竜と亡霊の棲む禁足地 スイス・ピラトゥス山は人外も愛する美しさ

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竜と亡霊の棲む禁足地 スイス・ピラトゥス山は人外も愛する美しさ

竜と亡霊の棲む禁足地 スイス・ピラトゥス山は人外も愛する美しさ

更新日:2018/07/09 15:37

藤 華酉のプロフィール写真 藤 華酉

スイスでは、マッターホルンやモンブランと言った名高い景勝山を毎日でも観光する事ができます。ルツェルンにほど近く、湖を見渡す絶景が有名な「ピラトゥス山」もその一つ。しかしこの山、中世までは人が立ち入る事を禁じられていた禁足地。理由は亡霊とドラゴンが出る為だったのです。ちょぴり不気味なファンタジーに彩られたピラトゥスの絶景、避暑地に抜群だと思いませんか?

ピラトゥス山ってどんな所?

ピラトゥス山ってどんな所?

写真:藤 華酉

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ピラトゥス山はスイスのほぼ中心部、観光地ルツェルンの近くにそびえる山です。標高は2000m程、ルツェルンの町からはバスで15分程。スキー場やテーマパークも備えており、市民の生活に密着した親しみやすい山と言えます。

ところが歴史を紐解けば、中世の頃、ピラトゥス山は禁足地として恐れられていました。
その理由の一つは、獰猛な火吹き竜が住むといわれていた為。確かに、険しく岩肌の荒い山の洞窟には、今でも何かが潜んでいそうな不気味さがありますね……?ちなみに、今でもピラトゥス山のシンボルマークは火吹き竜。シュッとした体型が魅力的で、お土産も買えます。

ピラトゥス山ってどんな所?

写真:藤 華酉

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人々が山に足を踏み入れる事を恐れていたもう一つの理由は、イエス様の処刑を命じた古代ローマの総督、ポンティウス・ピーラートゥスの亡霊が出るといわれていた為。ピラトゥス山の名前は彼に由来しています。どうしてイスラエルから、遠路はるばるスイスまで死後のピーラートゥスがやって来てしまったのかは不明ですが、山頂付近の荒れ果てた岩肌には、彼の不気味な亡霊が彷徨っているといわれていました。そんな亡霊を慰める為、山頂付近には今も可愛らしい教会が建っています。

ゴンドラで禁じられた絶景が一眺の下!

ゴンドラで禁じられた絶景が一眺の下!

写真:藤 華酉

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現在のピラトゥス山は万人に開かれています。その開かれようと言ったら、ドラゴンよけの鈴はもちろん、登山靴も不要な程。ゴンドラ乗り場はバス停の目の前です。

ゴンドラで禁じられた絶景が一眺の下!

写真:藤 華酉

適宜ゴンドラを乗り換えたり、途中のレストランに立ち寄るなどしつつ、山頂を目指しましょう。
蒼い湖を臨むゴンドラからの絶景は、シャッターを切る手が止まらなくなる程です。

亡霊に会うなら夜まで粘らないと?絶景ホテル、あります

亡霊に会うなら夜まで粘らないと?絶景ホテル、あります

提供元:wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E…

山を味わうのに、ビバークする必要はありません。標高2000mのピラトゥス山の山頂には、なんとホテルが建っているのです。ゴンドラの最終便はそう遅くないため、夜景を見るためにはホテルに泊まるのが一番。レストランも併設されており、快適な夜を過ごす事ができます。美しすぎるピラトゥスの絶景ですが、夜になら亡霊の影を掴むことができるかも……?

素敵で不気味なルツェルン観光

素敵で不気味なルツェルン観光

写真:藤 華酉

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幽霊もドラゴンも見られなかった!だからと言って嘆く必要はありません。やはり一番怖いのは生きている人間。この世に勝る地獄はないのです。
と言ったテーマを心行くまで満喫できるスポットが、ルツェルンの「シュプレイヤー橋」。屋根付きの長い橋には、「死の舞踏」の連作が描かれています。死神があらゆる階級の人々を死に導くこの光景、中世のルツェルンで黒死病が流行した時にオリジナルが描かれました。やはりドラゴンが出る山よりも、人の暮らす町の方が恐ろしい場所のようです。

涼しい気持ちを求めて

夏でもひんやり、冬はスキー場にもなるピラトゥス山。蒼いルツェルンの湖を見下ろす絶景は必見です。かつてはここが禁じられた神秘の地、亡霊や竜が徘徊していたかと思うと、わくわくする気持ちもひんやりする気持ちも増してきませんか。あまりの絶景に不気味な想像ができなくとも、ルツェルンの死の舞踏を見上げればゾッとする事は請け合いです。ピラトゥス山、真夏の避暑地にぴったりの場所ですよ。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/01/02−2014/01/03 訪問

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