写真：藤田 聡
地図を見る草津温泉感謝祭は、毎年８月１日・２日の固定日開催。平日に行われることも多いので、日本を代表する温泉地のイベントにしては意外と知られていないかもしれません。
しかし、単なる形式的な行事に終始することなく、エンターテイメントとしても楽しめるレベルの演出が施され、本当に感動的。一度見れば、毎年夏に草津温泉に来たくなるに違いありません！
写真：藤田 聡
地図を見る草津温泉感謝祭は、初日に温泉女神様が「降臨」し、後述する温泉関連行事を２日間に渡って執り行った上で、最後に「昇天」するというイベントの流れになっています。
今回は２日目の様子を紹介しますが、温泉女神様はイベント会場まで輿に乗って移動。従者である白丁（はくちょう）によって輿が担がれ、松明の灯りで進みます。まさに神話の世界が草津温泉に突如出現したような光景に驚愕。このイベントの本気度を瞬時に理解出来ます。
草津町役場の方から来るので、イベント会場でじっと待つのではなく、少し役場の方へ出迎えに行って、この光景から見るのがおすすめです！
写真：藤田 聡
地図を見る温泉女神様は、温泉関連行事を執り行う為に地上に降臨します。初日は「源泉お汲み合わせの儀」と「女神源泉分湯の儀」。その後、草津温泉に多数ある共同浴場や交代で選ばれた宿泊施設の大浴場に２日間に渡って「献湯」します。
草津温泉感謝祭２日目の温泉関連行事は、温泉街の中心である湯畑に隣接した白旗の湯での献湯がハイライト。狭い共同湯で行われる為、大勢の観光客が直接見る事は出来ませんが、完了後に白旗の湯の前に整列してくれるので、みんなで見守った実感を得られます。
写真：藤田 聡
地図を見る草津温泉感謝祭の最後は、温泉女神様御一行の「昇天」でフィナーレを迎えます。従者役の白丁だけでなく、温泉女神様も補佐する巫子さんも草津町民から選ばれた若者達で、役者さんではありません。ちなみに2017年の温泉女神様は、草津ハイランドホテルの若女将・小林萌さんで、2018年のポスターやパンフレットのモデルになっています。
写真：藤田 聡
地図を見る草津山・光泉寺の山門が煙に包まれ、温泉女神様の姿が見えなくなっていきます。これで終わりと思ったら大間違い。辺り一面が真っ暗に舞台暗転し、光泉寺上空が複雑な光と煙に覆われ、まるで火事かSF映画の宇宙船の発射のよう。またしても「ここまでやるか！」という本格的な演出で、ついつい涙してしまう程の感動を覚えます！
写真：藤田 聡
地図を見る草津温泉感謝祭の２日間は、湯畑周辺に多数の屋台・出店が出てお祭り気分を味わえます。草津温泉では非常に珍しい光景なので、イベント開始時間前からお祭り気分を満喫しましょう！
草津温泉感謝祭は夜のイベントが中心なので宿泊して楽しむのがおすすめ。予約は当然混雑しますが、多数の宿泊施設があるので、空室を見つけられる場合も多々あります。
電話予約では満室と言われても、インターネット予約では空室がある場合もあるので、丹念に探してみましょう。２日間とも宿を確保するのは直前では難しいかもしれませんが、１日でもかなり楽しめるので断然おすすめです！
開催日程：2018年8月1日(水)～8月2日(木)
住所：群馬県吾妻郡草津町草津・湯畑仮設舞台
電話番号：0279-88-0800（草津温泉観光協会）
アクセス：JR吾妻線長野原草津口駅から草津温泉行きバス約25分、終点下車徒歩5分
2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/18更新)
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