季節限定!北海道・三笠鉄道村は自然の中の鉄道博物館

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季節限定!北海道・三笠鉄道村は自然の中の鉄道博物館

季節限定!北海道・三笠鉄道村は自然の中の鉄道博物館

更新日:2018/06/20 09:58

もんTのプロフィール写真 もんT チューター、フリーライター

札幌からおよそ50kmに位置する三笠市。ここは明治維新後、初の本格的な炭鉱、幌内(ほろない)炭鉱が開かれた地です。北海道最初の鉄道も、港がある小樽からこの地を目指して開業しました。炭鉱はすでに閉山し、鉄道も廃線になりましたが、往時を偲ぶ鉄道遺産は数多く残されています。北海道の近代化の原点ともいえる三笠鉄道村を訪ねてみましょう。冬場は雪に閉ざされるので、季節限定です!

三笠市へのアクセスは…

三笠市へのアクセスは…

写真:もんT

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鉄道村がある三笠市は道央自動車道も通る交通至便の地。車でのアクセスがとても便利ですが、公共交通機関を利用しての訪問も可能。函館本線の電車に乗って、まずは岩見沢を目指します。札幌からなら快速列車で約40分です。

岩見沢駅を降りたら、駅横のバスターミナルへ。ここからはちょっとした路線バスの旅。7番乗り場から、北海道中央バスの幾春別(いくしゅんべつ)町行きに乗ります。22系統と23系統、どちらでもOK!2系統合わせると日中はおよそ30分間隔で走っています。バスに乗って約30分、三笠市民会館で下車します。

鉄道村の入り口・クロフォード公園〜旧三笠駅をしのぶ

鉄道村の入り口・クロフォード公園〜旧三笠駅をしのぶ

写真:もんT

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市民会館のバス停周辺は半ロータリーのようになっています。ここから南へ延びている道を進み、幾春別川を渡りましょう。歩くこと8分、左手に駅舎や鉄道車両が…。三笠鉄道村のクロフォード公園に到着です。ここは三笠鉄道村の入口とも言える場所。かつてここには、小樽港から延びてきた官営幌内鉄道のターミナル駅が設けられました。幌内(ほろない)炭鉱の石炭の集積地だったわけです。

官営幌内鉄道はここ三笠まで1882年に開業。アメリカ人技師クロフォードが建設を指導しました。それで「クロフォード公園」という名称なんですね。鉄道はその後、国鉄となり、小樽から岩見沢は函館本線の一部に、そして岩見沢からここ三笠までは「幌内線」として、路線名が分けられました。しかし、石炭産業の衰退と共に、幌内線は赤字ローカル線に…。JR発足後間もない1987年7月に廃線となったのでした。

鉄道村の入り口・クロフォード公園〜旧三笠駅をしのぶ

写真:もんT

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クロフォード公園で特に注目なのは、かつて函館本線を駆け抜けていた80系特急気動車が6両も!編成の形で残されていることでしょう。今にも走りだしそうな特急列車を間近で見ることができます。他にも、北海道で活躍したディーゼル機関車や貨車、そして旧三笠駅の駅舎や跨線橋が保存。当時の面影を今に伝えます。広大だった駅構内は、気持ちの良い芝生の広場や駐車場として整備されています。

幌内線の廃線跡をたどってみよう

幌内線の廃線跡をたどってみよう

写真:もんT

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クロフォード公園付近から、南へ3km弱の幌内(ほろない)までは、幌内線の線路が、廃線となった今もまだ残されています。線路は「三笠トロッコ鉄道」として活用。シーズン中は、トロッコのミニ列車が廃線跡を往復しています。他にも自分で運転できる体験トロッコもあり!受け付けは、クロフォード公園内にある旧三笠駅の駅舎にて行っています。

幌内線の廃線跡をたどってみよう

写真:もんT

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幌内駅跡は、広い構内や線路を活かして、三笠鉄道記念館として整備。そこが三笠鉄道村の中心です。トロッコ列車で、あるいは他の手段で、ぜひ訪ねてみましょう。市営のマイクロバスも走っていて、クロフォード公園からなら6分。徒歩でも道道を道なりにまっすぐのハイキング、40分ほどでたどり着けるでしょう。

森の中の鉄道博物館…SLも走る!三笠鉄道記念館

森の中の鉄道博物館…SLも走る!三笠鉄道記念館

写真:もんT

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森が深くなってきたところで、忽然と現れる鉄道車両群…。三笠鉄道記念館に到着です。屋外展示されている車両はディーゼル機関車だけでも6両!他に気動車や客車、貨車を含めると、優に20両を超えます。本格的な鉄道博物館ですね。

特に、北海道ならではの除雪用機関車の展示に注目です。ロータリー式除雪機関車DD14の1号機が、ここに保存されています。

森の中の鉄道博物館…SLも走る!三笠鉄道記念館

写真:もんT

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機関庫の中には、蒸気機関車や電気機関車も静態保存。こちらも北海道の鉄道近代化にまつわる貴重な展示物です。機関庫には資料館が併設。鉄道関係の貴重な資料や模型が展示されています。ありし日の幌内線や北海道の鉄道の歩みを映像で見られるコーナーもあります。

森の中の鉄道博物館…SLも走る!三笠鉄道記念館

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小型のSLは、なんと動態保存!休日は約300mの距離をトロッコ車両を引いて往復。本物の走りも体感できます。このSL(S-304)は、室蘭の製鉄所構内で1986年まで使用されていた産業用機関車。観光用のSLを除けば、国内で最後まで現役で働いた蒸気機関車なんです。夕方には、車両を切り離して車庫へと引き上げる様子も、じっくりと観察できます。

他にも、遊具や乗り物などいろいろあって、小さな子供から大人まで楽しめます。大都市の鉄道博物館とはまた違った楽しみがありますね。大自然の中の三笠鉄道記念館。冬季は雪に閉ざされて休業なので、来訪は季節限定です。ウェブサイトなどで最新情報をチェックして、ぜひ出かけてみてください。

三笠鉄道村の基本情報

三笠鉄道記念館 幌内ゾーン
住所:北海道三笠市幌内町2丁目287
電話番号:01267-3-1123
アクセス:三笠市営バス 鉄道記念館下車 すぐ目の前
開館時間:9:00〜17:00
休館日:毎週月曜日
冬期休館:10月16日〜4月15日
入館料: 一般520円 小・中学生210円

クロフォード公園 三笠ゾーン
住所:北海道三笠市本町971−1
電話番号:01267-3-1240
アクセス:北海道中央バス 市民会館下車 徒歩8分

2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/08/08 訪問

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