写真:結月 ここあ
地図を見る滋賀県大津市坂本にある山王総本宮「日吉大社」は、全国各地にある3800余りの日吉・日枝・山王神社の総本宮。日吉大社は、平安京遷都の際にこの地が都の表鬼門にあたることから、都の魔除けや災難除けの鎮守神となりました。
境内には大宮川が流れ、重要文化財の3つの石橋があります。写真は山王鳥居前にある大宮橋です。木々に囲まれた1669年建造の大宮橋は、高欄付きの美しい反り橋で、日本百名橋に選定をされています。川底は石畳になっていて、その流れも清らかです。
写真:結月 ここあ
地図を見る大宮橋の隣には、お祓いの儀式に使われる5列の長い石版が並んだだけで、欄干のない「走井橋(はしりいばし)」があります。橋のすぐ横まで杉の枝が垂れ下がり、その姿がまるで、臥龍のように見えます。
写真:結月 ここあ
地図を見る橋を渡るとその先には、日吉社独特の山王鳥居があります。鳥居の上に目を向けると、まるで手と手を合わせた合掌のように見えませんか。神仏習合の信仰を表す独特の形で合掌鳥居とも呼ばれています。
写真:結月 ここあ
地図を見る日吉大社は、西本宮と東本宮があり、こちらは西本宮の楼門です。軒下の四隅には木像のお猿さんが屋根を支える「棟持ち猿」がいるので、探してみてくださいね。
写真:結月 ここあ
地図を見る国宝の本殿は、日吉造(ひえづくり)と呼ばれる独特の形で造られています。普通は本殿の前の屋外に置かれている「獅子」と「狛犬」ですが、こちらは木製で作られた獅子が向かって右に、左には狛犬が本殿の上に置かれています。
写真:結月 ここあ
地図を見るこれが絵馬で、日吉大社の神様の使いは神猿(まさる)さん。魔去る・何よりも勝ると、とても縁起がよいとされています。なかなか可愛いでしょう。方除け・厄除けのお願いや、試合の必勝・試験の合格を願う時など、ここぞという勝負の時には神猿さんの絵馬を描くと願いが叶うかも。
絵馬はそれぞれ好きなように、描きこむことができるので、この世に一つだけのデザインになりますよ。その他可愛いおみくじやお守りもあります。また境内の神猿舎には、生きているお猿さんがいます。
写真:結月 ここあ
地図を見る東本宮の本殿も西本宮と同じように日吉造りとなっていて、国宝に指定されています。
写真:結月 ここあ
地図を見る東本宮左手には、石の柵に囲われた井戸「亀井霊水」があります。井戸の周りには、神聖なものと不浄との境を示す注連縄が張られ、紙垂(しで)という白い紙も付いています。これは聖域を示すともいわれています。
写真:結月 ここあ
地図を見る亀甲型の井戸の中を覗けば、少しだけですが溜まっている水が。その昔ここには池があり伝教大師参拝の折に霊亀が現れて、この水を占うと「仏様に捧げる水を汲む井戸となすべし」というお告げから、亀井と名付けられたといわれています。
日吉大社はいかがでしたか。自然や文化財を見ながら境内の中を歩くと約30分ほどで周れます。新緑が眩しい季節も美しいですが、3000本のもみじが紅葉する秋は、関西屈指の紅葉の名所として賑わいます。
住所:滋賀県大津市坂本5-1-1
電話番号:077-578-0009
アクセス:JR湖西線・比叡山坂本駅(徒歩20分)
京阪石山坂本線・坂本比叡山口(徒歩10分)
2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索