1日500円で但馬を周遊!「たじまわるプレミアム」は使える観光バス

1日500円で但馬を周遊!「たじまわるプレミアム」は使える観光バス

更新日:2018/07/17 15:46

さとちんのプロフィール写真 さとちん ご当地グルメライター、海鮮丼マニア、チェコ親善アンバサダー
兵庫県北部にある但馬は、城崎温泉や竹田城跡、城下町出石と見どころ満載!でも、それぞれの観光スポットは若干距離があり電車や路線バスで巡るのはちょっと難しいのが残念。

そんな但馬観光にオススメなのが「たじまわるプレミアム」。人気の観光スポットを1日でまわって料金はたったの500円!しかも同じバスでまわるので、大きな荷物は置いたまま身軽に観光を楽しめます。車内ガイドによる耳寄り情報もGETできますよ。

1日乗って500円のガイド付き観光バス

1日乗って500円のガイド付き観光バス

写真:さとちん

地図を見る

但馬の中でも特に人気の城崎温泉、城下町出石、竹田城跡を巡る定期観光バス「たじまわるプレミアム」。2018年4月〜2019年3月までの土日祝日に運行、7/22〜8/31の夏休み期間中は月曜日も運行しています。11月は紅葉の名所養父神社、12月〜2月は玄武洞公園を訪れたりと季節によって若干ルートが変わりますが、訪れた時期に最適なスポットがコースが組まれているので、プランニングの手間も省けます。

バスの車内ではベテランガイドが訪れる観光地を紹介。現地ではガイドがつきませんが、事前に車内で相談すると地元ガイドならではの役立つ情報を教えてもらえます。

使用するバスは観光バスなので座席もゆったり。観光地のすぐ側まで連れて行ってくれて、大きな荷物はバスのトランクルームに預けて、楽々観光が楽しめます。(都合により路線バス車輛の場合もあります)

但馬までの交通手段で選べる3か所の乗車場所と降車場所

但馬までの交通手段で選べる3か所の乗車場所と降車場所

写真:さとちん

地図を見る

「たじまわるプレミアム」の乗車場所は3か所。一番最初は開湯1300年の歴史を持ち最近海外からも注目されている城崎温泉がある、JR山陰本線の城崎温泉駅です。前日城崎温泉に一泊し、2日目観光して帰るという人に嬉しい朝9時25分の出発です。

終点も城崎温泉駅に18時台なので(季節によって多少時間が前後します)、1日目に観光で利用して城崎温泉に宿泊するという人にも便利です。

城崎駅の次にバスが止まるのは2つ隣の豊岡駅。JR山陰本線と京都丹後鉄道、両方が利用できる兵庫県北部の中心となっている駅です。比較的近隣に住んでいる人はここから乗車すると楽ですね。帰りも豊岡駅で降りることができます。

但馬までの交通手段で選べる3か所の乗車場所と降車場所

写真:さとちん

地図を見る

最後の乗車場所は、コウノトリ但馬空港です。大阪方面や関東から観光に来た人はここで乗車するのが良いでしょう。

大阪伊丹空港から35分でコウノトリ但馬空港に到着します。しかも利用する便は国内でも珍しくなった小型プロペラ機!低い高度を飛行するプロペラ機からは大阪の町や但馬の山々を間近で見下ろすことができて、見ごたえがあります。遠方からの但馬観光は是非飛行機でのアクセスも検討してみたください。

コウノトリ但馬空港への到着が9時20分。「たじまわるプレミアム」は10時5分に空港を出発します。到着してからバスが出発するまで、空港近辺を散策する時間も十分あります。

※11月〜2月の間はコウノトリ但馬空港での乗車はありません。

但馬までの交通手段で選べる3か所の乗車場所と降車場所

写真:さとちん

地図を見る

帰りはコウノトリ但馬空港の代わりにJR西日本の和田山駅で降りることができます。ここから山陰本線と播但線の列車に乗ることができるほか、大阪方面行きの高速バスにも乗ることができます。

お昼ご飯は城下町出石で皿そばに舌鼓

お昼ご飯は城下町出石で皿そばに舌鼓

写真:さとちん

地図を見る

次に「たじまわるプレミアム」でまわる観光地を紹介します。

どのコースでも必ずまわるのがコウノトリの郷公園です。日本で最後までコウノトリが生息していた兵庫県豊岡市では、環境汚染や乱獲でコウノトリが絶滅したあと、ロシアからコウノトリを譲り受け人工繁殖に成功しました。コウノトリの郷公園では野生復帰までの取り組みを学べるとともに、コウノトリを間近で見ることができます。

<コウノトリの郷公園の基本情報>
住所:兵庫県豊岡市祥雲寺字二ヶ谷128番地
電話番号:0796- 23-7750(コウノトリ文化館)
アクセス:豊岡駅から車で10分

お昼ご飯は城下町出石で皿そばに舌鼓

写真:さとちん

地図を見る

兵庫の小京都と呼ばれている城下町出石も全コースで訪れます。観光スポットはコンパクトにまとまっているので、出石城跡や辰鼓楼など、1時間20分の観光時間で充分楽しむことができます。

