錦帯橋だけではもったいない!岩国市は白蛇と岩国寿司・蓮根麺も名物

錦帯橋だけではもったいない!岩国市は白蛇と岩国寿司・蓮根麺も名物

更新日:2018/08/30 09:25

肥後 球磨門のプロフィール写真 肥後 球磨門 一人旅ブロガー
山口県岩国市というと日本三名橋の一つ「錦帯橋(きんたいきょう)」が有名ですが、それだけではありません。岩国の町を一望する岩国城で絶景を楽しみ、「岩国シロヘビの館」で白蛇を見学。帰りには名物の岩国寿司や蓮根麺をいただき、岩国の旅を満喫しましょう。


日本を代表する日本三名橋の一つ「錦帯橋」

日本を代表する日本三名橋の一つ「錦帯橋」

写真:肥後 球磨門

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山口県岩国市の錦川(にしきがわ)に架かる錦帯橋(きんたいきょう)は5連のアーチが美しい国内屈指の木造橋で日本三名橋の一つとして連日多くの観光客でにぎわっています。

日本を代表する日本三名橋の一つ「錦帯橋」

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全長193.3m、幅5m、アーチ部分の最高点は川床から約13mある錦帯橋は、岩国を治めていた吉川広嘉が児玉九郎右衛門という大工棟梁に命じて架けた橋で1673年に完成しました。しかし完成から8か月で川床の地盤が緩かったために流出、すぐに川床を改修して5か月という短期間で架け替えられたといわれています。

「流されない橋を」という悲願のもと、江戸時代の匠の技によって完成した橋でしたが残念ながら架け替えから276年後の1950年の台風によって流出しました。しかし架け替え当時の資料がほぼ完ぺきに残っていたために往時の姿が蘇り現在も訪れる者を魅了しています。

日本を代表する日本三名橋の一つ「錦帯橋」

写真:肥後 球磨門

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風景に溶け込んだ曲線の造形美はもちろん、川面にうつる橋の姿もまた見事な錦帯橋は世界で最も美しい木造橋と称賛されています。そんな錦帯橋は渡って橋を楽しむのもいいですが、いろいろな角度から見るのがおススメ。
特に上流にかかる錦城橋(きんじょうばし)からは錦帯橋の全てが見え、川と森が作る自然の中の静かなたたずまいの錦帯橋が楽しめます。

<錦帯橋の基本情報>
住所: 山口県岩国市岩国1丁目
電話番号:0827-29-5107(岩国市錦帯橋課)
アクセス:JR岩国駅からバス(錦帯橋下車)で約20分 山陽自動車道 岩国ICから約10分

岩国市内が一望できる「岩国城」

岩国市内が一望できる「岩国城」

写真:肥後 球磨門

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錦帯橋からは背後にある山の上に建つ岩国城天守閣が小さく見えます。城がある場所へは徒歩でも行けますがロープウェイの利用がおススメ。標高約200mの山頂まで、全長412mのケーブルに架かった30人乗りのゴンドラが約3分で結び山上駅から天守閣まではすぐです。

岩国市内が一望できる「岩国城」

写真:肥後 球磨門

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天守閣は昭和37年(1962年)に復元されたもので、その時に錦帯橋からよく見えるようにと本来あった場所からおよそ50メートル南側の位置に建てられました。

岩国市内が一望できる「岩国城」

写真:肥後 球磨門

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錦帯橋からよく見えるということは天守閣からも錦帯橋がよく見えるということ。天守閣展望所からは湾曲した錦川の形状、その川が囲むように広がる岩国の町、そして見通しの良い日は瀬戸内海の島々や四国、広島の宮島までが一望できるおススメのスポットです。

<岩国城の基本情報>
住所:山口県岩国市横山
電話番号:0827-29-5116(岩国市観光振興課)
アクセス:ロープウェイ乗り場まで錦帯橋より徒歩およそ5分

白蛇の全てがわかる「岩国シロヘビの館」

白蛇の全てがわかる「岩国シロヘビの館」

写真:肥後 球磨門

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岩国城ロープウェイ乗り場の正面に2016年に新しく生まれ変わった「岩国シロヘビの館」があります。以前は白蛇を見るだけの施設でしたがリニューアルとともに内容が充実し岩国観光の目玉の一つになっています。

白蛇の全てがわかる「岩国シロヘビの館」

写真:肥後 球磨門

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全身は白く光沢があり、赤いルビーのような神秘的な目をした白蛇は昔から岩国に生息し住民からは「神様の使い」として大切に保護されてきました。そして1972年に国の天然記念物に指定されています。
数匹の白蛇が自然に近い環境のガラス張りのケースで飼育されています。

白蛇の全てがわかる「岩国シロヘビの館」

写真:肥後 球磨門

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館内では生きた白蛇だけでなく、白蛇の骨格標本の展示、住民と白蛇のかかわりを映像やパネルで紹介したり、白蛇はなぜ白いかなどをクイズ形式で学べるブースがあったりと白蛇について深く知ることができる施設になっています。

ショップも併設され白蛇にちなんだオリジナルグッズも揃っているのでのぞいてみてはいかがでしょうか。

<岩国シロヘビの館の基本情報>
住所:山口県岩国市横山2丁目6-52
電話番号:0827-35-5303
アクセス:錦帯橋より徒歩およそ5分

岩国名物「岩国寿司」と「蓮根麺」

岩国名物「岩国寿司」と「蓮根麺」

写真:肥後 球磨門

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錦帯橋や岩国城を見学したあとは郷土料理はいかがでしょうか。その一つが岩国を代表する郷土料理「岩国寿司」です。この寿司は岩国の殿様が作らせ、武士の間でしか食べられなかった事から「殿様寿司」と呼ばれていました。明治時代になって庶民も食べられるようになり、岩国の郷土料理として普及しました。見た目がすごく鮮やかで豪華、「殿様寿司」の異名が理解できます。

岩国名物「岩国寿司」と「蓮根麺」

写真:肥後 球磨門

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もう一つ岩国名物があります。岩国は「岩国レンコン」という穴が9つの珍しい蓮根の産地です。シャキシャキとした歯触り、糸を引くでんぷん質のコシのある粘りが特徴で、この蓮根で出来たのが「蓮根麺」です。モチモチでのど越しがよく、小麦粉の麺では味わえない食感が楽しめるおススメの一品です。

岩国名物「岩国寿司」と「蓮根麺」

写真:肥後 球磨門

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この二つの郷土料理をいただけるのが「さくらの茶屋」です。岩国の名物二つを一度に楽しめるおススメのお店です。
岩国寿司は店ごとに酢飯や具材が異なるため、食べ比べを楽しむのも旅の醍醐味。錦帯橋そばの岩国市観光協会などで「岩国寿司図鑑(食べ歩きマップ付き)」が配布されているのでそれを手に入れて食べ歩いてみてはいかがでしょうか。

<さくらの茶屋の基本情報>
住所:山口県岩国市横山2-3-10
電話番号:0827-43-1423
アクセス:錦帯橋入り口から徒歩およそ5分

錦帯橋だけ見物して帰るのはもったいない岩国の旅

連日多くの観光客でにぎわう錦帯橋ですが、ほとんどの方が錦帯橋を渡って満足し岩国を後にします。錦帯橋から徒歩5分ほどの岩国城ロープウェイを使えば天守閣から素晴らしい景色が望め、白蛇にも出会えます。錦帯橋だけでなく、岩国城や白蛇、岩国寿司の食べ歩きで岩国を満喫してはいかがでしょうか。

2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/05/21 訪問

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