里山の春を探しに!奥能登最後の秘境は雪割草の群生地!〜猿山岬〜

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里山の春を探しに!奥能登最後の秘境は雪割草の群生地!〜猿山岬〜

里山の春を探しに!奥能登最後の秘境は雪割草の群生地!〜猿山岬〜

更新日:2014/03/11 17:02

Eiichi Yoshiokaのプロフィール写真 Eiichi Yoshioka 写真家

能登半島にとって、長く凍てついた冬が終わり、春が来たと一番最初に感じる瞬間は、「雪割草(ゆきわりそう)」が花を咲かせたとき。
輪島市門前町にある「猿山岬(さるやまみさき)」は雪割草の群生地として全国的に知られています。凸凹の道を奥へ奥へ行き、ようやくたどり着くその場所は、まさに「奥能登の最後の秘境」。

今回は、可憐に花が咲く雪割草と猿山岬で見られる絶景をご紹介いたします!

「秘境」までの道中は、どこか懐かしさを感じる能登の原風景!

「秘境」までの道中は、どこか懐かしさを感じる能登の原風景!

写真:Eiichi Yoshioka

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輪島市門前町吉浦地区にある「猿山岬」。門前町というと曹洞宗の大本山総持寺祖院がある町としても知られていますが、猿山岬は門前町の市街地から離れた場所にあります。

細い道を通り、いくつもの山を越えて、ようやくたどり着くその場所は、普段は訪れる人も少なく「奥能登の最後の秘境」と呼ばれています。能登で3月下旬から4月上旬に咲く春の花・雪割草の群生地として有名です。「猿山岬」は地図で確かめても、カーナビを見ながら進んでも、たどり着くまでどのような場所かは想像できません。

道中で見られる門前町皆月(みなづき)や五十洲(いぎす)の景観は、輪島市大沢町や上大沢町と並んで「間垣(まがき)の里」としても知られており、何年も昔にタイムスリップしたかのような町並み。能登の原風景に癒されながら、「秘境」への道中を楽しむことができます。

雪割草の開花時期と合わせて「能登・雪割草まつり」が開催!

雪割草の開花時期と合わせて「能登・雪割草まつり」が開催!

写真:Eiichi Yoshioka

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毎年、雪割草の開花時期に合わせて、門前町の總持寺通りでは「能登・雪割草まつり」が開催されます(午前10時〜午後3時)。イベントでは、雪割草の展示会や販売会などが行われます。

また、總持寺境内から午前中に2回、雪割草の群生地「猿山岬」までシャトルバスが出ています。門前町まで自動車以外でお越しの方にはオススメです。(お時間は必ずチェックしてくださいね。)なお、總持寺通りまでのアクセス方法は、JR金沢駅から門前急行または、門前特急で門前バス停までお越しください。

「雪割草まつり」でも雪割草は見られますが、やはり自生する雪割草も見たいものですよね!是非、祭りにお越しの際は、猿山岬へ行かれることもオススメします!

總持寺境内から猿山岬の入口までは車で約30分ほど。細い道を行くので、ご自身の運転で行かれる方は十分ご注意ください。

猿山岬の入口付近には約20台分の駐車スペースが整備されています。雪割草の開花シーズンになると大型観光バスが何台もとまり、毎年楽しみに来られている方々が多いと聞きます。

猿山岬灯台を期間限定で開放!「秘境」からの眺めは絶景!

猿山岬灯台を期間限定で開放!「秘境」からの眺めは絶景!

写真:Eiichi Yoshioka

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猿山岬の入口から「雪割草の群生地」に向かうには、いくつかルートがありますが、まず猿山岬灯台を目指すことをオススメします。

入口から灯台までは徒歩約20〜30分ほどでしょうか。灯台までは坂道を歩くことになります。ウォーキングシューズを着用(女性の方はヒールは危険です!)、登山用の格好をすること、また日本海から吹く風も冷たいので、天気が良くても防寒具を持っていくと良いと思います。

遊歩道を進むと白い灯台がお目見えします。猿山岬灯台は、現在も稼働している灯台。2007年の能登半島地震の際には、震源地から近かったために大きな被害を受けましたが、灯台の明かりは今もなお、能登の海を照らし続けています。

「能登・雪割草まつり」期間中は、猿山岬灯台の中が一般開放されています。灯台の中に入ること自体、日常では滅多に体験できないこと。狭い階段を登り、細いハシゴを登りきると、群青色をした能登の美しい海が目の前に!足場も広く、ぐるりと回りながら「秘境」からの眺めを楽しむことができます!

忍耐強く咲く「雪割草」は早春の訪れを感じさせてくれる花!

忍耐強く咲く「雪割草」は早春の訪れを感じさせてくれる花!

写真:Eiichi Yoshioka

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ところで、雪割草がどのような花かご存知でしょうか。

植物について詳しい方以外は目に触れたことが少ないかもしれません。「積もった雪を割って咲く忍耐強い花」ということから「雪割草」と名付けられたそうです。日本全土で自生する高山植物の花で、たいていは山地の湿った場所で生育します。

能登半島で3月中旬〜4月上旬にかけて花を咲かせる雪割草は、寒い冬を忍耐強く乗り越え、里山に春の知らせを届けてくれる植物なのです。

雪割草の群生地は、猿山岬灯台のすぐ近く。遊歩道はそれなりに整備されていますが、岩肌がむき出しになっていたり、階段がたくさんあったり、険しい道のりが続きます。天候の悪い日は地面が湿って滑ってしまうこともあるでしょう。足元には十分ご注意くださいね。

いざ群生地へ!色とりどりの雪割草は「かわいらしい」の一言!

いざ群生地へ!色とりどりの雪割草は「かわいらしい」の一言!

写真:Eiichi Yoshioka

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群生地にたどり着き、雪割草に出会えたときは、きっと心が躍ることでしょう!白色の花びらの雪割草が多く見られますが、その他にも淡紅色や薄紫色など色とりどりの雪割草を見ることができます。

思わず「かわいらしい」と一言。

ちなみに淡紅色や薄紫色は太平洋側ではあまり見られることがないそうで、多くの方がその花色目当てに来られるのだそうです。

猿山岬の群生地には、団体で登山気分で来られたり、写真家や詩人の方が多くいらっしゃり、思い思いに春を満喫します。

また、猿山岬に咲く雪割草を摘むことは禁止されています。ルールは必ずお守りください!猿山岬の入り口では、雪割草を販売しているので、お土産として持って帰ることができますよ。

雪割草の見頃の時間帯は午前11時頃!「奥能登の最後の秘境」で春の訪れを感じませんか?

群生する雪割草の可憐に咲く姿にきっと元気がもらえることでしょう!

雪割草の見頃は午前11時頃。遅くてもお昼頃までにはお越しください。雪割草の特徴として、日の当たらない場所では、花びらがしぼんでしまうからです。日が出ている時間を目指して出発しましょう。

皆様も「秘境」とも呼ばれる地で、雪割草と共に春の訪れを感じてみませんか?猿山岬はハイキングコースとしてもオススメです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/03/24 訪問

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