写真:藤田 聡
地図を見るさいたま市大宮盆栽美術館は、2010年にオープンした世界初にして日本唯一の市立の盆栽美術館。「The Omiya Bonsai Art Museum」として海外でも知られています。
夏休み期間中は、浴衣、甚平または和服を着用すれば誰でも入館無料になる「ゆかたde盆美」を毎年開催。「盆美」は盆栽美術館の略称です。
写真:藤田 聡
地図を見るさいたま市大宮盆栽美術館には、写真撮影可能な場所があるのでインスタ映えも狙えます。
盆栽は日光を浴びて育つので、中庭にある盆栽庭園がメインの展示場。庭園内では撮影禁止ですが、2階の「盆栽テラス」から撮影可能です。庭園一番奥の塀で区切られた「撮影コーナー」や、玄関ロビー内も写真撮影OK。撮影コーナーの盆栽は一週間で入れ替わるので、毎週行けば様々な盆栽を撮影出来ます。
写真:藤田 聡
地図を見る盆栽美術館に浴衣を着て行くと、受付で公式フェイスブックに掲載する写真のモデルを依頼される場合があります。上の写真のように、通常は撮影禁止の庭園内で記念撮影をして貰える特典があるので、積極的に協力しましょう。
写真:藤田 聡
地図を見るさいたま市大宮盆栽美術館には、盆栽の基礎知識はもちろん、大宮地域と盆栽の深い繋がりを学べる各種展示があります。しかし、最低限の予備知識があった方が、スムーズに楽しめるので、鑑賞のポイントを簡単に説明します。
盆栽鑑賞時に大切なのが、眺める角度です。撮影コーナーの盆栽を普通に立って撮影すると、このような写真になります。これは悪い例で、幹や枝が葉の影に隠れてしまい、盆栽の全体像がつかめず印象に残りません。
写真:藤田 聡
地図を見る盆栽鑑賞の基本は、幹がしっかり見える位置まで腰を落として眺めることです。そのように中腰状態で撮影した写真がこちら。これなら太い幹から盆栽の生命力の力強さを感じますし、枝ぶりの優雅さにも気付くことが出来ます。
さらに、盆栽の正面が何処かを考えながら鑑賞するのもおすすめ。美術館では通路側に正面を向けて展示されていますが、裏側にも回り込むことが可能な盆栽庭園では、裏からも見て正面との違いを確認してみましょう。
盆栽鑑賞のコツは、一本桜など他の樹木にも応用出来るので、ぜひ覚えておきましょう!
写真:藤田 聡
地図を見るさいたま市大宮盆栽美術館では盆栽観賞の際に、根の張り具合を最初に見ることを推奨。根が土をしっかりとつかむ姿に、盆栽の強い生命力が表れるといいます。
中でも複数の根が成長によって融合した「盤根」は、実に不思議で味わい深い形状。盆栽の形状からの分類では「株立ち」とも呼ばれます。
写真:藤田 聡
地図を見るこの盆栽も「株立ち」で、「盤根」になっています。このように複数の盆栽を見て、共通点や異なる点を学べるのも、盆栽美術館の楽しみ方です。
物事の最も大切なことを「根幹」と呼びますが、盆栽ではまさに根と幹を見る事が、最も大切なのです。
写真:藤田 聡
地図を見るさいたま市大宮盆栽美術館では国宝級の名品盆栽に加えて、盆石や水石も季節に応じた企画展として公開しています。玄関ロビーに「季節の一鉢」として展示される場合もあり、その際には撮影も可能です。
企画展「夏休み子どもぼんさい美術館」では、子供の素朴な疑問に応える様々な展示が充実。盆栽の基礎知識が分かり易く解説され、大人でも勉強になります!
事前申し込み制のワークショップ(講習会)もあり、盆栽の基本を学びながら剪定や植替えをして、自分だけの盆栽を作る実技を体験出来ます。
また、ミュージアムショップのオリジナルグッズも人気が高く、盆栽美術館をネットで検索すると候補に「グッズ」と出て来る程です。
さいたま市大宮盆栽美術館には、2時間まで無料で利用出来る専用駐車場が完備。この2時間というのが絶妙で、写真撮影しながら丁寧に鑑賞すると、ちょうど2時間弱の所要時間になります。
なお駐車場には限りがあるので、週末には満車になる場合も。駅から徒歩圏内なので、可能であれば電車がおすすめです。
開催日程:2021年7月22日(木祝)〜9月5日(日)
営業時間:9:00〜16:30(最終入館16時・冬季は15時30分)
休館日:毎週木曜日(祝日の場合は開館)・年末年始
住所:埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3
電話番号:048-780-2091
アクセス:JR宇都宮線土呂駅下車、徒歩5分
東武アーバンパークライン大宮公園駅下車、徒歩10分
2021年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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