写真:波奈 美月
地図を見るその美しさから、毎年30万人もの海水浴客が訪れる白浜大浜海水浴場。「白浜(しらはま)神社」は、その隣に位置しています。
国道135号線沿いにありますが、木々で鳥居などが見えにくく、通り過ぎやすいのでご注意を!赤い太鼓橋が参道入口の目印です。駐車場の詳細は、記事下の「基本情報」をご覧ください。
一歩境内に入ると、海水浴客で賑わう白浜海岸とは別世界!清々しい落ち着いた雰囲気が一気に体を包み込みます。
写真:波奈 美月
地図を見る主祭神は、伊古奈比当ス(いこなひめのみこと)。縁結び・子育ての女神様です。併せて商業と漁業の神様である三嶋大明神(恵比寿様)と、お供の3柱の神様が祀られています。実は、"白浜神社"は通称。正式な社名は「伊古奈比当ス神社」です。
国道からは、鎮守の森に囲まれて鬱蒼とした感じに見えますが、境内に入れば、意外に開けており、明るい雰囲気です。まずは鳥居の前で軽く一礼し、手水舎で掲示の作法どおり、手や口を清めましょう。
写真:波奈 美月
地図を見る美しい拝殿へ向かう参道の左右には、御神木が天に向かってそびえています。
左側にある「薬師の柏慎」(やくしのびゃくしん)は、樹高15.5m・周囲4m。樹齢2000年以上とされる古木で、樹の洞に薬師如来像が安置されています。"命を授ける御神木"と説明があるとおり、寿命が延びるご利益があると言われていますよ。ぜひお詣りしていきましょう。
右側の「白龍の柏慎」は、地中から天に向かって頭を出した白龍にそっくりで、名前の由来となっています。枯れてから1300年経つと言われ、今だ形を保っているのにはびっくり!さすが御神木です。
写真:波奈 美月
地図を見る「拝殿」は、万延元年(1860年)の造営で、総ケヤキ造り。精緻な美しい彫刻は必見です。狛犬が拝殿を守っていますが、よく見ると、もう一対、小さな狛犬が鎮座しています。背中を掻いていたり、なんともしぐさが可愛らしいですよ。
参拝の作法は、二礼二拍手一礼。まず、賽銭箱に賽銭を入れ、鈴を鳴らします。2回深くおじぎをして、2回手を打ち、最後にもう一度お辞儀をしましょう。
写真:波奈 美月
地図を見る拝殿前の社務所の脇には「水神様」があり、近くの蛇口から"お水取り"ができます。普段は蛇口の頭を取ってあるので、希望する場合、お守り等を販売している授与所のかたに伝えましょう。
立派な造りの拝殿は、神社のメインに見えますが、拝礼・祭祀を行なうための場所。御神体は、拝殿の奥にある「本殿」に収められているんです。お時間があれば、ぜひ本殿まで行きましょう。
写真:波奈 美月
地図を見る「本殿」へ行くには、拝殿の横にある鳥居をくぐり、緩やかな階段参道をのぼります。2〜3分程で到着しますよ。
もちろん、参拝者以外の入場は禁止(※夏季期間中は本殿の参拝はできません)。参道には、心に響く言葉が書かれた立札がところどころに立っており、いっそうおごそかな気分になります。
写真:波奈 美月
地図を見る「目の神様」が祀られている小さな社を過ぎると、いよいよ本殿入口。「これより御本殿 神域」と書かれた立札を見ると、思わず身が引き締まります。
本殿は大正11年(1922年)の造営で、総ヒノキ造り。神社でもっとも神聖な、神様がいらっしゃる場所だけあり、拝殿のあるふもととは全く空気が違います。
主祭神の、伊古奈比当ス(いこなひめのみこと)は、本殿前の説明板では、愛と知恵と美の女神様とされています。いっぽう、三嶋大明神は、勇気と繁栄発展の神様。縁結びのパワースポットとして女性に人気ですが、男性にもお薦めですよ。
写真:波奈 美月
地図を見るふもとの参道の左側には、「縁結神社」が鎮座しています。御祭神の見目(みめ)弁財天は、縁結び・子授け・夫婦円満の女神様。
三嶋大明神の随神(お供)でもあり、伊古奈比当スとのご結婚をとりもち、伊古奈比当スは、三嶋大明神の最愛の后神となられました。
この伝承を聞くだけでも、強力なご利益がありそうですね。「縁結び特別祈願」(1,000円・お守り付き)も簡単にできますので、いかがでしょうか?
写真:波奈 美月
地図を見る神社と隣接する「白浜海岸」は、真っ白な砂浜と青い海のコントラストが美しく、ひと目見れば、声をあげてしまうほどの美しさ!ぜひ、お詣りのあとに寄ってみましょう。駐車場から行くことができますよ。
ひときわ目立つのは、巨岩(大明神岩)の上に立つ赤い鳥居。青い空と海を臨む姿は、SNS映え抜群!岩の上からは、伊豆七島を見渡すことができ、初日の出を眺めるベストスポットとしても人気です。
写真:波奈 美月
地図を見るなぜこの場所に鳥居があるのでしょう。白浜神社の御祭神である三嶋大明神は、伊豆の沖合に10の島を造られ、それぞれに后神や御子神達がいらっしゃいます。その神々を遥拝するためなんです。
写真:波奈 美月
地図を見る大明神岩の横の丘には、海蝕洞を通じて海水が流れ込んでくる「御釜(おみかま)」という窪みがあります。大潮の日なら、海水が完全に引くので、丘の先の崖下にある海蝕洞から中へ入ることができますよ。
写真は、「御釜」の様子。神域なので、厳粛な気持ちで訪れましょう。
写真:波奈 美月
地図を見る白浜海岸は、白浜神社を境に、南は「白浜大浜海水浴場」(上の写真)、北は「白浜中央海水浴場」(下の写真)となっています。
南側の「白浜大浜海水浴場」は、伊豆半島でも最大!浜の長さは約770mに及びます。その美しさから、ご家族連れからサーファーまで、全国的にも大人気。伊豆を代表するビーチです。
目の前の国道135号線沿いには、水着のままで食事のできるところや、レンタルショップがあり、何かと便利!駐車場も10箇所以上あります。
写真:波奈 美月
地図を見る北側の「白浜中央海水浴場」は、環境省の「日本の水浴場88選」・「日本の快水浴場百選」にも選ばれた美しいビーチ。砂浜だけでなく、岩場もあるので、磯遊びもできますよ。防波堤に囲われた場所は波が穏やかで、子供さんにもお薦めです。
住所:静岡県下田市白浜2740
電話番号:0558-22-1183
営業時間:9:00〜17:00
※1月1日は0:00〜2:00頃・6:30頃〜17:00頃、1月2日・3日は8:00〜17:00
駐車場:参拝者は30分まで無料(6台)・参拝者以外は1000〜2000円/1日(状況による)
※満車の場合でも、周辺に有料駐車場があります。
※駐車場入口が、国道135号線沿いの赤い太鼓橋と白浜海岸の間にあります。わかりにくいので注意しましょう。
アクセス:伊豆急下田駅からバス約10分「白浜神社前」下車 ・小田原厚木道路石橋ICから約3時間30分・東名高速沼津ICから約2時間
2022年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/11更新)
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