京都の「祇園祭」をゆっくり見られる「後祭宵山」の楽しみ方

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京都の「祇園祭」をゆっくり見られる「後祭宵山」の楽しみ方

京都の「祇園祭」をゆっくり見られる「後祭宵山」の楽しみ方

更新日:2019/06/21 09:11

木村 優光のプロフィール写真 木村 優光 和風景写真家、夜景愛好家

毎年7月になると、京都市内中心部が「祇園祭」一色に染まることは、大抵の方であればご存知のはず。一生に一度は見ておきたいお祭ですが、人混みは必至。しかし、人混みをそれほど感じずに「祇園祭」の雰囲気を感じるだけであれば、「後祭宵山」というイベントがオススメです。祭のメインとなる山鉾は各町内の路地に置かれるため、見学したり写真を撮る方にとっては好都合!そんな「祇園祭」の「後祭宵山」を訪問してみよう!

そもそも「祇園祭」とは?オススメの訪問タイミングは?

そもそも「祇園祭」とは?オススメの訪問タイミングは?

写真:木村 優光

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「祇園祭」は京都市内中心部で行われるお祭で、日本三大祭に数えられています。京都市内のメジャー観光スポットである八坂神社の祭礼で、約1100年の歴史があります。そんな「祇園祭」は、869年の平安時代に日本各地に疫病が広がると、二条城の南側にある神泉苑で66本の鉾を立てて祇園の神を祀り、災厄の除去を祈ったことからはじまります。

このように非常に古い歴史のある「祇園祭」ですが、現在は毎年7月になると京都市内ではお祭ムード一色となり、京都市内中心部のあちこちからお囃子が流れてきます。なお、「祇園祭」は7月1日から31日まで1ヶ月に渡って行われますが、日によって祭の盛大さは異なります。

注目される行事は主に「神輿渡御」「宵山」「山鉾巡行」で、このタイミングを見計らって多くの方が訪問します。特に市内中心部を山鉾が練り歩く「山鉾巡行」や、神輿が担がれる「御輿渡御」は周辺道路の交通規制が行われ、気温とともに人の熱気も最高潮!また、「宵山」「山鉾巡行」に関しては「前祭」と「後祭」に分かれていて、1ヶ月で二度ほぼ同じような行事が行われます。

そもそも「祇園祭」とは?オススメの訪問タイミングは?

写真:木村 優光

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そんな中、「祇園祭」を効率よく訪問するタイミングですが、オススメしたいのはズバリ「後祭宵山」!前祭、後祭ともに「宵山」では、写真のように各町内の路地に山鉾が置かれるため、山鉾の間近に近寄ることができるグッドタイミング!山鉾が街中を練り歩く姿を見ることはできませんが、それでも迫力は満点!

写真を撮るにしても、静止している山鉾であれば誰でも気軽に撮ることができますよね。しかも一箇所に人が集中することもないため、混雑感をそれほど感じません。なお、「前祭」より「後祭」の「宵山」をオススメする理由は、「前祭宵山」より屋台の数が少ないことによって、訪問する人が更に減るためです。したがって山鉾をじっくり見物したい方には願ってもないチャンスなのです。

「宵山」でのオススメカメラワーク

「宵山」でのオススメカメラワーク

写真:木村 優光

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前述のとおり、「宵山」では山鉾が各町内の路地に置かれるため、山鉾の動きは一切ありません。そのため、山鉾の写真をじっくりと撮るのにはグッドタイミング!季節柄、所々には夏を代表する花が咲いているところもあり、それらと山鉾を絡めて写真を撮ることもできます。

写真の花は真夏を代表するサルスベリという花木で、ピンク色の小さな花が固まって咲く様子は愛らしいです。そして背後には山鉾に飾られた紅白の提灯。遠近法で撮れば京都の夏をイメージする1枚が出来上がります。

