バンコクを訪れたときあなたがホテルに期待するのは、非日常的でリッチな体験でしょうか? そう思っているなら、このホテルはちょっと馴染まないかもしれません。でも、もし心から寛げて家に帰ってきたような安心感を旅先でも味わいたいという方には、ホテル「Vレジデンス バンコク」はパーフェクトフィット。
BTSスカイトレインのプロムポン駅(Phrom Phong)から100m、歩いてたったの2分という立地のよさ、そして高い快適性――この2つを併せ持つのが、アパートメント・ホテル「Vレジデンス」です。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るバンコクの主要道路の1つ、スクムビット通りに面して建つ、客室数48の中規模ホテル。間口が狭く、フロントエリアも最小限と、派手さや壮大さとはまるで無縁です。さりながら、「Rakuten Travel Award」を6年連続受賞、2016年にはトリップアドバイザーの「Certificate of Excellence」も受賞するなど、巷の評価はそのすばらしさを決して見逃しません。
長期滞在者用サービス・アパートメントという顔も持つこのホテル、プロムポンという地域性もあいまって日本人駐在員が多いのも特徴です。そのおかげで、日本のテレビ番組、新聞、和食など、日本人向けのサービスが充実。日本人旅行者のリピーターが多いのも、なるほどとうなずけます。バンコクが初めての人やひとり旅の人にも何かと安心です。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るアパートメント・ホテルの一番いいところは、何より部屋がとても広いことでしょう。写真は「デラックススイート」という客室。「デラックス」と名前が付いてるものの、このホテルでは一番下のカテゴリーになります。とはいえ、室内は47平米もあり、ベッドルームとリビングルームがしっかり区切られた二間仕様です。
ベッドルームにはゆったりしたクイーンサイズベッドとドレッサー、その向かいには32型テレビ。小さなバルコニーが設けられていて、こちらは喫煙コーナーに。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る代わってリビングルームには、横になれる長さの大型ソファと広いオープンスペース、そして向かいにはもう一台の32型テレビとDVDプレーヤー。さらにその隣にダイニングテーブルとキッチンコーナーが続きます。
とてもゆったりした間取りで、居心地はもちろん満点。外から帰ってきたときのくつろぎ感が違います。こうなると、食事もわざわざテイクアウトしてきて、この広いリビングでゆっくり食べたいと思えてくるから不思議です。6チャンネルある日本の番組から気になるものを見ながら食べる夕食。まさに「我・が・家」です。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るベッドルームからリビングを見渡すとこんな具合。シンプル&モダンなインテリアが、部屋全体をより広く見せてくれています。え、もしかして、自分の家より広い? それならそれで、非日常を味わえるいいチャンスです。
ちなみに、この「デラックススイート」の上には、「エグゼクティブスイート」、「ロイヤルスイート」、「グランドテラス2ベッドルームスイート」という客室タイプがあり、それぞれ53、66、87平米と分譲マンション並みの広さと居住性を提供しています。そして、どの部屋も1人から予約が可能です。もっとも、ひとり旅ならこの「デラックス」でも広すぎるくらいでしょう。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る「Vレジデンス」のもう1つのおすすめポイントは、客室設備の充実度。アパートメント・ホテルに必ずあるキッチン、このホテルでは、最新式の電化製品のそろった、コンパクトながら使い勝手のいい設備になっています。IHクッキングヒーター、電子レンジ、電気ポット、冷蔵庫に加えてコーヒーメーカーとコーヒー豆も用意されているのは、インスタントコーヒーの多いタイのホテルではちょっと貴重です。
棚や引き出しには、もちろんカトラリー、食器、鍋類も完備されているので、その気なら本格的な調理も可能。小腹が空いたときにお土産用に買っておいヤムクン・ラーメンを食べたりするもよし、楽しい旅の思い出になりそうです。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るそして、バスルーム。バスタブが完備されているのも、このホテルのうれしい点です。忙しく歩き回る旅行中、ときには湯船でゆっったり疲れをほぐしたくなるのが日本人。トイレに日本製ウォシュレットが完備されているのも心強い限り!
また、暑いタイのこと、洗濯乾燥機は短い滞在の場合にも意外と重宝します。その日の洗濯物をその日のうちにきれいさっぱり洗えてしまえる気持ちよさ! アイロンもあるので、何度でも洗って着回しできますよ。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る他にも、バスローブ、スリッパ、ミネラルウォーターなど、ホテルの基本がきちんと押さえられた「Vレジデンス」。アメニティーはといえば、あのタイの自然派スキンケアブランド「THANN(タン)」製。使うのがもったいなくて、お持ち帰りする人も多いことでしょう。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るホテルの2階にある「Vカフェ」は、大人テイストのホテル・レストラン。宿泊客以外にも解放されてはいますが、概ね静かで落ち着いた雰囲気が魅力です。なかでもビュッフェ朝食は、サービス・アパートメントのものとしてはなかなかの充実度。素泊まりプランを利用している場合でも、一度は味わってみることをおすすめします。早朝5時からオープンしているので、早い出立の場合でも食事にあぶれる心配がありません。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る内容は暖かい料理、サラダ、フルーツ、パン、シリアル、ジュースなど、総勢40種類以上。特にフルーツやサラダ類の充実ぶりはみごとで、ヘルシー派にも、そして朝からガッツリ派にも十分納得のゆく内容です。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るこちらは暖かい料理のコーナー。洋食、タイ料理などの各国料理が常時12種類ほど提供され、もちろん、ご飯、みそ汁などの和食メニューもあります。一方、卵料理はオーダー制。出来立ての目玉焼きやスクランブルエッグが暖かいうちにテーブルに運ばれてきます。
BTSプロムポン駅からわずかな距離にある「Vレジデンス」は、ショッピングや観光の拠点としても最適な便利ホテルです。どのエリアに行くにも、BTSやMRT(地下鉄)を乗り継げはあっという間。気軽にバンコク市内を歩きまわれます。
ホテル周辺なら、まずは駅直結のショッピングモール「エムクォーティエ(EMQUARTER)」(写真)と「エンポリウム(Emporium)」は必見です。どちらもかなりハイエンドでブランドショップ主体のモールになっていますが、その中にある2つのスーパーマーケットは、お土産探しにもってこい。
特に「エムクォーティエ」1階(G階)の巨大スーパー「グルメマーケット(Gourmet Market)」は見ているだけで楽しいお店。時間もまたたく間に過ぎてしまいますよ。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る猥雑なスクンビット通りから一本横道に入ると、おしゃれなカフェに出会うことも多いこのエリア。すきま時間ができたら、ちょっと脇道にそれて散策してみては? 写真はそんなひとつ、ローフード専門のカフェ「ラサヤナ(Rasayana)」です。または、1つ先の駅トンロー(Thonglor)も、新しいレストランやカフェが次々とオープンする見逃せない地区。一度足を運んでみることをおすすめします。
最新のショップやレストランについて知りたい方は、ホテルのフロントにある日本語のフリーペーパーをぜひチェックしてみてください。日本では入手できないホットな情報が満載です。
4つ星ながら、価格も良心的でコスパの高いホテル「Vレジデンス バンコク」。日本人従業員はいませんが、どのスタッフも細やかな心配りを絶やさないところは、やはり「微笑みの国タイランド」です。
短い滞在でも圧倒的なくつろぎ感を与えてくれるこのホテル、一度滞在したら、その次もきっと泊まりたくなるはずです。
2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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