2018年に70歳を迎えたミュージカルの作曲者、サー・アンドリュー・ロイド・ウェバー氏。1976年の「エヴィータ」や1981年の「キャッツ」で既に名声は得ていたものの、それを不動のものにしたのはやはり1986年の「オペラ座の怪人」によるものと言えます。
愛情や嫉妬、誠実さや裏切りを美しい音楽で歌い上げるこのミュージカルは多くの人の共感を呼び、2018年の現在でも公演が行われています。
写真:藤谷 愛
地図を見るミュージカルそのものは言うまでもなく、劇場も歴史深く観劇前後に楽しむことができます。1705年に建てられた「ハー・マジェスティーズ・シアター」では、19世紀にはモーツアルトなどのオペラを中心に上演され、一旦は1892年に解体。世界初の電灯劇場、サヴォイ・シアターを設計したことで有名なチャールズ・J・フィップスの設計によって1897年に再オープン。現在の劇場はその年代からのものなのでアンティークの域に入ってきています。
写真:藤谷 愛
地図を見る正面テラス部分のコラムは夜になるとライトアップされてとてもきれいなので、夜の部を観劇される方は終了後に向かいの歩道からの撮影をお忘れなく!
写真:藤谷 愛
地図を見る劇場内は木材を基調とした作りでとても重厚です。ロビーエリアにはチケット販売所であるボックスオフィス、プログラム販売所などが並びます。
写真:藤谷 愛
地図を見るチケットの購入は現地でもできますが、上演日が近くなれば「残り席」しかありません。
「オフィシャルサイト」→「Tickets」(画面右上)→「BOX OFFICE」→観劇日を選択→(希望時間右横)「Order Tickets」
という順番で、事前に(可能な限り早く)クレジットカードで申し込むのがお勧めです。直接の申し込みなのでどこよりもいい席が確保できます。
1階:ストール(Stalls)
2階:ロイヤル・サークル(Royal Circle)
3階:グランド・サークル(Grand Circle)
4階:バルコニー(Balcony)
を参考に席どりをどうぞ。お勧めは2階席ですが、「ちょっと値段が・・」という方は3階席を。日によっては3階一番前の席が最安値で販売されています。
特にファントムのラストシーンは上階からの観劇でないと伝わりづらい演出でもあります。2階か3階がお勧めです。
写真:藤谷 愛
地図を見るロビーエリアにはその日の公演のキャストリストがあります。
1986年初演時のクリスティーン役だったサラ・ブライトマンは「オペラ座の怪人」が代表作になり世界的歌姫となりました。日本人にはサッカーの国際試合でテレビ朝日が使用する曲の歌手、と言えば馴染み深いと思います。
このキャストの中に将来スクリーンで毎日見るような無名の逸材がいるかもしれませんよ。
写真:藤谷 愛
地図を見る席に行くにはそれぞれ専門の通路があります。チケットに記載されている席の文字を頼りに通路を探して着席しましょう。
日本でミュージカルを観に行く方は、ロンドンの劇場の狭さに驚くかもしれません。特に2、3階席の一番列の席では音楽や歌声がドンドン響いてきます。役者の表情もクッキリと観ることができ、目からも耳からも劇中にグッと引き込まれる要素がたくさん。この狭さがロンドンで観劇する一番のワケとも言えるのです。
「前に一度観たことがある。」という方もぜひ再訪を!初演当時の演出から変化している点もありますし演者も当然変わるので、その時代に合ったバージョンを楽しんでみてください。
写真:藤谷 愛
地図を見るインターバル中にはぜひバーエリアに行って喉を潤しましょう。「あそこのシーンよかったね。」などたくさんの人が飲み物片手に前半の名場面を語り合っています。お酒が苦手な人はソフトドリンクやアイスクリームをお試しあれ。
写真:藤谷 愛
地図を見る観劇後はたくさんの人がお土産グッズやプログラムを買う為、インターバルで購入しておくのも時間が無駄にならずにお勧めです。
写真:藤谷 愛
地図を見る観劇後は外でも多くの観客の興奮が冷めやらない状況です。
感動しきりで夜景の事は忘れてしまいがちですが、この風景も忘れずに写真におさめておきましょう。
写真:藤谷 愛
地図を見る毎年6月後半にロンドン中心地のトラファルガー広場で行われる「ウエスト・エンド・ライブ(West End Live)」。ロンドンの劇場街はウエスト・エンドと呼ばれていますが、このライブでは上演中の多くの舞台から本物の演者が登場し代表曲を歌います。もちろん「オペラ座の怪人」もその常連。もしこの時期にロンドンに滞在するのであれば、スケジュールチェックをお忘れなく。
英語が苦手な方は旅行前に映画版を観ておくことをお勧めします。ストーリーが分かっていれば劇場での言語の問題はほとんどなく、素晴らしい音楽と演者の迫力で涙を流す日本人観光客もたくさんいるのです。一生に一度は経験しておきたいこの感動。いい席をゲットして当日を迎えてくださいね。
住所:Haymarket, London, SW1Y 4QL
電話番号:+44-20-7087-7762(Box Office/英語)
アクセス:ピカデリー・サーカス地下鉄駅から徒歩3分
【開園時間】
昼の部:木曜・土曜 14:30
夜の部:月曜〜土曜 19:30
※記事下「関連MEMO」にはロンドンやその他の観光スポットをご紹介しています。参考にどうぞ。
2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/29更新)
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