写真:SAORI GRAPH
地図を見るロシア料理の定番サラダといえば、「オリビエ・サラダ(Салат Оливье)」。
ジャガイモやニンジン、キュウリ、ピクルス、ゆで卵、鶏の胸肉などを賽の目状に切り、マヨネーズで和えた具だくさんのサラダです。
首都サラダという意味の別名「サラート・スタリーチヌイ(Салат Столичный)」でも知られ、比較的多くのレストランで食べる事が出来ます。お店によって具や味付けが異なるので、食べ比べるのも楽しい一品です。
使っている材料はどれもスーパーで手に入り、作り方も非常に簡単なので、自宅で再現してロシアの思い出に浸ることもできます。
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地図を見るロシア料理の前菜で欠かせないのが「サーモン(Лосось)の冷製」。
厚めに切った柔らかいサーモンは薄く塩味がついており、そこにレモンをかけていただきます。
シンプルですが、サーモンの旨味を存分に味わえる一品です。
またサーモンと合わせてイクラもロシア料理では沢山使われています。小粒ながらしっかりと味が凝縮されているロシアのイクラは、お土産としても重宝されています。
ロシアの代表的な料理の「ペリメニ(пельмени)」は、温かい前菜としてレストランでも多く扱われ、またファーストフード感覚で市民にも好まれています。
挽肉や魚のミンチなどを皮で包んで茹でたもので、ロシア風の水餃子とも言われています。そのままでももちろん美味しいのですが、スメタナと呼ばれるサワークリームが一緒に添えられてくるのでそれを付けて食べるのがロシア風。
日本人の舌にも合うペリメニは、小腹が空いた時に何度でも食べたくなる料理です。
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地図を見るロシア料理と聞いて一番に思い浮かぶのが「ボルシチ(борщ)」ではないでしょうか。
もともとはウクライナ料理だったボルシチ。その特徴は何といっても、材料のビーツによる鮮やかな深紅色でしょう。ビーツとタマネギ、ニンジン、キャベツなどの野菜に、肉やハーブを加え煮込んだボルシチは、ほんのりとした甘みのあるスープです。甘みだけでなく野菜や肉の旨みも重なり、深い味わいとなっています。
備え付けのスメタナ(サワークリーム)を入れると酸味が加わり、コクのあるスープになります。色も深紅色からピンク色に変わり、見た目も楽しめます。
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地図を見る冬が寒いロシアでは、ボルシチ以外にも体の温まるスープが沢山あります。
中でも魚を使ったスープは「ウハー(Уха)」と呼ばれ、サーモンやスズキ、タラなど、色々な種類の魚が材料として使われています。
魚と野菜を煮込んだウハーは、しっかりとしたダシが利いているのが特徴。あっさりしたもの、クリーミーなものと、魚の種類やお店により味付けが全く異なるので、色々なお店で食べ比べをしたくなるスープです。
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地図を見るロシア料理のメインディッシュで一番有名なのは恐らく「ビーフストロガノフ(бефстроганов)」でしょう。
細切りにした牛肉とタマネギ、キノコなどをバターで炒め、スープやスメタナを加えて煮込んだ料理で、見た目はクリームシチューのように白っぽいものが多いです。日本ではハヤシライスのような色をしたものが一般的なので、見た目のギャップに驚くかもしれません。煮込んだ牛肉は柔らかく、非常に食べやすいお肉料理です。
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地図を見るロシアでカツレツといえば、「キエフ風カツレツ(Котлета по-киевски)」は外せません。
キエフ風の「キエフ」とはウクライナの首都のことで、ウクライナが起源の料理とされていますが、正確な発祥の地は不明のようです。
写真は一見エビフライのように見えますが、キエフ風カツレツは鶏の胸肉でバターを包み、衣を付けてカラリと揚げたもの。カツにナイフを入れると、中から熱々のバターが流れ出し食欲をそそります。
ボリューム満点のキエフ風カツレツは、何人かでシェアして食べてもいいですね!
「シャシリク(Шашлык)」と呼ばれる肉の串焼きはロシア風BBQとして親しまれています。
牛肉や豚肉、羊肉、鶏肉など色々な種類があり、屋台やお土産市場などでも見かける料理です。もともとは中央アジアの料理だったシャシリクは、マリネした肉を焼いたり、塩コショウした肉を焼いたりと味付けも様々。大きめに切ったお肉を串にさし、炭火で焼く豪快なシャシリクは食べ応え抜群です!
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地図を見るロシア料理で忘れてはならないのが「ピロシキ(пирожки)」。
具材を詰めて油で揚げたりオーブンで焼いた惣菜パンで、手軽に食べることができます。具材はお肉や野菜、チーズ、卵といったおかず系から、リンゴやジャムといったデザート系まで様々!
街中にはピロシキ専門店もあり、テイクアウトも可能。列車での移動や空港での待ち時間など、旅の合間に食べられますね。
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地図を見るロシア風クレープの「ブリヌイ(Блины)」も手軽に食べられる人気料理。
薄く焼いた生地に具材を包んで食べます。具材はハムやチーズ、サーモン、イクラといったおかず系や、ジャムやチョコレート、蜂蜜といったデザート系など様々!
ブリヌイ専門店の「テレモーク(Теремок)」はロシアを代表するファーストフード店ではイートインかテイクアウトか選択が出来、気軽にブリヌイを食べる事ができます。
あまりグルメ旅のイメージがないロシアですが、実は日本人の味覚に合う美味しい料理が沢山あります。お肉や魚、野菜とバランス良く食べる事が出来るのも、旅行者には嬉しいですね。ロシアへ旅行の際には、ぜひグルメにもスポットを当てて楽しんでみて下さい。
英語メニューや日本語メニューを用意してあるお店もありますが、中にはロシア語メニューしかないお店もあるので翻訳アプリなどを駆使して注文しましょう!
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(2025/2/15更新)
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