オーストラリアの基本情報まるわかり!旅行お役立ちガイド

オーストラリアの基本情報まるわかり!旅行お役立ちガイド

更新日:2018/10/15 17:17

トラベルjp 編集部のプロフィール写真 トラベルjp 編集部
オーストラリアの面積は日本の約20倍。コアラやカンガルーなどユニークな動物たちが暮らすことでも知られ、アウトバックと呼ばれる内陸部には、ウルル(エアーズロック)など見どころがたくさん。ダイバー憧れのグレートバリアリーフやキュランダ高原など、美しい自然も楽しめる人気観光地です。

そんなオーストラリアの歴史や文化、気候や豆知識など、観光する前に知っておきたい基本情報をご紹介します。

オーストラリアの基礎知識 その1

オーストラリアの基礎知識 その1

提供元:Adobe Stock

まず最初に、オーストラリアという国についてざっくりとご紹介します。

【首都】
キャンベラです!シドニーだと思っている方、意外と多いのでは?かつてシドニーとメルボルンの間で首都争いが起きたときに、両都市の真ん中をとってキャンベラにした、という逸話があるのです。

【州】
6つの州と2つのテリトリーに分かれます。シドニーが州都のニュー・サウス・ウェールズ(NSW)は人口が最大の州。ウルル(エアーズロック)があるのがノーザン・テリトリー(NT)です。州の後に書いてある英字は略称です。QLDやSAなど略称で表記されることが多いので、覚えておくと便利ですよ。

【おもな都市】
東部:ケアンズ、ブリスベン、シドニー、メルボルン
中央部:ダーウィン、アデレード
西部:パース

【人口】
約2,496万人
(出典:Australian Bureau of Statistics 2018年7月)
オーストラリアの中央部は砂漠地帯のため住みづらく、沿岸に人口が密集しています。

【歴史・文化】
オーストラリアには約6万年前から、先住民族のアボリジニが暮らしていたと言われています。18世紀にヨーロッパ人の入植がはじまりイギリスの植民地となりましたが、1901年に独立。国旗にはユニオン・ジャック、盛んなスポーツはラグビーやクリケットなど、随所に植民地時代の名残を見ることができます。

移民が多いことでも知られ、2017年にはアジア出身者の割合が欧州勢を抜いたことでも話題になりました。かつては白人を優先する「白豪主義」でしたが、現在はそれぞれの文化を尊重する「多文化主義」に移行しています。

【宗教】
キリスト教が主となりますが、移民が多いため多岐にわたります。近年は無宗教も増えています。

オーストラリアの基礎知識 その2

オーストラリアの基礎知識 その2

提供元:Adobe Stock

続いては、オーストラリアを旅行するときに知っておくと便利な基礎知識をご紹介します。

【公用語】
英語ですが、日本人になじみのあるイギリス・アメリカ英語と少し異なります。「a」を「アイ」と発音するので、ちょっと戸惑うかも。

【通貨】
オーストラリアドル
(1AUD=81円 2018年7月現在)

【時差】
3つの時間帯に分かれていて、東部が1時間、中央部は30分早く、西部は1時間遅いです。

サマータイムは首都特別地域、ニュー・サウス・ウェールズ州、ビクトリア州、南オーストラリア州、タスマニア州で10〜4月の半年間実施され、1時間早まります。
※採用の有無、期間はその年によって変動あり

【電圧】
電圧は220-240V、周波数は50Hz。日本とは電圧が異なるため変圧器が必要。プラグは日本と異なるOタイプです。

【ビザ】
観光で3ヶ月以内の滞在の場合はETA(電子入国許可)の申請が必要です。

【Wi-Fi】
都市部では観光スポットや飲食店などに無料Wi-Fiスポットがありますが、日本に比べて数は少なく速度が遅いところも。内陸部や離島を観光する場合はあまり期待できません。日本でレンタルしていった方がよいでしょう。

オーストラリアの気候、服装

オーストラリアの気候、服装

提供元:Adobe Stock

南半球にあるため、オーストラリアの気候は日本とは真逆。サンタクロースがサーフボードに乗って登場!というニュース映像を観たことがある方も多いのでは?広大な国土のため熱帯の北部、砂漠性気候の内陸部、温帯の南部と分かれています。

【春】9〜11月
日中は穏やかな日差しで過ごしやすく、観光におすすめのシーズンです。日本の春に咲く花と言えば桜ですが、オーストラリアに春を告げる花はジャカランダ。紫色のきれいな花を咲かせます。

【夏】12〜2月
とにかく日差しが眩しい夏。サングラス、帽子、日焼け止めはマストです。オーストラリアは年間を通して降水量の少ない国ですが、夏には水不足になる地域も。北部は雨季になります。

【秋】3〜5月
春と同じく、過ごしやすい季節です。シドニーやパースなど南部では夜にグッと肌寒くなることもあるので、上着を忘れずに。

【冬】6〜8月
日本の冬より暖かく感じられる地域がほとんどです。南部は冷え込みますが、それ以外の地域では日中に厚手のジャケットだと暑く感じることも。ダーウィンやケアンズなどは、半袖でOKです。

北部は暑くて南部は寒い、日本と逆なので混乱してきますね(笑)。

オーストラリアの食べ物

オーストラリアの食べ物

提供元:Tourism Australia

観光のお楽しみと言えば食べ物。オーストラリアの料理というとあまりイメージが浮かびませんが、どんなものがあるのでしょうか?

