北海道釧路市北斗にある釧路湿原国立公園。国立公園内にある釧路市湿原展望台は、1階の入館は無料となっており、ショップやレストランがあります。
湿原に関する案内表示もあるので、散策の前に確認しておきましょう。
釧路湿原の遊歩道は、時計回りに約1.1km整備されているバリアフリーの木道がお勧めです。車いすを必要とする人や比較的小さな子供まで、誰でも手軽に利用出来るからです。
もう一つの遊歩道は、反時計回りで約2.5kmありますが、天候や補修工事等で通れないことがあります。前出の通り、これらの情報は釧路市湿原展望台で状況を確認しておいてください。
バリアフリーの木道は、釧路市湿原展望台からみて左の奥側となります。近くにはトイレがありますので、散策途中で困らないようにしておきましょう。入り口は写真の通り分かりやすくなっており、迷うことはありません。
出発前には、虫よけ対策をしておくことをお勧めします。
木道に入るとすぐにクランク型の傾斜となりますが、この後はおだやかで心地よい道が続きます。
釧路湿原は世界的に有名であり、世界中から観光客がやってきます。日本最大の湿原内で、色々な国の言葉が飛び交う様子も面白いかも知れません。
釧路湿原は、とても長い時間をかけて形成されています。約2万年前の氷河期には、北海道はユーラシア大陸と陸続きでした。その頃に動植物が南下し、今の日本列島に入ってくるのです。氷河期が終わる1万年前から気候が温暖になってきますが、釧路湿原の辺りは気温が低く、今でも昔の姿が残されていると言われています。
昭和10年に釧路湿原の一部が「釧路丹頂鶴繁殖地」として国の天然記念物となり、昭和27年には範囲を拡大して「釧路のタンチョウ及びその繁殖地」として特別天然記念物に指定。昭和42年にはタンチョウが特別天然記念物に、同年7月に「釧路湿原」が天然記念物となったのです。
木漏れ日の美しい木道を歩きながら、湿原の歴史を思い出してみて下さい。
出発してから約700mで「はばたき広場」が左手に見えてきます。広場を過ぎて約400mでT字路に。ここを左に進むとすぐに「あおさぎ広場」に到着です。
木々の間から見える釧路湿原。近くのベンチで休憩しながら、野鳥の声も楽しんでみましょう。
あおさぎ広場から来た道を戻り、T字路に出たら美しい木立の中を直進です。
T字路から約300mで、絶景の釧路湿原が楽しめる北斗展望台園地に到着。
目の前が大きく開けていることから、さすが日本最大の湿原と感嘆してしまうのでは。しばし時間を忘れ、大パノラマをお楽しみ下さい。もちろん、記念撮影を忘れずに。
すぐ近くにあるのがサテライト展望台。上から眺める見事な広がりで、釧路湿原を記憶に残しましょう。
最後に、北海道の東部で「道東」と呼ばれる地域を中心としたその他の観光地のご紹介です。日本の最東端となる「納沙布岬」、見学できる本物の刑務所「博物館網走監獄」、天然温泉や滝が有名な「羅臼」、見どころ多数の世界遺産「知床」、サイクリングが楽しい北見の「ワッカ原生花園」を、下記の関連MEMOにリンク設定しています。
ぜひ、旅行の参考としてみて下さい。
住所:北海道釧路市北斗6-11
電話:0154-56-2424
アクセス:JR釧路駅より車で約30分。アルは阿寒バスで鶴井線利用。釧路空港より車で約18分
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
旅行ガイドを検索!
(2025/2/11更新)
- 広告 -