あの頃へタイムスリップできる異空間!東京大田区「昭和のくらし博物館」

| 東京都

| 旅の専門家がお届けする観光情報

あの頃へタイムスリップできる異空間!東京大田区「昭和のくらし博物館」

あの頃へタイムスリップできる異空間!東京大田区「昭和のくらし博物館」

更新日:2018/07/12 11:15

麦吉 ぼにのプロフィール写真 麦吉 ぼに ライター、イラストレーター

東京大田区にある「昭和のくらし博物館」は、昭和の、本当にどこにでもあった「くらし」を、大切に大切に残し続けている博物館。ここへ来ると、白黒の記憶に色がついて動き始めるのを見る思いがします。
2階子ども部屋の展示設計を手がけたのは、人気漫画家の高野文子さん。2018年秋には「この世界の片隅に」の特別展示とワークショップが催される予定です。「昭和のくらし博物館」で、昭和の空気に浸ってみませんか?

路地を入るのがもう嬉しい!門の向こうは「昭和の時間」

路地を入るのがもう嬉しい!門の向こうは「昭和の時間」

写真:麦吉 ぼに

地図を見る

「昭和のくらし博物館」は、東急池上線「久が原」駅から徒歩8分、東急多摩川線「下丸子」駅からも徒歩8分の閑静な住宅街にあります。どちらも同じ距離ですが、池上線「久が原」駅から行くのがおすすめ。久が原側の入り口は、写真のような路地です。
横道・路地好きなら、吸い込まれそうに素敵な路地。入って良いのか一瞬戸惑いますが、大丈夫!大手を振って入ってください。あ、住宅地なので、お静かにお通り下さい。

路地を入るのがもう嬉しい!門の向こうは「昭和の時間」

写真:麦吉 ぼに

地図を見る

「昭和のくらし博物館」は、昭和25年に開始した公庫融資を受けて昭和26年に建てられた家。もっとも初期の「公庫住宅」です。庶民の住宅だからこそ、「昔の自分の家に似ている」「お祖母ちゃんの(または親戚の)家みたい」と、ここを訪れる人は皆ノスタルジックな気持ちになれます。

路地を入るのがもう嬉しい!門の向こうは「昭和の時間」

写真:麦吉 ぼに

地図を見る

「いつの時代も、最も残りにくくかつ軽んじられるのは、一番身近なはずの庶民のくらしである」とは生活史研究者である小泉和子さんの言葉。「昭和のくらし博物館」は、小泉さんご自身が育った家を、そのまま博物館にしています。
ブリキのバケツ、洗濯板、蠅帳、おひつ…、かつて日常にあって失われてしまった物達が、「昭和のくらし博物館」に生きています。

隅々まで要チェック!細部までこだわって再現された昭和のくらし

隅々まで要チェック!細部までこだわって再現された昭和のくらし

写真:麦吉 ぼに

地図を見る

家の中には、昭和の日常が再現されています。食卓には、当時の庶民のご飯とおやつ。この食卓は、季節によって変わります。写真は冬〜春なので火鉢に鉄瓶、おやつには芋が蒸かされています。

隅々まで要チェック!細部までこだわって再現された昭和のくらし

写真:麦吉 ぼに

地図を見る

こちらは夏座敷の食卓。おひつは蓋が網代蓋になり、おやつは寒天。ふすまは簾や簾戸になりました。昭和のくらしをそのまま残した茶の間は、映画やTVのロケにも使われています。

隅々まで要チェック!細部までこだわって再現された昭和のくらし

写真:麦吉 ぼに

地図を見る

すり鉢に大きなアルミの蒸し器、鰹節削り器…。家のできた当初は水道もガスもなく井戸とかまどで煮炊きしていました。床板をあげると収納には、炭が入っています。

そこにいた人の息づかいまで聞こえそう、昭和のままに止まった時間

そこにいた人の息づかいまで聞こえそう、昭和のままに止まった時間

写真:麦吉 ぼに

地図を見る

玄関脇に1室だけ、ハイカラな洋間があります。ここは小泉家主人の書斎兼応接間。設計の仕事をしていたという主人は、家具も自ら設計しています。机の上には計算尺やデバイダーなど、懐かしい道具が並んでいます。

そこにいた人の息づかいまで聞こえそう、昭和のままに止まった時間

写真:麦吉 ぼに

地図を見る

2階の子供部屋は、昭和30年代に少女期を過ごした、山口いずみさん・わかばさん姉妹の、人形やおもちゃを展示した「山口さんちの子ども部屋」です。企画展「昭和の子ども展」の一部であるこの部屋の展示、デザイン制作を手掛けたのが、漫画家の高野文子さんです。

そこにいた人の息づかいまで聞こえそう、昭和のままに止まった時間

写真:麦吉 ぼに

地図を見る

机の引き出しやタンスの引き出しも、開けてみてください。少女達があそんだお人形や、お祖母様が手作りしてくれたという人形の洋服や家財道具が詰まっています。ていねいに作られた小さな洋服やセーター、お布団まで端切れを利用した手作りです。昭和の女性のやさしい手仕事を見ると、温かい気持ちになります。

縁側に座ってお茶をいただく、ゆるやかで心地良いひととき

縁側に座ってお茶をいただく、ゆるやかで心地良いひととき

写真:麦吉 ぼに

地図を見る

縁側でつながる新館1階は、お茶をいただいてゆっくりできる談話室。
いただくお茶もここで作られた自家製どくだみ茶です。軒先には野菜や干し飯が吊るされて、物を無駄にしなかったくらしを伝えています。

「昭和のくらし博物館」では折々にトークや企画展示を行っています。2018年秋には「この世界の片隅に」展が催されます。トークライブも予定されているそうで、「この世界…」ファンは必見です。

縁側に座ってお茶をいただく、ゆるやかで心地良いひととき

写真:麦吉 ぼに

地図を見る

受付になっている建物は、ミニギャラリー&ミュージアムショップになっています。昔ながらのくらしの道具や、職人さんの布草履、くらしに関する書籍などが並んでいます。大田区で採れたという「雪蜜」(近隣雪谷のハチミツ)は、他ではまず買えないレアなハチミツです。

縁側に座ってお茶をいただく、ゆるやかで心地良いひととき

写真:麦吉 ぼに

地図を見る

「昭和のくらし博物館」を訪れると、手を動かし、あれこれ工夫して、日々を生きていた人々の声が聞こえるようです。学芸員さん達も、そうしたくらしを大切に守り伝えようとする方ばかりで、説明を伺っていても楽しくなります。ていねいに生きる時間が恋しくなったら、「昭和のくらし博物館」を訪れてみてください。

昭和のくらし博物館の基本情報

住所:東京都大田区南久が原2-26-19
電話番号:03-3750-1808
開館日:金・土・日曜日・祝日
休館日:年末年始休、9月上旬・臨時休館はホームページで案内
開館時間:10:00〜17:00
入館料:大人500円 小〜高校生・友の会会員300円

2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/06/22−2018/07/01 訪問

- PR -

条件を指定して検索

トラベルジェイピーで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -