日本海沿いにある北海道石狩市厚田区。2005年に石狩市と合併するまでは厚田村と呼ばれていた町です。町の西にある日本海から水揚げされる水産物や、周辺の田畑から収穫される農作物が主な産業。道の駅がある厚田公園は厚田区中心部の北にある丘にあり、恋人の聖地、旧スキー場、そしてキャンプ場などがあった中に整備されました。
他の道の駅にない魅力と言えば、厚田の市街地が非常に近い事です。漁港にある朝市や漁協までは徒歩10分以内。海水浴場もすぐ。内部だけでなく周辺も楽しめる道の駅は全国的にも少ないです。
厚田公園からの景色で有名なのは日本海に沈む夕日(写真)です。道の駅本館から国道231号を挟んですぐにある「あいろーど厚田ANNEX」は、道の駅オープン前は夕日の丘観光案内所と呼ばれた場所。道の駅開業に合わせてリニューアルされ、地元食材にこだわった「地産地消とみき厚田店」があります。
1階入口からすぐに地場産品販売コーナーがあります。販売されている商品は、もともと厚田、浜益、石狩の名物だったものの他に、道の駅が出来る事が決まった後に石狩市、道の駅運営会社、地元企業が新たに開発したものが多数。地元素材を生かした製品が次々と出ました。
その一部が写真の「石狩厚田そばの実クッキー」と「厚田饅頭」。そばの実クッキーは厚田産のそば粉、厚田饅頭は厚田産かぼちゃを使用しています。
手焼き中華まんじゅうは、石狩市浜益を代表するお店「ふじみや」の商品です。こちらも新商品開発を依頼されたが断り続けた末、通常20センチのまんじゅうを、通常1人では食べきれないサイズの30センチに大きくして道の駅新商品として販売。ついでに「ふじみや」では、浜益名物のどら焼きも通常11センチを18センチの商品も販売しています。
1階には飲食のテナントとして「一純」が出店。厚田産のそば粉を使ったそばの中に、厚田で取れたにしんの甘露煮を使った「にしんそば(写真)」があります。
2階は3店の飲食店と郷土資料室、自然・歴史展示コーナーとなっています。飲食店では和食は「石狩二三一(ふみいち)」。名前の由来は石狩市内を走る国道231号です。札幌市内の海鮮寿司居酒屋の姉妹店で、厚田産にしんを使った「にしんバッテラ(写真)」に海鮮丼を提供。
ピザ店「Bakery&Pizza」では地元産のタコや豚肉を使ったピザに焼き立てパンがメニュー。ピザは注文を受けてから焼き上げます。もう1店はジェラートの店「Lico Lico厚田」。道内に展開するジェラート店。こちらも地元産の食材を使ったジェラートを3種類のサイズで販売しています。
2階の郷土資料室、自然・歴史資料展示コーナー(写真)は、現地にかつてあった資料室を移転・リニューアルしたものです。北海道の日本海側の町の多くがそうだったように、石狩市厚田地区はかつてニシン漁で栄えた町です。ニシンに代表される歴史や険しい海岸線が多い厚田、浜益地区の自然を学ぶには最適です。
3階は展望デッキになっており、厚田地区や日本海を一望する事が出来ます。足に自信がある方は更に道の駅の3階から、駅の上にある小高い丘を5〜10分くらい登ってみませんか。展望台(写真上)は、愛を誓い、プロポーズするのにふさわしい観光地を選ぶ、2006年の「恋人の聖地」プロジェクトで道内で初めて選出された場所です。
現在は誓いの鐘や恋人たちが固く結ばれることを願って南京錠を取り付けるためのフェンス(写真下)が取り付けられています。
住所:北海道石狩市厚田区厚田98番地2
電話:0133-78-2300
アクセス:札幌都心から車で約75分
北海道中央バス札幌ターミナルから道の駅石狩「あいろーど」行きで約100分。終点下車
2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/10更新)
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