<城下町出石の基本情報>
住所:兵庫県豊岡市 出石町
電話番号:0796-52-4806(NPO法人但馬國出石観光協会)
アクセス:豊岡駅からバスで30分

お昼ご飯は城下町出石で皿そばに舌鼓

写真:さとちん

地図を見る

城下町出石に到着するのは11時を少しまわった時間なので、少し早めのお昼にピッタリです。名物の皿そばのお店が多数点在し、どのお店もおいしいのですが、せっかくなら人気のお店でいただきたいですよね。クチコミサイトで高得点の「たくみや」はメインストリートから少し離れたところにあり、11時営業開始なので、バスを降りて最初に向かうと並ばずにいただくことができます。

混みあう12時前にさくっとお昼ご飯を済ませ、それから観光すると時間を無駄にしませんよ。

<たくみやの基本情報>
住所:兵庫県豊岡市出石町魚屋128
電話番号:0796-52-6363
営業時間:11:00〜18:00(L.O 17:30)
水曜定休
アクセス:豊岡駅からバスで30分、出石バス停下車徒歩10分

話題の竹田城跡観光もバスで楽々

話題の竹田城跡観光もバスで楽々

写真:さとちん

地図を見る

日本のマチュピチュとして一躍有名になった竹田城跡も12月〜2月以外は行くことができます。ただし、「たじまわるプレミアム」で行くのは麓の山城の郷まで。そこから路線バス「天空バス」に乗り竹田城跡バス停で降りて、20分歩いて竹田城跡まで行きます。

山道を歩くのは体力的に自信がないという人は、「天空バス」を利用して竹田城下町をのんびり散策するのも良いですよ。12月〜2月の「たじまわるプレミアム」は積雪のため竹田城跡に入場制限がかかるので、竹田城下町のまち歩きになります。

※「天空バス」の乗車料金は各自別途支払いとなります。

<竹田城跡の基本情報>
住所:兵庫県朝来市和田山町竹田古城山169番地
電話番号:079-674-2120(情報館 天空の城)
アクセス:竹田駅から天空バス20分、竹田城跡バス停下車徒歩20分

話題の竹田城跡観光もバスで楽々

写真:さとちん

地図を見る

既に竹田城跡に登ったことのある人は、山城の郷からタクシーで立雲峡に出かけることもできます。立雲峡からは竹田城跡全域を見渡すことができます。

山城の郷から立雲峡までタクシーで片道20分ほど、料金は2,500円弱です。同じバスの中で3人ほど仲間を募って出かけると、ひとり1,000円ちょっとで往復することができます。

バスの中で勇気を出して仲間を集うと、意外とすぐにメンバーが見つかりますよ。

<立雲峡の基本情報>
住所:兵庫県朝来市和田山町竹田
アクセス:竹田駅から車で10分

話題の竹田城跡観光もバスで楽々

写真:さとちん

地図を見る

旅のお土産選びも「たじまわるプレミアム」がばっちりサポート。バスルートの中に「道の駅ようか但馬蔵」が入っているので、但馬の名産品や新鮮な農産物を購入することができます。春は採れたての朝倉山椒を手に入れることができますよ。面倒な下処理済みの山椒はお土産に最適です。

たくさんお土産を買い過ぎてもバスで最寄り駅まで行くことができるので、重い荷物をもって移動する心配もなく、存分に買い物が楽しめます。

※秋と冬は、「道の駅但馬のまほろば」に立ち寄ります。

秋と冬はまた違った魅力の但馬に出会うバスの旅

秋と冬はまた違った魅力の但馬に出会うバスの旅

提供元:兵庫県但馬県民局 但馬観光協議会

http://tajima-tabi.net/

11月は「養父の明神さん」と呼ばれ、農業の神として地元の信仰を集めている養父神社に立ち寄ります。ここは兵庫県でも有数の紅葉の名所です。「やぶ紅葉まつり」も開催され、お茶席や地域の名産品の販売もあり賑やかです。

<養父神社の基本情報>
住所:兵庫県養父市養父市場840
TEL:079-665-0252
アクセス:養父駅からバスで20分

秋と冬はまた違った魅力の但馬に出会うバスの旅

写真:さとちん

地図を見る

12月から2月は玄武洞公園をまわります。160万年前の火山活動によって、山頂から流れ出したマグマが冷えて固まってできた規則正しい六角形の玄武岩が作り出す神秘的な光景は、息をのむ美しさです。国の天然記念物に指定されています。

<玄武洞の基本情報>
住所:兵庫県豊岡市赤石
アクセス:豊岡駅、城崎温泉駅から車で10分

旅のプランにあわせて選べる便利な「夢但馬周遊バスたじまわる」

「たじまわるプレミアム」は全但バス株式会社が運行している「夢但馬周遊バスたじまわる」の中の一本です。他にも観光バスタイプでは、8月〜9月限定で平成29年に日本遺産に認定された鉱石の道に残る産業遺産を訪ねる「たじまわる鉱石号」があります。

さらに、7月〜8月運行の乗り降り自由な路線バスタイプの「たじまわる1号海コース」というバスもあります。こちらも500円で1日乗り降りが自由。自分のペースで但馬をまわることができます。

500円で但馬の観光をぐっと充実させることできる「夢但馬周遊バスたじまわる」。使わないのはもったいないですよ!しかも予約は不要です。(観光バスタイプは事前予約も可能です)

詳細はメモの「夢但馬周遊バスたじまわる」を参照ください。期間は2019年3月までとなっていますが、それ以降も運行予定とのことです。

運行会社:全但バス株式会社

2018年6月の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/05/27 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -