写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る前述の通り室岩洞は松崎の南西の町外れにあります。松崎の中心からは徒歩で30分近くかかる上、室岩洞周辺は上り坂のため、自家用車かバス(1時間に1本程度)でのアクセスをお勧めします。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見るバスの場合は6分ほどで到着します。自家用車の場合は室岩洞へくだる階段手前の左手に広いスペースがあるのでそこでとめましょう。
室岩洞は車道には面しておらず、探索するには階段を3分ほどおりて進んでいく必要があります。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る室岩洞の入り口。室岩洞へは自由に立ち入れますが、照明が無人管理されており、8:30〜17:00の間以外は消えて何も見えなくなります。消灯時間になる前に出るように注意しましょう。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る伊豆半島には古代から噴出し続けた海底火山の噴出物が堆積しています。室岩洞では、石垣などに利用するために、大地の隆起や浸食で姿を現した海底火山の噴出物を切り出していました。このような石切場は伊豆各地にあり、室岩洞は江戸時代から1954年まで稼働していました。
当時の姿を残す石切場は少なくなっており、歴史的にも価値の高い場所といえます。岩肌には今でも掘った跡が線になって残っています。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る石切場といえば、栃木県の大谷石地下採掘場跡が有名です。ですが大谷石地下採掘場跡はその知名度ゆえにいつも多くの人でにぎわっています。また、カラフルな照明や展示物などによりよくも悪くも「観光スポット」となっています。それに対して室岩洞はいつも静まり返っており、最低限の照明と働く当時の人を象った人形以外は何もありません。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る稼働当時からほとんど変化のない洞内を、静寂に包まれながら自由に探索できるのが室岩洞の大きな魅力です。ただ、場所によっては光源が足りず足元が見えないこともあるので、携帯や懐中電灯など光るものを用意しておいた方が安全でしょう。やや入り組んでいますが、せまいため迷うことはないはずです。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る静かな洞内には、水のしたたる音だけが反響しています。したたった水は洞内の一部にたまっています。
水は透明度が高いため、光で照らすと青くかがやきます。あまりに幻想的な光景のため、ただの石切場の水たまりにも関わらずお金が投げ入れられていますが、水がよごれてしまうためやめておいた方がいいでしょう。
写真:やまざき にんふぇあ
地図を見る石切場を抜けると一気に視界が広がり、眼下には青い海が見えます。室岩洞が稼働していた当時、周辺には道路がなかったため、切り出した石はここからおろして船に積んでいました。
なお、ここは行きどまりのため帰る時はもう一度室岩洞を抜けていきましょう。左の壁に手をふれながら歩けばほぼ最短ルートで帰れます。
住所:静岡県賀茂郡松崎町
アクセス:松崎バスターミナルからバスで6分の室岩洞下車、徒歩3分
電話番号:0558-42-3964(松崎町企画観光課)
見学可能時間:8:30〜17:00(時間外は消灯)
2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
やまざき にんふぇあ
東京に生まれて東京の大学に進学し、そのまま東京で電機機器メーカーに就職するという無味乾燥な人生をおくってきました。その反動か自分の知らない世界への好奇心は人一倍で、休日は大抵読書か旅行をしています。「…
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索