・オージービーフ
オーストラリア人はバーベキューが大好き!バービー(Barbie)と呼び、毎週末と言っていいほどバーベキューをして肉料理を楽しみます。少し脱線しますが、価格は牛肉が安くて豚肉、鶏肉が高め。何とカンガルー肉もスーパーで売られています!

・フィッシュ&チップス
イギリス名物ですが、オーストラリアでもよく食べられています。VBやXXXX(フォーエックス)など、地元のビールと一緒にいただきましょう。

・ベジマイト
イースト菌抽出物(酵母エキス)や塩が原料の発酵食品で、ペースト状なのでパンなどに塗って食べます。色は黒くて味は塩辛く、おいしいとは言い難いですが、食べているうちに癖になってくるかも?

・アイスコーヒー
カフェでオーダーすると、アイスクリームや生クリームがたっぷり載せられたものが出てきます。甘いもの好きのオージーらしいですね。

オーストラリアの主要観光スポット

オーストラリアの主要観光スポット

提供元:LINEトラベルjp編集部

とにかく広いオーストラリア。観光スポットが多くて迷いますね。日本各地から直行便で行くことができるシドニーは、やはり押さえておきたいところ。また、直行便は少ないですが、美しい町並みのメルボルンもイチオシです。

<おもな見どころ>
・オペラハウス
世界遺産に登録された劇場・コンサートホールです。クルーズツアーに参加して、シドニー湾から眺めるのもおすすめ。

・ブルーマウンテンズ
3つ並んだ奇岩スリーシスターズでおなじみ。シドニーからは2時間ほどで行くことができます。

・グレート・オーシャン・ロード
メルボルン中心地から車で約1時間半の場所にある、美しい海岸道路。12人の使徒と呼ばれる奇石群は、一度は見たい絶景です。

オーストラリアの主要観光スポット

提供元:Tourism Whitsundays

日本人に人気の観光地、ゴールドコーストがあるのは北東部のクイーンズランド州。北にはグレートバリアリーフの玄関口となるケアンズがあります。

<おもな見どころ>
・グレートバリアリーフ
世界最大のサンゴ礁地帯。ダイビングなど、マリンアクティビティを楽しみましょう。グリーン島などの離島へ行くプランもいいですね。

・ローンパイン・コアラ・サンクチュアリー
コアラを抱っこしたいなら、ブリスベン市街地からアクセスしやすいこちらがおすすめ。実はコアラが抱っこできる州、動物園は限られているんです。

・サーファーズパラダイス
ゴールドコーストの中心地。ビーチ沿いにショップやホテルが並びます。日本語が通じるお店が多いので、初心者でも観光しやすいですよ。

オーストラリアの主要観光スポット

提供元:Tourism Australia/Tourism NT

オーストラリアを満喫するなら、絶景スポットが目白押しのアウトバックへ!ツアー参加が便利ですが、運転に自信があればレンタカーでドライブするのがおすすめです。地平線を眺めながらどこまでも続くまっすぐな道を走るのは、貴重な体験に。

<おもな見どころ>
・ウルル(エアーズロック)
言わずと知れたオーストラリアのへそ。アボリジニの聖地です。

・マウントオルガ(カタジュタ)
風の谷と呼ばれるトレイルが人気。ウルルとあわせてツアーに組み込まれていることが多いです。

・クーバー・ピディ
世界最大のオパールの産地です。採掘場の跡地を利用した地下ホテルに宿泊するという面白い体験も!

その他お役立ち情報

オージーはとにかくおおらかでフレンドリー。のんびりしているのが特徴です。ちょっとのお出かけだったら裸足で出かける人も!細かいことは気にしません。

喫煙については非常に厳しい国で、屋根のあるところではほぼNG。ビーチやお店でも吸えません。

独自の生態系を保護するため、食品や植物などの持ち込みがかなり厳しいことでも知られます。日本食が恋しくなるから……とインスタント食品などを持ち込む場合は注意が必要。出発前に必ず確認し、持ち込む場合はきちんと申告しましょう。

それでは最後に、覚えておくと便利なオージーイングリッシュをご紹介しますね。
・G’day mate(グッダイマイト)
→「こんにちは」 略してグッダイだけでもOK。
・Ta(タ)
→「ありがとう」 Thank youの短縮形です。
・No worries(ノーウォーリー)
→「心配しないで」 後ろにmateをつけることも。

その他、略すのが大好きなオージー。先述の「Barbie(バービー)」のように、Breakfastを「Brekkie(ブレッキー)」、Football(オーストラリア式フットボール)を「Footy(フッティー)」などなど、短くして呼ぶ単語が多いのです。Aussieも略ですね!

それでは皆さん、楽しいオーストラリア旅行を。

See ya!

※2018年6月現在の情報です。

掲載内容は執筆時点のものです。

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