ロイヤル・セランゴール・ビジターセンターに到着。すると、大きなビールジョッキが目に飛び込んでくることでしょう。ギネス記録である世界最大のジョッキ。ここのシンボル。もちろん、素材は、錫。高さ約2メートル、重さ1,557キロ、2,796リットルもの容量。過去にカナダやオーストラリア、シンガポールでも展示されたこともあります。記念写真を撮る場所としては、最適でしょう。
受付をする時、イヤホンかスタッフの案内かを選択。スタッフの方は、１人でも対応していただけます。日本語対応も可能。中に入ると歴史がわかる展示品。まるで、美術館にいるような雰囲気。貴重な展示品を見ることができるでしょう。
１６０年余の歴史を持つロイヤルセランゴール社。美術品と一緒にモノづくりのツールも展示してあり、興味をひくことでしょう。
館内は、目を見張るオブジェがいっぱい。錫製品の壁。手に触れる感触も優しく、重みがあり、まるで、別世界。
クアラルンプールを代表するツインタワーも、もちろん、錫製品。この塔は、グラス7,062個から出来上がっています。まさに圧巻。
「１５７８キログラム」と書かれている透明のボックス。このボックスには、商品過程で排出される削りカス等を展示。なんと、これが１日で排出される「錫」の重さとのことです。
製造の過程を見学する前。「錫製品のカップ」で試飲ができるコーナーがあります。この試飲は、錫の特徴を教えてくれることでしょう。錫製のカップに冷えた飲み物を入れると、より冷たくなります。また、この冷たさは、２０分程度、持続。冷たいものはより冷たく。熱いいものはより熱くなるそうです。錫製品には、イオン効果もあり、味がまろやかになるとのこと。そのことが分かるための試飲。錫製品の潜在力は、素晴らしい。
製造過程は、模様付け、鋳型作業等を見ることができるでしょう。
工場内の様子も見ることができ、錫製品を身近に感じることができます。
最後に訪れるところは、工場で生産されたお土産売り場。デザイン、形等洗練されており、少し高めのお土産として最適。
ここにしか売られていない商品もあり、品物の裏に写真と同じ刻印がされています。オリジナル商品、数は少ないですが、プレミアムとして購入したい一品でしょう。
梱包は、気品ある強固なブルーのボックス。割れ物を扱うときには、ここまで配慮をしてくれるのかと思うほど。お土産品は、スキットル、ビアマグ、ティーセット、アクセサリーなど多彩。日本で購入するより、安価。お勧めは、錫製品の特徴を生かした「ビアカップ」「マグカップ」。少し高めのお土産品になりますが、洗練された美しさ。実用性を兼ね備えた商品。じっくり、気に入った一品を。
住所：4 Jalan Usahawan 6, Setapak Jaya, 53300 Kuala Lumpur.
電話番号：+60-3-4145-6000
アクセス：Wangsa Maju駅で下車し、タクシーで数分。
2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください
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