写真:古川 悠紀
地図を見るホーチミン市内中心からタクシーで10分ほど北上したところに建つレストラン「インドシン」。広い庭と大きな邸宅をレストランに改築し、現在は旅行者の行きつけの人気店となっています。テーブル席は店内と屋外席双方を選ぶことができ、屋外席はディナーの時間帯になると伝統音楽やジャズの生演奏を聴くことができます。
写真:古川 悠紀
地図を見るホーチミンで「古き良き時代」というと、フランス領インドシナ時代となります。1887年から1954年まで、ベトナムとラオス、カンボジアはフランスの保護下にありました。フランスの自由で優美な文化や習慣が入り、ベトナムとうまく調和しました。インドシンの邸宅もフレンチコロニアルの典型で、当時の上流階級の戸建てを再現しています。
写真:古川 悠紀
地図を見るインドシンはランチとディナー双方営業していますが、おすすめはディナー。屋外では生演奏が楽しめるほか、雰囲気も抜群です。屋根付きのオープン席は間接照明が効いてロマンティックですし、中央には溜池があり、その池回りにもテーブル席を配置。その奥にはグランドピアノが設置され、生演奏中はリクエストも可能。屋内席はインドシナ時代を感じる気品ある部屋で、落ち着いて食事をとることができます。
写真:古川 悠紀
地図を見る料理はベトナムの定番料理やバターやオリーブオイルをたっぷりと使ったフレンチスタイルの料理があります。ただし、インドシンではオリジナルの創作料理が自慢。他店では食べられない料理を多数楽しむことができるのは、インドシンならではです。
写真:古川 悠紀
地図を見るただし、メニューはベトナム語と英語表記となるので、料理名を読んでも、どんな料理なのか見当がつかないこともあるでしょう。そんなときにおすすめしたいのが「コース料理」です。予算1000円から楽しむことができ、複数コースを選ぶことができるほか、メニューになくとも「予算5000円でコースを作ってほしい」といった融通も効きます。コースではサラダ、スープ、メイン(魚or肉)、スイーツなどが順番に運ばれてきます。スタッフが常に傍で待機しているので、運ばれてくる時間間隔も申し分ありません。素敵なディナーを是非楽しんでいってください。
<基本情報>
住所:26 Truong Dinh St.Dist.3. Ho Chi Minh
営業時間:10:30〜14:30 / 17:00〜22:00
電話番号:+84-28-3930-8421
アクセス:市民劇場及びベンタイン市場からタクシーで約10分から15分。
写真:古川 悠紀
地図を見るインドシンでは古き良きフランス時代をご紹介しました。続いて紹介する「ゴックチャウガーデン」は、「素朴な南ベトナム時代」をコンセプトにした人気店。ホーチミンのドンコイエリアの少し外れにあり、市民劇場から徒歩5分程度で行くことができるので、雑貨ショッピングの合間にランチで行ってほしいお店です。
写真:古川 悠紀
地図を見るベトナム戦争(1960年〜1975年)が終わる前までは、ベトナムは南北分断国家。それぞれ独立国家として独自の政権が築かれていました。南ベトナムは、メコンデルタの広大な大自然を享受することができたので、貧富の差はあったものの、食事にはさほど困らなかったと言われています。その南ベトナム時代の一般家庭を再現したのがゴックチャウガーデンとなります。
写真:古川 悠紀
地図を見る2階建ての建物は木造建築で、縦に長い吹き抜けとなっているほか、2階の天井は透明ガラスなので、斜光が射して心地良い空間を演出しています。また、テーブル席も木造に統一され、食器類はベトナムの伝統陶磁器を使用。グリーンセラミックと呼ばれるエメラルドグリーンの陶磁器は、独特な質感を感じることができます。
料理は南ベトナムで古くから食べられている伝統料理がメニューに並びます。野菜、肉、魚介と豊富な食物に恵まれているメコンデルタ産の食材を駆使した料理は絶品。写真上のチャーカー(Cha Ca)はいまでも現地人に親しまれている、ベトナム風さつまあげ。濃厚な味わいを楽しめます。
こちらは土鍋料理の定番、カーコート(Ca Kho To)と呼ばれる料理。ベトナムでは昔から今も土鍋が食器を彩る一つとして、どの家庭も常備しています。その土鍋を七輪やコンロで火にかけ、白身魚をじっくりと煮ます。魚は基本川魚を使いますので、多少クセがあるのが難点。そこで、南ベトナムの人々はヌクマムをタレのベースに、唐辛子や塩コショウをはじめとした複数のスパイスを調合することによって、臭みをとっています。こちらも是非食べていってほしい一品です。
<基本情報>
住所:116 Ho Tung Mau St. Dist.1. Ho Chi Minh
営業時間:9:00〜23:00
電話番号:+84-903-816-716
アクセス:市民劇場から徒歩約5分。ベンタイン市場からタクシーで約5分。
今回紹介した「インドシン」と「ゴックチャウガーデン」は、共に南北分断国家だったベトナム戦争以前の時代がお店のコンセプト。しかし、雰囲気や出てくる料理には御覧の違いがあります。プチパリと称されるホーチミンを感じたければインドシンですし、ベトナムらしい自然と共存した雰囲気に浸りたいならゴックチャウガーデンがおすすめです。
2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2025/2/17更新)
- 広告 -