思わず時間を忘れてしまうバルセロナの観光スポット3選

思わず時間を忘れてしまうバルセロナの観光スポット3選

更新日:2020/01/07 16:03

アシュ 飯田のプロフィール写真 アシュ 飯田 SFC修行僧、陸マイラー
観光都市として常に人気のあるバルセロナ。年間の観光客数が3200万人と、人口の20倍にものぼります。常に人気があるのは魅力的なスポットが数多くあるからですが、全て周ろうとすると時間的に窮屈な旅になってしまいますよね。

そんな時におすすめなのが、スポットを絞っての観光。時間の計画ができないほど魅力的なスポットをじっくり巡るのもいいものです。では、時間の流れを忘れてしまうスポットを3つご紹介します。

飽きない眺めで時間を忘れる モンジュイックの丘

飽きない眺めで時間を忘れる モンジュイックの丘

写真:アシュ 飯田

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モンジュイックの丘は、観光のメインストリートであるランブラス通りの西に位置します。約200mくらいの丘になっており、中腹まではフニクラと呼ばれるケーブルカーで登ることになります。

ケーブルカーを降りた後は頂上までゴンドラで。窓越しになりますが、オレンジ色の屋根が並ぶバルセロナの美しい街並みに感動です。このゴンドラからの眺めの良さだけで、ここに来て本当によかったと思えますよ。

飽きない眺めで時間を忘れる モンジュイックの丘

写真:アシュ 飯田

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ゴンドラを降りた先に見えるのがモンジュイック城。お城と言っても王様の暮らしたお城ではなく、16世紀ごろにバルセロナの街を防衛する要塞として建造されました。そのため、外には大砲が残っていたりします。

また庭も整備されており、美しい紋章の形に刈り込まれた植木が目を引きます。日本では中々見られない景色に、興味が掻き立てられワクワクしてきますね。

飽きない眺めで時間を忘れる モンジュイックの丘

写真:アシュ 飯田

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モンジュイックの丘をおすすめする最大の理由は頂上からの眺め。正面にはバルセロナ市街が広がり、サグラダファミリアなど代表的な建物がミニチュアサイズに見えて可愛らしさを感じます。
一方、右手には雄大な地中海。南に面した大洋が、情熱の太陽によって煌めく水面を見せてくれます。

丘の上から自分が巡ったスポットを確認していると、ついつい時間を忘れて長居してしまうことも。陽の光がかなりキツめで夏場は大変ですが、丘の斜面を駆け上って吹いてくる潮風がまた気持ちいいんです!
飽きることなく眺めていられるこの場所で、時間を気にすることなく絶景を堪能しましょう。

<基本情報>
住所:Carretera de Montjuic, 66
電話番号:932-564-440
開館時間:10:00〜18:00(10月〜3月)、10:00〜20:00(4月〜9月)
料金:一般 5ユーロ、シニア66歳・17〜29歳 3ユーロ、16歳以下無料
※毎週日曜15:00から無料、毎月第一日曜は終日無料。
アクセス:地下鉄パラレル駅に直結している、フニクラのパルク・モンジュイック駅からロープウエイに乗り終点下車、徒歩2分

世界中の旅行者を魅了する世界遺産 サグラダファミリア

世界中の旅行者を魅了する世界遺産 サグラダファミリア

写真:アシュ 飯田

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言わずと知れたスペインで最も有名な世界遺産。バルセロナに訪れたなら、真っ先に観光すべきスポットです。

しかしいつ訪れても混んでいますね。もともと大人気なうえに、皆じっくり味わうように見学しているので、どうしても観光時間が長くなってしまいます。

世界中の旅行者を魅了する世界遺産 サグラダファミリア

写真:アシュ 飯田

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まずじっくりと見たいのは、東側の「生誕のファサード」と西側の「受難のファサード」の外観。それぞれキリストの誕生と受難を表した彫刻が施されており、見れば見るほどその精巧さに引き込まれてしまいます。

サグラダファミリアの建築初期の頃から作られている生誕のファサードは、全体的に丸みを帯びた彫られ方がされており、暖かみを感じる表現となっています。
一方、受難のファサードは角ばった彫られ方をされていて、どこか刺々しさが伝わってきます。

両ファサードの違いなど、緻密に計算されて彫られた彫刻を隅々まで見ていると、本当に時間がいくらあっても足りませんね。観光する時間をしっかり確保していないと、後ろ髪を引かれながらファサードを後にすることになるので要注意です。

世界中の旅行者を魅了する世界遺産 サグラダファミリア

写真:アシュ 飯田

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生誕のファサードまたは受難のファサードにはエレベータで登ることができます。バルセロナ市内を一望できるということで人気があるのは生誕のファサードの方。塔を装飾する木の実や虫のオブジェなどを近くで鑑賞することができ、荘厳なイメージとは反対の可愛らしい一面を感じられますよ。

<基本情報>
住所:Carrer de Mallorca, 401, 08013 Barcelona
電話番号:932-073-031
開館時間:9:00〜18:00(10月〜3月)、9:00〜20:00(4月〜9月)
※最終入場は閉館の15分前まで。
料金:入場券のみ 15ユーロ、塔のエレベータ&オーディオガイド付き 29ユーロ
※当日はチケットカウンターが混むので事前にHPで購入することをおすすめします。
アクセス:地下鉄2・5号線 サグラダ・ファミリア(Sagrada Familia)駅下車、徒歩0分

今も住居として利用 カサ・ミラ

今も住居として利用 カサ・ミラ

写真:アシュ 飯田

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3つ目のおすすめも、ガウディ建築のカサ・ミラ。グラシア通りに面したバルセロナの一等地に建つマンションで、地中海をイメージして設計されたと言われています。

一般的な建物は外壁は真っ直ぐですが、カサ・ミラは波打つようにウェーブが掛かっていて、とてもおしゃれ。建築物として高い評価を受けているので、建築やデザインを学ぶ学生なども多く訪れます。中には時間を気にせず、カサ・ミラのデッサンをしている学生の姿も見られます。

今も住居として利用 カサ・ミラ

写真:アシュ 飯田

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外観全体の美しさにうっとり目を奪われがちですが、細部にもしっかりと目を向けてみましょう。ベランダの柵一つとっても、ガウディの感性が込められているのが分かります。精緻な意匠が随所に施されており、飽きることなく見入ってしまいますね。

芸術作品のようなカサ・ミラを様々な角度から写真に納めていると、やはりどれだけ時間があっても足りないものです。

今も住居として利用 カサ・ミラ

写真:アシュ 飯田

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そしてカサ・ミラは世界遺産でありながらも、現在も住居として利用されています。建設当時の100年前に建築された当初は、家賃が高すぎて借り手が中々見つかりませんでした。
そこで「3世代に渡って値上げをしない」という契約条件で入居者を見つけたそうです。その結果、カサ・ミラの賃料は現在の価格で約14万円!激安ですね。屋上などは見学できるように開放されているので、ぜひ入ってみましょう。

<基本情報>
住所:Provenca,261-265, Barcelona
電話番号:902-400-973
アクセス:地下鉄3・5号線 ディアゴナル駅下車、徒歩2分

じっくりとバルセロナ観光!どうせなら時計は外して行こう!

ご紹介した場所はどこも景色や作品をじっくりと感じるスポット。美しい風景や教会に想いを馳せていると、ついつい時間を忘れてしまいます。
計画を立てて回ろうとすると100%時間が足りなくなるので、思いきって時計は見ずに過ごしてみてはいかがでしょうか?素敵な場所で豊かになる自分の心にも、時間をプレゼントしてあげてください。

2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2009/05/04−2009/05/09 訪問

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