琵琶湖博物館の2018年リニューアル 樹冠トレイルが登場

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琵琶湖博物館の2018年リニューアル 樹冠トレイルが登場

琵琶湖博物館の2018年リニューアル 樹冠トレイルが登場

更新日:2018/11/02 14:59

塚本 隆司のプロフィール写真 塚本 隆司 ぼっち旅ライター

「びわ博」こと「滋賀県立琵琶湖博物館」が1996年の誕生から常に進化を続けている。2018年は3期計画の中盤、第2期リニューアル。春にミュージアムショップとレストラン、夏には開館当時から人気の「ディスカバリールーム」のリニューアルに加え「おとなのディスカバリー」を新設し、秋には屋外施設の空中遊歩道「樹冠トレイル」が登場した。
驚きの進化を続ける「びわ博」。こんなすごい博物館、見たことない!

琵琶湖の全てを知りたいなら「びわ博」へ

「びわ博」の愛称で親しまれている滋賀県立琵琶湖博物館。開館20周年を迎えた2016年の第1期リニューアルでは「水族展示室」や「湖のいまと私たち」と題したC展示室を充実させ、年間来館者数46万人を記録した人気のスポットなのだ。

琵琶湖の全てを知りたいなら「びわ博」へ

写真:塚本 隆司

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「水族展示室」といっても展示面積約2000平方メートルという広大さ。淡水生物の展示としては国内最大級で、水族館といっても誰も疑わない見応えだ。
展示方法もおもしろい。湖底にいるかのようなシアターや顕微鏡でプランクトンを見るマイクロアクアリウムなど見せ場も多く、いくら時間があっても足りないほど。
魚屋風のディスプレイで琵琶湖の食文化を紹介するコーナーには、郷土料理「ふなずし」のニオイを体験できる仕掛けもあり、オトナから子どもまで楽しめる展示内容になっている。

琵琶湖の全てを知りたいなら「びわ博」へ

写真:塚本 隆司

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2階の常設展示では、琵琶湖の生い立ちから現代までを紹介。琵琶湖を取り巻く森やそこに住む動植物のこと、湖とともに生きる人の暮らしなど幅広いジャンルについて、楽しませてくれる。

琵琶湖の全てを知りたいなら「びわ博」へ

写真:塚本 隆司

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びわ博の第2期リニューアル 第1弾はお土産&グルメ

2018年の第2期リニューアルは、春・夏・秋の3回にわたって順次オープン。春は3月に「ミュージアムショップ おいでや」、4月に「ミュージアムレストラン にほのうみ」がリニューアルオープンした。

「ミュージアムショップ おいでや」のオリジナルグッズもおもしろい。
科学標本ブローチは、学芸員との連携で生まれた。展示室で見られる鳥や、アクアリウムで見られる淡水プランクトン(微生物)をモチーフにしたブローチ。ちょっとマニアックだけど、かわいくて面白いグッズの数々。興味がある人には、宝物レベルのグッズだ。

びわ博の第2期リニューアル 第1弾はお土産&グルメ

写真:塚本 隆司

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「ミュージアムレストラン にほのうみ」は、湖魚・地元野菜・近江米・近江牛など滋賀のおいしい食材を使った料理が自慢のレストラン。ここでしか味わえないオリジナルメニューがある。

びわ博の第2期リニューアル 第1弾はお土産&グルメ

提供元:滋賀県立琵琶湖博物館

http://www.biwahaku.jp地図を見る
びわ博の第2期リニューアル 第1弾はお土産&グルメ

提供元:滋賀県立琵琶湖博物館

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写真は琵琶湖をイメージして作った本気の「びわ湖カレー」。1皿に込められたビジュアルから本気さが伝わってくる。もう1品はビワマスとブラックバスを使った「湖の幸の天丼」。琵琶湖ならではの逸品だ。

開館当時から引き継がれる思いとともに、五感で楽しむディスカバリールーム

開館当時から引き継がれる思いとともに、五感で楽しむディスカバリールーム

写真:塚本 隆司

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ディスカバリールームは開館時から20年以上愛され続けている展示室。びわ博の入口的な施設で、子どもたちに博物館の楽しみ方を知ってもらう仕掛けがある。2018年夏のリニューアルで、五感を使って楽しむ展示にパワーアップした。

人気の展示のいくつかは健在。その代表的なものが大きなザリガニだ。中に入ってツメの操作ができちゃう優れもの。小学生くらいに楽しんだ子どもたちが、親世代になって子どもを連れて訪れているという、思い出がいっぱい詰まったザリガニなのだ。

開館当時から引き継がれる思いとともに、五感で楽しむディスカバリールーム

写真:塚本 隆司

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リニューアルのテーマは「本物を体験」「五感を使う」「おとなと楽しむ」「身近なもの」「ミュージアムマナーを知る」の5つ。来館者から「子どもには本物を教えてあげたい」という要望が多く、はく製標本などレプリカではなく本物を取り入れている。

その代表的な展示物がタヌキの生態を知る展示だ。「タヌキは、実際と本物とのイメージがかけ離れている場合が多い」と言われると納得。本物を知らなければ偽物を見分けられないため、信楽焼のタヌキとはく製、骨格標本が見比べられるように配置されている。

