大人300円都心のオアシス!大田区「東京港野鳥公園」は生きものパラダイス

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大人300円都心のオアシス!大田区「東京港野鳥公園」は生きものパラダイス

大人300円都心のオアシス!大田区「東京港野鳥公園」は生きものパラダイス

更新日:2018/08/24 09:36

西藤 カオルのプロフィール写真 西藤 カオル

園内に里山・森林・干潟といった多様な環境をもつ東京港野鳥公園は、野鳥や水辺の生きものたちのパラダイス。自然や生きものと関わりが遠のいた人にもオアシスです。

2016年11月にネイチャーセンターがリニューアルオープン。季節の植物を愛でつつ、園内を散策するだけでも気持ちのいい所です。その上、都立公園なのでリーズナブル。東京港野鳥公園グループ管理のもと、本格的なバードウォッチングもできますよ!

自然の力で予期せずできた野鳥の楽園

自然の力で予期せずできた野鳥の楽園

写真:西藤 カオル

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東京港野鳥公園は、近隣に東京港や羽田空港、首都高速湾岸線も通る物流の拠点にありますが、一歩園内に入ると緑の豊かさにびっくりします。もとは東京湾の埋立地だったところに雨水が溜まり池ができ、草地が育って野鳥が集まるようになったのがこの公園のはじまり。36.0haもの広大な自然環境は、ここが東京であることを忘れてしまうレベルです。

まずは受付窓口(管理事務所)にある券売機でチケットを購入しましょう。大人300円、65歳以上・中学生(都内在住・在学以外)150円、小学生以下は無料。イベントやリアルな野鳥観察状況など、園内の最新情報もここでチェック。双眼鏡の貸し出しや、ママさんには嬉しい授乳室まであります。

※都内在住・在学の中学生は、証明できるものを提示で無料

自然の力で予期せずできた野鳥の楽園

写真:西藤 カオル

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管理事務所の先には広々とした芝生広場があり、シンボルツリーのような樹木が目に留まります。木々は鳥が止まり木にするのにあつらえ向きの枝ぶり。その木を眺めるようにベンチやテーブルも設置されています。ここには明るい環境を好む野鳥が集まるようですよ。羽休めをする鳥のように、のんびりベンチに腰掛け観察するのもいいですね。

自然の力で予期せずできた野鳥の楽園

写真:西藤 カオル

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野鳥も種類によっては木と同系色だったり最初は見つけづらいものですが、焦らずじっくり探してみてください。言ってみれば“自然のまちがいさがし”です。よく見ると枝だと思っていたものが小さく動いていませんか?

野鳥をみつけたら、その愛らしい姿をカメラに収めたくなる人もいるでしょう。その際は一定の距離をとって静かに撮影するのがマナー。ストロボ撮影はご遠慮ください。

■写真:シメ(スズメ目アトリ科)
11月〜4月 出現率10〜50%未満
東京港野鳥公園「野鳥カレンダー」2018年度版データより

橋を渡って緑深い野鳥の世界へ

橋を渡って緑深い野鳥の世界へ

写真:西藤 カオル

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東京港野鳥公園は「いそしぎ橋」を境に東西に分かれます。管理事務所のあった西側は自然生態園があり、田んぼや小川など里山ののどかな景色。橋を渡った東側には、レンジャーが常駐する「ネイチャーセンター」や、海水と淡水が混ざる汽水池「潮入りの池」があります。

橋を渡って緑深い野鳥の世界へ

写真:西藤 カオル

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園路を進むと、“ここからは野鳥の世界です”の立て札。緑がより深くなり、心なしか空気も澄んでいるように感じます。目を凝らし、耳を澄ませて静かに歩みを進めていきましょう。野鳥のみならず、季節の植物やそのまわりにいる昆虫なども楽しい観察対象です。

見て!触って!楽しく学ぶネイチャーセンター

見て!触って!楽しく学ぶネイチャーセンター

写真:西藤 カオル

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公益財団法人日本野鳥の会のレンジャーが常駐する「ネイチャーセンター」があるのは、公園東側のちょうど真ん中あたり。「潮入りの池」が見渡せる眺望の良い所で、水辺の野鳥を観察するにも絶好の場所です。館内は冷暖房完備で、窓辺には観察用の望遠鏡もセットされています。肉眼でも見られますので、窓際のベンチに腰掛け自然の姿を眺めるのもオススメ。

見て!触って!楽しく学ぶネイチャーセンター

写真:西藤 カオル

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同じフロアにあるちょっとユニークなものもご紹介しましょう。こちらでぜひ手に取ってもらいたいのが“鳥のぬいぐるみ”です。東京港野鳥公園で見ることのできる様々な野鳥たちが、同じ大きさ・重さで作られています。布選びのセンスもよくとってもキュート!実際に手に取ると中々の重量に驚きます。量りも置いてあるので比べてみるのも面白いですよ。

干潟さんぽも楽しめる!「がた潟ウォーク」

干潟さんぽも楽しめる!「がた潟ウォーク」

写真:西藤 カオル

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ネイチャーセンターの地下1階には干潟に降りる遊歩道「がた潟ウォーク」があり、干潟を間近に見ることができます。潮が引いた干潟には地面にポコポコと穴が開いており、それが生きものの巣穴です。2018年4月には拡張整備が完了し約11haも干潟が広がりました。

干潟さんぽも楽しめる!「がた潟ウォーク」

写真:西藤 カオル

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巣穴のまわりをよく観察してみると、ヤマトオサガニやチゴガニを見つけられるかもしれません。チゴガニのオスには面白い特徴があって、両方のハサミを振り上げてから振り下ろす“ウェービング”という動作をするのです。リズミカルで愉快な動きは、メスへの求愛行動とも考えられているんですよ。

観察小屋から見える世界

観察小屋から見える世界

写真:西藤 カオル

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東京港野鳥公園には1〜4号の観察小屋があり、自由に入って野鳥を観察することができます。東側の「潮入り池」の前に1号・2号、西側の「西淡水池」前に3号・4号の計4か所。備え付けの望遠鏡を使って、飛来する水鳥たちをじっくり見ることができます。

観察小屋から見える世界

写真:西藤 カオル

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汽水池の「潮入り池」では、杭の上で休むカワウが見られたり、水面を泳いだり岸で休んだりしているカモの仲間も見られます。東京港野鳥公園にはスズガモやキンクロハジロが飛来しますが実はこの2種、パッと見とってもよく似ているんです。

観察小屋から見える世界

写真:西藤 カオル

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そんな時には望遠鏡の出番です。キンクロハジロには最大の特徴「冠羽(かんう)」があり、頭部に飾り羽のような他より長い羽が生えています。カモの頭部をクローズアップしてみると……、どうやらキンクロハグロではなさそうですね。

一方のスズガモですが、メスにわかりやすい特徴があります。くちばしの付け根のところだけお化粧したように白いのです。それから判断すると写真右は、スズガモのメスでしょう。

このように、小さなところから調べるだけでも野鳥の世界に近づけ楽しいものです。それは生きものでも植物でも同じ。東京港野鳥公園は、大人も子供も心豊かになれる場所です。

東京都立東京港野鳥公園の基本情報

住所:東京都大田区東海3-1
電話番号:03-3799-5031
アクセス:JR「大森駅」からバスで20分、「東京港野鳥公園」下車
休園日:毎週月曜日、年末年始
(月曜日が祝日または都民の日の場合、翌火曜日が休園)

※植物や昆虫、魚など生物の採集・採取はできません
※ペットを連れての入園はご遠慮ください

2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/04/23 訪問

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