はらぺこライターに聞く!ハズレのない旅グルメを探すコツ

はらぺこライターに聞く!ハズレのない旅グルメを探すコツ

更新日:2018/10/15 17:15

トラベルjp 編集部のプロフィール写真 トラベルjp 編集部
旅の楽しみの一つがグルメ。定番の料理を食べるのも醍醐味ですが、旅行に行ったらハズレの店には行きたくないですよね。

はらぺこライターこと、LINEトラベルjp ナビゲーターの旅人間さんは旅行先で当たりの店を見つけるうまさに定評があります。どんな見つけ方をしているのでしょうか。

こだわりは「グルメサイトや口コミサイトに頼らない」ということ

こだわりは「グルメサイトや口コミサイトに頼らない」ということ

提供元:旅人間

https://www.travel.co.jp/guide/navigtr/354/

LINEトラベルjp 旅行ガイドには世界中のグルメ記事が多く寄稿されていますが、ナビゲーターはどうやってお店を探しているのでしょうか?今回は常にはらぺこで各地の旅グルメを探し、長年発信し続けている「はらぺこライター」の旅人間さんに美味しいお店の探し方を聞いてみました。

旅人間さんのこだわりは「グルメサイトや口コミサイトに頼らない」ということ。インターネットでの検索に頼りがちな現代人ですが、旅先ではおもに地元の人々に話しかけ、また知り合いや出会った人々におすすめの料理やお店を聞き、そこで得た情報を全て地図アプリにチェックを入れ、記録しているそうです。

例えば、地方を訪れ、何か食べようといった場合、自身で作成した地図アプリを開き、近隣でチェックが付いている店こそが美味しいに違いないと、その店を訪問します。そして、噂通り美味しく、または面白いグルメで「この店は記事にしたい」と思ったら、自分がライターであることを告げて許可を取り、店内の写真を撮影してインタビューするとのこと。そして、お店が忙しい時間帯に行かないようにするのが重要なポイントだそうです。

こだわりは「グルメサイトや口コミサイトに頼らない」ということ

提供元:旅人間

https://www.travel.co.jp/guide/article/23699/

地元の人から名店を聞き出すには「取材で来ているのですが、この界隈で美味しい店ありませんか?」と声をかけ、きちんと名刺を渡すことだそうです。自分が何者かをハッキリ伝えると、ほとんどの人が好意的で、「この辺では……」ととっておきの情報を教えてくれるそう。

「観光協会の人に美味しいお店を聞いても、公平性から特定のお店の名前は言いづらいといった場合が多いんです。美味しい店の情報源はやはり地元の人々の生の口コミですね」と語る旅人間さん。写真の山奥にあるパン屋さんも地元の人の口コミから探し当てたお店の一つ。

数多ある地元の人の口コミをまとめて、本当に美味しいグルメを探し出す……それが旅人間さんの凄さですね!

美味しいものに巡り合うには、ちょっとした勇気

美味しいものに巡り合うには、ちょっとした勇気

提供元:旅人間

大阪在住の旅人間さんは普段から美味しいものを探すためにアンテナを張っていて、それにまつわる興味深いエピソードを教えてくれました。

数年前、大阪の南船場の片隅にポツンと「ヤムカレー」と書かれた看板を発見したそうです。最初の印象は「怪しい店」で、お客さんも少なく独特な雰囲気。しかし、カレーの美味しさは衝撃的だったそうです。そこで調理をしていた人に「ここ大阪で一番美味いわ」と行く度に声をかけ、その人を「大阪一(のカレー職人)」と呼んでいたとか。しかし、ある日「インドに行きます」と書かれた張り紙を残し、店は閉店してしまったそうです。

※上の写真は「ヤムカレー」時代の看板/下の写真は「旧ヤム邸 中之島洋館」のメニュー

美味しいものに巡り合うには、ちょっとした勇気

提供元:旅人間

「まさかインドで遭難したのか?」と不安に思っていましたが、その約3年後、喫茶店で雑誌を読んでいたらカレー特集の記事があり、なんと"あのカレー"を作っていた人が載っていました。その人こそ現在の「旧ヤム邸」のオーナーである植竹さん。今や大阪だけでなく、東京にも進出するほど有名店になりました。

「本当に美味しいものはね、どんなところにあっても世に広まるんですよ」というのが旅人間さんの持論。

記事を書くことでお店の人が喜ぶと嬉しい

記事を書くことでお店の人が喜ぶと嬉しい

提供元:旅人間

https://www.travel.co.jp/guide/article/24312/

自分が取材した店が有名になることで寂しさを感じることはないのでしょうか?旅人間さんに問いかけると、「そんなことはなく、記事を書くことによって反響があったりして、お店の人が喜ぶと嬉しいです」といった返答がありました。

例えば、「漁師寿司 海蓮丸(上の写真のお店)」も旅人間さんの思い出深い店の一つ。明石で行われた海苔のイベントで海蓮丸の社長と出会い、美味しそうな雰囲気がプンプンしていたので、日を改めて明石まで行きランチを食べて記事にすると大反響。その記事がキッカケで、海蓮丸の社長さんから、なんとタコ漁のお誘いをされたとのこと。捕れたてのタコを船の上でご馳走になったそうなのですが、その時の様子は漁師ツアーとしてトラベルジェーピー 旅行ガイドの記事で紹介されています。

魅力的な旅グルメに出会っても詳細が書けないこともある

魅力的な旅グルメに出会っても詳細が書けないこともある

提供元:旅人間

https://www.travel.co.jp/guide/article/19921/

取材したすべてのお店を記事内で掲載しているのですか?と伺ったところ、こんな返答がありました。

「例えば、友達夫婦と京都の琴引浜海水浴場に行った時、泊まった宿はインターネットに全く情報がなく、金額としてもリーズナブルで超穴場でした。料理のバーベキューも美味しく、これをメインで紹介したい!と思ったけど、オーナーは目立ちたくないという考えだったので、それを尊重し、海水浴場の記事の補足にしたこともありました」と少し残念そうに語る旅人間さん。魅力的な旅グルメに出会っても詳細が書けない……ということは、中にはいくつかあるそう。

旅人間さんが注目している旅グルメ

最後に「これからも泥臭く、地元の人に聞き回りながら、取材を続けて行きたい」と語った旅人間さん。今、一番注目しているグルメはどこか伺ったところ「小豆島の料理ですね」と回答。

以前、小豆島を取材で訪れた時に案内をしてくれた女性が「小豆島にはB級グルメはなく、すべてがA級グルメです」と語ったそうです。その言葉が印象的で、「僕はB級グルメばかりなので、いつかA級グルメを極められる男になりたい。小豆島は次のステップへの目標ですね」とのこと。

「書きたいお店はたくさんあります」とまだまだ旅人間さんが紹介したいグルメスポットは留まることを知りません。地元の人から伺った、ハズレのない旅グルメはやがて全国区になるものもあります。ぜひこれからも旅人間さんのグルメ記事をチェックしてみて下さいね!

取材協力 旅人間(たびにんげん)さん
レンタカーでアメリカの国立公園を中心に3ヵ月ほど旅した後、これらを紹介したいと思い、ライターに。食べるのが大好きでグルメ記事を多く寄稿。2017年にはLINEトラベルjp 旅行ガイドのソーシャル賞も獲得。

取材・文/LINEトラベルjp編集部 平山大輔

掲載内容は執筆時点のものです。

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