写真:古都の U助
地図を見る源氏物語 第10帖「賢木の巻」に登場し、源氏物語ゆかりの神社として名高い野宮(ののみや)神社。ここは斉王として伊勢神宮に赴く未婚の皇女、皇族が身を清め精進潔斎した地で、源氏物語では光源氏の恋人・六条御息所が娘とともに伊勢へ下る際に別れを惜しんだ場所として登場しています。
野宮神社の鳥居は黒木の鳥居と呼ばれるいくつかある鳥居の形式の中でも最も古い形式のもので、クヌギの木の皮を剥かずに使用しています。この鳥居の正面が野宮大神として天照大神を祀る本殿です。
写真:古都の U助
地図を見る鳥居の前で一礼した後は境内へ入り、こちらの手水舎で手を清めましょう。この野宮神社の手水舎とその水源の井戸には龍神がすみ、健康長寿を司るとされています。
写真:古都の U助
地図を見るえんむすびのご利益があるといわれる野宮大黒天の前には神石(亀石)があり、願い事を念じながらこの石をなでると一年以内に願い事が叶うとされています。
秋の紅葉シーズンには、鳥居の前の道まで参拝の列ができることもあるほど多くの人が参拝する神社なので、この石もたくさんの人になでられてツルツルの手触りに。
人気の神社らしく絵馬もズラリとたくさんかけられています。野宮神社の授与品は絵馬やお守りなど源氏物語をモチーフとした美しいもので、若い女性たちの間で人気があります。
写真:古都の U助
地図を見るさらに亀石の左側では禊祓清浄御祈願をすることができます。
精進潔斎の地であった野宮神社では良縁を結ぶには、ます悪縁を切ってから、ということですね。祓いたい事、清めたい事を紙に記入しコインを乗せて水に浮かべ、文字が消え紙が沈めば叶うとされています。
写真:古都の U助
地図を見る野宮神社は近隣の竹林の道とあわせ、初夏から夏にかけ美しい緑が楽しめる場所です。境内の緑も美しいですが、じゅうたん苔と呼ばれる緑の苔の庭も美しく必見!
写真:古都の U助
地図を見るこのじゅうたん苔のお庭は嵐山の景観を表現するもので白砂の部分は桂川、そして小さな渡月橋も架けられています。広さは約20坪と広大な敷地があるわけでは有りませんが、こちらの苔の魅力は何といっても見るからに滑らかそうなその質感。こんもりとした起伏が光を浴びた瞬間、ベルベットのように輝いて見えます。
写真:古都の U助
地図を見る野宮神社の黒木の鳥居をくぐった境内には朱色の鳥居が随所に建っており、新緑や深緑とのコントラストも美しく見逃せません。こちらは白福稲荷。子宝安産、商売繁盛をお祈りしましょう。
写真:古都の U助
地図を見る白福稲荷のお隣には大山弁財天もまつられています。こちらも朱色の鳥居と緑のコントラストが美しいです。野宮神社があるのは天龍寺の北部、竹林の道の東端辺り。古くから周囲には野宮竹と呼ばれる竹が多く境内の周囲にはたくさんの竹が生え、野宮神社の境内からも爽やかな竹林の光景を垣間見ることができます。
住所:京都府京都市右京区嵯峨野宮町1
電話番号:075-871-1972
アクセス:JR嵯峨嵐山駅から徒歩約10分
京福嵐山駅から徒歩約10分
2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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古都の U助
旅とお出かけ、グルメとにゃんこが大好物です!目下の悩みは愛猫の出かけないでアピールと、食べ歩きでいつも嫁が勝手に好きなものを注文してしまうこと。。京都を中心に、様々な情報を発信できたら良いなと思ってお…
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(2025/1/22更新)
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