タヌキ目線でくぐれる展示台のトンネルもおもしろい。周囲で暮らすネズミやモグラの生活、本物のタヌキ(はく製)のお腹が見られるなど、楽しい仕掛けの数々。はしゃぎながら、順番を待つ、譲り合う、展示物を大切に扱うなどのミュージアムマナーを身につけながら、発見の楽しさを知る仕組みだ。

開館当時から引き継がれる思いとともに、五感で楽しむディスカバリールーム

写真:塚本 隆司

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さわって体験するコーナーやニオイを感じるコーナーでは、身近な植物や生き物を展示に取り入れてある。博物館で見つけた発見を学校や家でも繰り返して楽しんでもらおうというわけだ。
オオサンショウウオのニオイを嗅ぐコーナーも興味深い。ニオイの調合師が水族展示室のバックヤードに入って作成した本物そっくりのニオイをぜひ体験してほしい。
写真は探してみようのコーナー。丸子船をイメージしたステージから、お題の鳥の写真を双眼鏡で探す仕掛けだ。

子ども向けの展示室と思うかもしれないが、目的は大人と子どもが一緒に楽しむこと。子どもにしか見つけられないような低いところの展示もあれば、大人にしか見えないところもあり、お互いに見つけながら交流ができる。

大人がワクワクする趣味の部屋「おとなのディスカバリー」

大人がワクワクする趣味の部屋「おとなのディスカバリー」

写真:塚本 隆司

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実物標本をふんだんに集めた大人が楽しめる「おとなのディスカバリー」が新たに登場した。「おとなの」と名付けたのは、大人が心から楽しめる交流場であり、実際の博物館活動に参加してもらえるような場所にしたいからだという。
おとなといっても、大人顔負けの知識を持った子どもやちょっと背伸びして好奇心を満たしたい子どもたちを歓迎するスペースでもある。
学芸員らもうらやむような高性能の顕微鏡や描画装置が一般開放された本格的な施設は、欧米にはあるが国内では初だという。

大人がワクワクする趣味の部屋「おとなのディスカバリー」

写真:塚本 隆司

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設備だけではない。展示室に飾られた標本やはく製は、通常限られた方向から見るものだが「おとなのディスカバリー」では、標本やはく製、図鑑などの豊富な実物資料を実際に手に取り机上に持ち出し、さまざまな方向から見たり顕微鏡を使って調べたりできる。
自身で研究素材を持ち込み、機材を使うことも可能だ。わからないことは、学芸員が相談にのってくれる夢のような空間。ここから新たな発見や研究者が誕生することだろう。

大人がワクワクする趣味の部屋「おとなのディスカバリー」

写真:塚本 隆司

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ルーム内のオープンラボでは、学芸員らが標本作りや資料整理をおこなう姿が見られる。インターホン越しに質問もできるのだ。ワークショップも開催され、実際に研究活動に参加するなど普段はできない体験ができる。

第2期リニューアルの最後は空中遊歩道「樹冠トレイル」

第2期リニューアルの最後は空中遊歩道「樹冠トレイル」

写真:塚本 隆司

2018年秋に登場したのが「樹冠トレイル」だ。琵琶湖博物館では開館以来、縄文弥生時代や太古の琵琶湖の森を再現すべく、大切に作り上げてきたエリアがある。樹冠トレイルは縄文弥生時代の森を下から見上げるだけではなく、より近くで時には上から見下ろせる空中遊歩道だ。

第2期リニューアルの最後は空中遊歩道「樹冠トレイル」

写真:塚本 隆司

樹冠トレイルの一部はフラットに作られ、車椅子でも琵琶湖を眺められる展望デッキ(びわ湖デッキ)まで進むことができる。写真は琵琶湖で活躍していた丸子船をイメージした丸子船トレイルの先端。

第2期リニューアルの最後は空中遊歩道「樹冠トレイル」

写真:塚本 隆司

他にも鳥の目デッキでは、地上10メートルの高さから琵琶湖や森を眺められる。琵琶湖に生息する昆虫や木の実をついばむ鳥たちの姿が観測できるなど見どころも豊富だ。西安造形大学の学生が作った8体のブロンズ像を鑑賞するのもおもしろい。
琵琶湖博物館内の展示で得た知識を、実際に琵琶湖畔で目にできるのもこの場所ならでは楽しみだ。樹冠トレイルは開館時間内であれば無料で散策できるが、ぜひ館内を満喫した後に立ち寄って欲しい。

今後については、2020年に第3期のリニューアルにより常設展の一部が完成しグランドオープンが予定されている。進化を続ける琵琶湖博物館は楽しみがいっぱいだ。

滋賀県立琵琶湖博物館の基本情報

住所:滋賀県草津市下物町1091
電話番号:077-568-4811
開館時間:9時30分〜17時(最終入館16時30分)、レストラン10時30分〜17時(食事11時〜16時)
休館日:毎週月曜日(休日の場合は開館)、その他臨時休館あり
入館料:一般750円、高校大学生400円、中学生以下無料、年間観覧券や共通券あり
アクセス:車 名神「栗東IC」から約30分・名神「瀬田西IC」または新名神「草津田上IC」から約35分、電車・バス JR琵琶湖線「草津」駅下車。「西口」2番バス乗り場から近江鉄道バス・琵琶湖博物館行き(約25分)
駐車場:420台、550円(博物館利用者は駐車無料サービス券あり)

2018年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/11/01 訪問

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