。交通ICカード「悠遊カード(中国語読みはヨウヨウカー、英語はEasy Card)」を利用すると、台中市内での一回の移動距離が10km圏内に限り運賃がタダなのです!

台中駅前の「第一広場」バス停から70番・嶺東科技大学行きのバスが彩虹眷村直行、30番は「干城六村」下車で徒歩約5分ほどです。いずれも所要1時間40分〜2時間弱かかりますがローカルバスの旅も風情があって楽しいですよ。

無料で行けちゃうポップでアートな村「彩虹眷村」

写真:Mayumi Kawai

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黄じいさんが80歳のときから10年以上の歳月をかけて描き続けたこの「彩虹眷村」。そのシュールでポップで色彩豊かなアートの創造性にすっかり魅了されます。現在、世界中のメディアが注目し、日本でもNHkはじめ多くの民放局が取材に訪れています。

入場料は無料ですが、もし楽しく過ごせたらお礼代わりの寄付を置いて帰りましょう。また、ここでしか買えないお土産グッズもお見逃しなく。

<基本情報>
住所:台中市南屯区春安路56号
電話:+866-920-162888

日没に間に合うように、いざ高美湿地へ

日没に間に合うように、いざ高美湿地へ

写真:Mayumi Kawai

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実は土日祝日に限り、「彩虹眷村」のバス停留所から高美湿地への直行バスが出ています。655番・梧棲観光漁港行バスは1日8便(午後は13時10分、14時半、16時、17時半の4便)ですが、時間をうまく合わせれば効率よく移動することができます。所要は1時間程度、個人的には16時のバスで17時頃到着がおすすめです(運賃は現金払いで118元、悠遊カードで60元)。

日没に間に合うように、いざ高美湿地へ

写真:Mayumi Kawai

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高美湿地のバス停に降り立ったら、風力発電の大風車を目指しましょう。車道に出たら園内無料シャトルバスに乗り換えます。行列ができていますが回転が早いので割とすぐに乗車できます。終点からは高美湿地に渡された長い遊歩道を歩き、湿地に生息するカニやどじょうたち、サギなどのバードウォッチングをお楽しみいただけます。そうこうしているうちに日が暮れてきます。

日没に間に合うように、いざ高美湿地へ

写真:Mayumi Kawai

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日没前、空のグレーと夕陽の紅が交わる頃、うっすら水を張った湿地帯は「台湾のウユニ塩湖」と言われる鏡の絶景へと姿を変えます。奥にそびえる風車の陰影と相まって実に幻想的。ベストシーズンは春から秋と言われていますが、特に風が弱く晴れた日がベスト。また、潮の干満具合も影響するため、是非、高美湿地ホームページの「海水潮汐時間」も参考にして訪れてみてください(関連メモ参照)。

<高美湿地の基本情報>
住所:台中市清水區美堤街
電話:+866-988-628601

時間と体力に余裕があれば逢甲夜市へ繰り出そう

時間と体力に余裕があれば逢甲夜市へ繰り出そう

写真:Mayumi Kawai

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高美湿地から台中駅までは309番のバスが直行しています。ただし、もし体力的にも時間的にも余裕が残っていれば、最後はタクシーで台中名物・逢甲夜市に繰り出すのも楽しいですよ!

時間と体力に余裕があれば逢甲夜市へ繰り出そう

写真:Mayumi Kawai

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学生や若者達、地元の人や観光客で賑わい、台湾随一の規模を誇る逢甲夜市。大きく分けて福星路、文華路、逢甲路の3か所に分かれ、ここならではの食べ物屋台から服飾品、雑貨屋などとにかく安く豊富に揃っています。是非いろんなお店を物色してみてください。

時間と体力に余裕があれば逢甲夜市へ繰り出そう

写真:Mayumi Kawai

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美味しいものでお腹を満たしたら、あとはホテルに寝に帰るだけが理想的ですが、そうはいかない事情があれば、あとは台北駅に戻る準備です。高鐵なら21時、22時台発も頻繁に運行されています。台鉄は21:46が最終なのでご注意ください。高速バスは23時までに1時間に1〜2便出ているため安心です。帰りは本日の余韻に浸りながらのんびりお戻りください。

ホントは日帰りだけじゃもったいない、観光スポット満載の台中

今回は限られた時間を有効に使うべく台北からの日帰り弾丸ツアーをご紹介しましたが、台中にはまだまだ訪れるべきスポットが満載です!足を伸ばせば台湾でもっとも美しい湖と言われる日月潭や最近話題の幻想的な忘憂森林も訪れることができます。ぜひ今度は滞在時間を多めに作って、台中観光もじっくり楽しんでみてください。

2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/05/27 訪問

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