写真:bow
地図を見る2015年に開通した伊良部大橋。これにより宮古島の観光スタイルは一変、それまで船でしか行けなかった伊良部島・下地島に多くの観光客が訪れるようになりました。
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地図を見る伊良部島・下地島では開発も進み、宿泊施設なども増えました。そして伊良部島・下地島の観光スポットには以前とは比べ物にもならないほど多くの観光客が訪れています。
しかし、橋が開通してメジャーになったのはつい最近の話。まだまだガイドブックにも載らないようなスポットが眠っていることも確か。そこで伊良部島にある、隠れたパワースポットをご紹介しましょう。
伊良部島はかつお漁などの漁業がさかんなイメージがありますが、隆起サンゴ礁の平坦な地形をいかしたさとうきび栽培もさかんです。さとうきび畑は島のあちこちで見ることができます。
伊良部大橋を渡ったすぐの地区もさとうきび畑が広がっているのですが、その一角に隠れたパワースポットと呼ばれる「ヌドクビアブ」があるのです。
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地図を見るさとうきび畑の中に突然こんもりとした森が現れると、何やら「史跡・ヌドクビアブ」と書かれた看板があります。ここがヌドクビアブのようですが、予備知識がなければその正体が何なのか、名前からしても想像もできません。
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地図を見る実はヌドクビアブはこの森の中、看板が入口のサインです。左手にある石垣沿いに道がありますので草をかきわけつつ、行ってみましょう。森の中を進むこと2〜3分、ちょっと不安に思えてきたころにそれは見えてくるのです・・・。
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地図を見る森の中を進んでいくと、足元の地面がパックリと割れ、地の底へと続くような道に変わります。ここがヌドクビアブの本丸!階段があるので降りてみましょう。足元は滑りやすいので気を付けて!
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地図を見る降りてみてビックリ、ヌドクビアブは地上からではわからないほど広くて立派な鍾乳洞だったのです。周囲は畑があるだけで、人気も少ない場所ゆえに静かで神秘的な空間のヌドクビアブは、宮古エリアでも随一のパワースポットと言われています。確かにここに立てば何かパワーが貰えるような、そんな雰囲気が漂っています。
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地図を見る深さは22mもあるというヌドクビアブは戦時中、その見つけにくさから防空壕として使われていました。当時のかまどの跡もあり、現在は宮古島市の史跡とされています。ちなみに謎の「ヌドクビアブ」という言葉、ヌドクビとは喉首、アブは縦穴という意味の方言だったのです。
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地図を見るこれだけの造形が出来上がるまで、いったいどれほどの年月を費やしたのか?そして人目に触れないよう、ひっそりと隠れるように存在してきたヌドクビアブの底に立てば、その静寂と相まって不思議な気持ちになります。ここがパワースポットといわれる所以なのかもしれません。
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地図を見る地上からはガジュマルの気根がいくつも垂れ下がっていますが、その姿はまるで天から降り注いてくるかのようにも見えます。そして穴の底へ届いた気根はしっかりと大地とひとつになり、ややもすれば生命の存在を否定するような地の底で力強く生き抜いているのです。
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地図を見るこのヌドクビアブの近くには縦穴の洞窟「ティーズアブ」と呼ばれる史跡があります。伊良部島には同じように「アブ」の名が付く洞窟が他にもあり、ひょっとしたらまだ見つかっていない洞窟も人知れず眠っているかも・・・。どうしても美しい海に目が行きがちな宮古島ですが、こんなスポットをめぐってみても面白いかもしれませんよ。
住所:沖縄県宮古島市伊良部池間添
アクセス:宮古空港から車で約25分
2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/6更新)
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