「宵山」でのオススメカメラワーク

写真:木村 優光

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そして、お祭といえば浴衣姿の女性を忘れてはいけません。特に、京都市内中心部で行われる「祇園祭」はその土地柄、舞妓さんや芸妓さんも訪問することがあるため、山鉾を背景に切り取れば、お祭らしい1枚が完成します。これこそが山鉾に動きのない「宵山」だからこそ実現できる組み合わせ!実際に京都の夏は非常に暑いことで有名ですが、浴衣姿の女性が写っているだけで涼しさを演出できます。

「宵山」でのオススメカメラワーク

写真:木村 優光

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「祇園祭」は山鉾だけが被写体ではありません。同時に行われる「屏風祭」では、街中の歴史ある町家内部が公開され、歴史ある品々が展示されます。写真ではとても立派な屏風画とお琴が公開されていますが、これらを見ているだけでも和やかな気分になれます。

このように公開される町家は個人宅や企業などですが、「屏風祭」においての内部公開が年々減少傾向をたどっているのが正直なところ。それでも、このように公開していただける町家があるのは嬉しいですね。なお、この「屏風祭」は「祇園祭」としての公式行事ではありませんので、各町家に迷惑がかからないように観賞しましょう。

提灯に明かりが灯る日没後も必見!

提灯に明かりが灯る日没後も必見!

写真:木村 優光

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陽が完全に沈むと、路地に置かれた山鉾の各提灯に明かりが灯り、幻想的な光景となります。こんな光景を上手くカメラに収めたくても、山鉾が静止していないとブレることは必至!しかし、山鉾が静止している「宵山」であればうまく撮れる確率は非常に上がります。こんなところも「宵山」の良さなのです。

山や鉾の周りに明かりが灯された無数の提灯は、祭の夜の雰囲気を一層高めてくれます。夜とはいえ、7月の京都は30度を超えることも多いですが、こういう光景を目の前にしたら暑さを通り過ぎて興奮の熱が上昇してしまうでしょう。

提灯に明かりが灯る日没後も必見!

写真:木村 優光

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山や鉾は、町内によって形状が大分異なります。提灯の飾り方や数も異なるため、各町内の山鉾を見て歩くだけでも面白いのが「宵山」。さらに日没後は、それらが明かりで演出されているため、見応えも昼間より格段に上がります。

夜間は提灯をメインとしたカメラワークで幻想的な光景を!

夜間は提灯をメインとしたカメラワークで幻想的な光景を!

写真:木村 優光

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山や鉾に飾られた提灯は町内ごとに異なる山名が書かれていて、多種多様!そんな提灯を遠近法で切り取るのも作品性ある1枚に仕上がります。写真のように山名にピントを合わせて、背後にはいくつかの提灯をぼかすのも良いでしょう。

提灯の明かりをカメラで撮る場合、露出や絞りに十分に注意する必要があります。それは周囲の街灯との光度を比較すると低いため、街灯に絞りを合わせてしまう等のオート設定ですと暗く写ってしまいます。逆に暗すぎる場所ですと、絞りが勝手に解放気味に設定されてしまうため、提灯に書かれた文字が潰れて見えなくなることも。

ここは確実に提灯の明かりに絞りや露出を合わせて、マニュアルにて撮ることをオススメします。ただ、遠近で撮る場合は絞りを開放気味にするとボケが綺麗に決まるので、シャッタースピードを速めに設定してバランスを保ちましょう。

夜間は提灯をメインとしたカメラワークで幻想的な光景を!

写真:木村 優光

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写真のように、山名をメインに背後には山のシルエットをぼかして撮るのも面白いです。このような写真には祭の様子や雰囲気は一切入っていませんが、しばらく見ていると祭の熱気や雰囲気が脳裏に浮かび上がってくることも。「祇園祭」に訪問した証として、場の雰囲気を1枚に収めた写真を記念に撮っておくことをオススメしますよ。

祇園祭の基本情報

住所:京都府京都市下京区船鉾町391-1新町通 綾小路下る
電話番号:075-223-6040
アクセス:京都市営地下鉄または阪急京都線烏丸駅より徒歩約6分

2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/07/22 訪問

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