名門大洋フェリー「フェリーきょうとII/ふくおかII」(写真)は大阪南港(大阪市)−新門司港(北九州市)を結ぶフェリーです。運航ダイヤは、大阪南港・新門司港共に17:00出港、到着が翌朝5:30。夕方に出港し、翌朝到着後に早朝から行動したい旅行者に便利なダイヤとなっています。
また「フェリーきょうとII/ふくおかII」では車なし徒歩の個人利用客に対し、早朝入港してすぐに下船しなくて済む「のんびり滞在キャンペーン」を実施中。下船時刻は大阪南港発が7:00、新門司港発が6:30と7:15のどちらかを選択です。なお希望する利用客は乗船日当日、船内案内所で17:30〜19:30に申し込む必要があります。
大阪南港に最も近い駅はニュートラムのフェリーターミナル駅です。駅からフェリーターミナルまで連絡橋で結ばれ、歩いて約5分の近さ。大阪メトロでフェリーターミナル駅までは梅田から約45分、なんばから約35分。この他に南海電車・堺東駅前と堺駅前とフェリーターミナルを結ぶ路線バスが運行され、車なし徒歩利用者には大変便利な場所にあります。
名門大洋フェリーの新門司港ターミナルはJR小倉駅、JR門司駅を結ぶ無料送迎バスが運行中!下船時は乗客下船終了後、乗船時はJR小倉駅前を15:40発で、JR門司駅を16:00発、新門司港とJR門司駅前まで所要時間が約20分、JR小倉駅前の場合は約40分です。
なお名門大洋フェリーの新門司港ターミナルは他社フェリー(阪九、オーシャン東九)とは約2km離れています。利用時は会社を間違わないよう注意して下さい。
この他、小倉駅を経由して熊本発着の高速バス「ぎんなん号」にも接続。なお「ぎんなん号」は予約制で、予約・問い合わせは九州産交バスに行う必要があります。また「ぎんなん号」は新門司港の他社フェリーターミナルには寄りません。
名門大洋フェリー「フェリーきょうとII/ふくおかII」で、特に大阪南港発での楽しみの一つは、瀬戸内海3大架橋が良い時間に見られる事です。大都市大阪の夕景色を見ながら出港し、阪神地区を海から眺めながら航行します。やがて神戸の街を見えて来たら出港して1時間位、18時頃には明石海峡大橋(兵庫県、写真)が見えてきます。特に橋の真下は船からしか見る事が出来ないポイント、沿岸から見た橋とは違った景色です。
なお新門司港発の場合は朝4時頃に明石海峡大橋下を通過予定です。大阪南港入港前に少し早起きして橋を見てみてはいかがでしょうか。
名門大洋フェリーは岡山県と香川県を結ぶ瀬戸大橋(写真)の下も通過します。「フェリーきょうとII/ふくおかII」は大阪南港発は21:35頃、新門司港発は0:45頃の予定。瀬戸大橋は瀬戸内3大架橋のうち唯一の道路と鉄道の併用橋なので、自動車だけでなく橋の上を通る列車を海から眺める事が出来るかもしれません。
なお海上交通の難所でもある瀬戸大橋付近を走るフェリーは、12ノット(時速約22km)以下で航行する事が法律で決まっています。名門大洋フェリーは多くの海域で時速40km位で航行するため、減速が瀬戸大橋接近の合図ともいえます。
世界で初の3連吊り橋、来島海峡大橋(愛媛県、写真)も見逃せません。「フェリーきょうとII/ふくおかII」の来島海峡大橋通過予定は、大阪南港発が23:50頃、新門司港発が22:30頃です。
「フェリーきょうとII/ふくおかII」の客室は、個室ではスイート/特別室、デラックス/特等室(写真)、ファースト洋/1等洋室、ファースト和/1等和室があります。相部屋では、2段ベッドタイプのツーリスト/2等洋室、大部屋タイプのエコノミー/2等和室の2種類です。
なお7階は2隻ともスイートとデラックスとなり、全室船首に対して右側に配置されています。大阪南港発の場合、スイートとデラックスの客室からの景色はほとんど本州側になります。
相部屋のツーリスト/2等洋室は2段ベッドのカプセルホテルタイプの造りになっていますが、下段は写真の様に通路からベッドに入る事が出来ますし、上段は階段を上がって入ります。また各ベッド内にはコンセントがあるので、充電などが可能!
またツーリスト/2等洋室、エコノミー/2等室にはレディースルームがあり、ツーリスト/2等洋室のレディースルームに入るには暗証番号を入力しなければならないので、女性の旅行にも配慮されています。なおレディースルームの設定がない日がありますので、利用希望の女性は事前に確認することをおススメします。
船旅の楽しみといえば食事でしょう。「フェリーきょうとII/ふくおかII」では出港の17時より夕食レストランが営業開始です。夕食レストランはメニュー豊富なバイキング形式。更に70歳以上の利用客には料金が割引になるキャンペーンを実施中。
なお入港が朝5:30ですが、パン、卵、サラダなどの軽朝食も朝4:30より営業中。軽朝食はドリンク付で300円とお得です。
レストランは船首に対して右側にあり、海を見ながら食事を楽しめます。なおアルコール類は別料金となっています。また席で使用する利用札にはフェリーの航路に近い地域名や国名などが使われています。地名などを覚えておけば、食事中の自分の席を探す際も迷うことがありません。
大型フェリー旅の楽しみといえば大浴場(写真)での入浴でしょう。「フェリーきょうとII/ふくおかII」では乗船開始から22時まで利用可能。シャンプー、トリートメント、石鹸、ボディソープが備えられていますので、大浴場には最低限タオルと衣類を持参するだけです。
もし大浴場営業時間外に体を洗いたくなった場合は、シャワールームを利用しましょう。こちらは乗船から下船10分前まで使用でき、シャンプー、トリートメント、ボディソープがあります。
売店では名門大洋フェリーオリジナルグッズ、関西・九州のお土産、お菓子、飲み物、本、乗り物酔い止めの薬など船内生活で必要な日用品の多くが揃っています。売店は案内所の隣にあり、16:00から21:30までと朝4:30から入港までの営業です。
<大阪南港>
住所:大阪府大阪市住之江区南港南2-2-24(大阪南港フェリーターミナル内)
電話:06-6613-1402
アクセス:徒歩の場合は本文参照
車の場合、阪神高速4号湾岸線南港中出口(神戸方面)か南港南出口(堺方面)利用
<新門司港>
住所:福岡県北九州市門司区新門司1-6
電話:093-481-1780
アクセス:徒歩の場合は本文参照
車の場合、九州自動車道新門司IC、県道25号利用
2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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