写真:ミセス 和子
地図を見る「桃岩展望台」へのトレッキングコースは、桃岩展望台までのコースと桃岩展望台〜知床までの二種類のコースがありますが、旅する人の体力や時間に合わせて選びましょう。
今回は、道道765号線から桃岩展望台駐車場まではマイカーで、駐車場からは徒歩で桃岩展望台まで向かうハイキングコースをご紹介します。
駐車場までの道のりは、バスは通行できない一車線の細い道、対向車との譲り合いで駐車場まで登ります。
写真:ミセス 和子
地図を見る駐車場からは徒歩でゆるい傾斜面をゆっくりと散策しましょう。礼文島は離島の為、生息する動物が限られており、ヒグマやキツネ、ヘビは生息していないので安心して散策できます。北海道は自然は素晴らしい反面、動物の被害にあう事も予測されますが、全く余計な事は考えずにお花や風景を鑑賞できます。
写真:ミセス 和子
地図を見る足元の花は、「カラフトハナシノブ」。ハナシノブ科の花で、6月〜7月に咲きます。薄紫の小さな花で、雑草の中で華麗に咲いているので注意深く散策してみましょう。
写真:ミセス 和子
地図を見る青い海に浮かんでいるように見えるのが「利尻山」。息を飲むような美しい風景が、桃岩展望台までの遊歩道から見ることができます。
写真:ミセス 和子
地図を見る初夏の遊歩道は、「エゾノハクサンイチゲ」があちこちに群生して咲き誇っています。白いお花が緑に映える美しい風景を眺めてみましょう。利尻山とのコントラストも素敵ですよ。
写真:ミセス 和子
地図を見る「エゾノハクサンイチゲ」は、北海道の高山植物で多く見られるポピュラーな花。礼文島の西海岸の山の斜面に群れになって咲く可憐な多年草。草丈は15〜40センチ、5月末〜6月上旬に開花します。
写真:ミセス 和子
地図を見るこの丸い山が、高さ200メートル以上もある「桃岩」と呼ばれる岩山。丸太の立て札には右から、北海道、礼文島、桃岩と明記されています。
桃岩は約2300年〜約500万年前に、地下のマグマが地表面を押し上げて冷やされながら球状の巨大な岩塊に成長したもの。表面は玉ねぎの皮のような球状節理で、内部は柱のような柱状節理が見えます。世界的にも珍しい岩です。
写真:ミセス 和子
地図を見る桃岩展望台から「元地灯台」へのトレッキングコースを眺めてみると、水面に浮かぶ黒い小さい岩「猫岩」が見えます。この岩は猫が後ろから体を丸めている姿に見えるので「猫岩」と呼ばれています。
写真:ミセス 和子
地図を見る崖の淵にも、「エゾノハクサンイチゲ」が群生しています。厳しい大自然の中で、その「生」を謳歌しているように見えませんか?
写真:ミセス 和子
地図を見る桃岩から海岸までの谷間には、エゾノハクサンイチゲが美しく咲いています。白いエゾノハクサンイチゲの群生の姿は、緑の草原に入り込んでしまうほど美しい光景です。
斜面には、ピンク色の「レブンコザクラ」や黄色の「レブンキンバイソウ」も美しい。共に開花の時期は6月で、レブンの名を冠するお花です。
レブンコザクラは、サクラソウ科サクラソウ属の多年草。ユキワリソウの変種で茎がありますが、花の色も花弁の形もサクラソウに似ています。
写真:ミセス 和子
地図を見る「チシマフウロ」は、フウロソウ科フウロソウ属の多年草。東北地方以北の高山に生える花。淡紫で5枚の花弁、ひっそりと咲いている控えめなイメージの花です。
写真:ミセス 和子
地図を見る桃岩展望台から最終地点「知床」に抜けるトレッキングコースは、緑の草原が美しく、「礼文フラワーロード」と呼ばれている場所です。足元に咲く高山植物の花々を見つけながら散策しましょう。遊歩道は整備され、危険な場所には柵が取り付けられています。
風がある日は途中から雨が降る事もあるので、動きやすい服装で履き慣れたスニーカーや帽子、雨具の準備が必要です。山の中にはトイレが無いので、コース入口の駐車場横のトイレで済ませましょう。
写真:ミセス 和子
地図を見る「レブンキンバイ」は、礼文島の固有種で特に桃岩の散策路の斜面に群生するお花です。黄色がひときわ目にとまる可愛い花。
写真:ミセス 和子
地図を見る「ハクサンチドリ」は、ラン科ハクサンチドリ属の多年草の高山植物。花のつき方が千鳥の飛ぶ姿に似ていることから名付けられました。北海道〜中部地方の高山帯に生える植物です。
住所:北海道礼文群礼文町香深モトチ
アクセス:香深港からバスで10分ー徒歩で10分
駐車場から200メートルで桃岩展望台
電話番号:0163-86-1001(礼文島観光協会)
2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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