標高4500m!中国雲南省シャングリラ一望の「石か雪山」

標高4500m!中国雲南省シャングリラ一望の「石か雪山」

更新日:2018/07/14 13:58

都築 空のプロフィール写真 都築 空 トラベルホリック、ときめき写真撮り
シャングリラと聞いて中国の街を思い浮かべる方は少ないかもしれません。シャングリラ(香格里拉)は中国雲南省にある街で多くのチベット族が暮らしています。そのため、チベット文化が色濃い街です。シャングリラの街自体標高が高く3300m程ありますが、そんなシャングリラの街を見下ろすことが出来る「石か雪山」をご紹介します。

桃源郷と名付けただけのことはある中国雲南省の街「シャングリラ」

桃源郷と名付けただけのことはある中国雲南省の街「シャングリラ」

写真:都築 空

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シャングリラ(香格里拉)は中国雲南省に位置するチベット文化が色濃い街です。

もともとの地名が英語のシャングリラに発音が近かったことから、2001年に改名しました。中国の地名でシャングリラと聞くと少し違和感があるかもしれませんが、英語発音でなじみがある名前にすることで観光客を増やすことを目的としています。シャングリラという言葉自体はジェームズ・ヒルトンの探検小説である「失われた地平線」に描かれている桃源郷を意味しています。

桃源郷と名付けただけのことはある中国雲南省の街「シャングリラ」

写真:都築 空

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標高が高いことから空を近く感じることができ、その空はとても美しく、まさに桃源郷のような街。その風景は訪れた旅人を魅了しています。

そんなシャングリラの街を見下ろすことが出来る「石か雪山」という山が、シャングリラの街から車で約15分の場所にあります。

チベットの神聖な山「石か雪山」

チベットの神聖な山「石か雪山」

写真:都築 空

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「石か雪山」は標高4500mの雪山で、チベット語で鹿がたくさんいる山を意味します。チベット仏教では鹿は縁起の良い動物で、長寿と正義を意味しています。そのため、「石か雪山」は神聖な山とされています。

季節によりさまざまな姿を見せてくれる「石か雪山」。春先までは雪が残っており、夏になるとたくさんの花が咲き誇ります。秋には紅葉が楽しめ、冬になると雪に覆われます。

チベットの神聖な山「石か雪山」

写真:都築 空

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シャングリラの街から「石か雪山」へ向かう途中、道の両脇に積まれた石を見ることができます。日本でも見かける光景ですが、チベットでもよく目にします。

お経が書かれた石は「マニ石」と呼ばれ、積み上げることでお経を1回読んだことに匹敵するとされます。

チベット文化に触れながらロープウェイで頂上へ

チベット文化に触れながらロープウェイで頂上へ

写真:都築 空

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「石か雪山」の麓へ到着すると、山をバックにしてチベットらしい建物とたなびくタルチョが目に入ります。

タルチョとは青・白・赤・緑・黄と5色の祈祷旗。風にたなびいて仏法が広まるようにという願いが込められています。入り口への道にはマニ車が両脇に並んでいます。マニ石と同様にお経が書かれており、回転させることでお経を読んだことと同じ功徳があるとされています。

シャングリラの宿でチケットが購入できる場所もありますが、チケットを持っていない場合は入り口でチケットを購入してロープウェイに乗りましょう。

チベット文化に触れながらロープウェイで頂上へ

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頂上までは2つのロープウェイを乗り継ぎます。1つ目のロープウェイは15分程度、2つ目は20分程度で頂上までたどり着きます。美しい自然を望みながら頂上まで向かいます。

チベット文化に触れながらロープウェイで頂上へ

写真:都築 空

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頂上にはレストランと売店がありますので、景色を眺めながら休憩することも可能です。

雲がすぐ近くに!思わず息をのむ頂上からの絶景

雲がすぐ近くに!思わず息をのむ頂上からの絶景

写真:都築 空

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観光のために足場が組まれているので、安心して歩くことができます。ただし、標高がかなり高いのでゆっくりしたペースで歩くようにしましょう。

雲がすぐ近くに!思わず息をのむ頂上からの絶景

写真:都築 空

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ロープウェイ乗り場からすぐの展望スポットからは、シャングリラの街が見えます。上記写真左奥の建物がたくさん集まっているのがシャングリラの街。天気が良く遠くまで見渡すことができる日には、玉龍雪山や梅里雪山など他の雪山も望むことができます。

寒さも吹き飛ぶような絶景に思わず見惚れること間違いでしょう。

雲がすぐ近くに!思わず息をのむ頂上からの絶景

写真:都築 空

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頂上でもたくさんのタルチョがたなびいています。お経が書いてあるものはマニ石、マニ車と同様、風に吹かれるたびにお経を読んだとされます。

絶景と色鮮やかなタルチョの組み合わせに目を奪われます。空の青とカラフルなタルチョは写真映えするので、写真好きにはたまりません。

ぐれぐれも標高が高いということをお忘れなく!

ぐれぐれも標高が高いということをお忘れなく!

写真:都築 空

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標高が高いため、頂上は気温が低く、風が強い可能性があります。しっかりと防寒していくことをおすすめします。ダウンジャケットのレンタルも可能です。

シャングリラの街の時点で体に変化を感じる方もいるかと思いますが、「石か雪山」はさらに標高が高いので、酸素缶を使用する、水を多く飲むなど高山病には注意してください。激しい運動は極力控えましょう。

ぐれぐれも標高が高いということをお忘れなく!

写真:都築 空

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「石か雪山」までのアクセスは、バスを利用することも可能ですが、タクシーをチャーターするのが良いでしょう。季節によっては巨大な湖となる草原、ナパ海(納帕海)を一緒に巡るのもおすすめです。

ぐれぐれも標高が高いということをお忘れなく!

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シャングリラの街からわずか1時間足らずで標高4500mに到達できます。シャングリラを訪れた際には、季節により異なる顔を見せる「石か雪山」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

「石か雪山」の基本情報

住所:雲南省香格里拉藍月山谷石か雪山景区
電話番号:+86-887-8232565
アクセス:シャングリラ旧市街地からタクシーで10〜15分程度
営業時間:8:00〜18:00

2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/05/19 訪問

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