写真:Mayumi Kawai
地図を見る台湾の基隆市北東部、基隆と九フンのちょうど真ん中あたりに位置する八斗子(バドウズ Badouzi)エリアは、風光明媚な潮騒の風景が広がる美しい岬です。その岬に整備された「潮境(チャオジン Chaojing)公園」はかつてゴミ処分場や埋立地であった場所を市政府が公園としてよみがえらせ、今では市民の憩いの場所となっています。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るこの何とも言えないシュールな光景。高さ10mはあろうこれらの巨大ホウキは現代アーティストによるインスタレーション作品で、このふしぎ空間に魅せられて、今では知る人ぞ知るインスタ映えスポットとなっています。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るこの取組みは、環境保護と地域社会の活性化および国際社会へのアプローチを目指して基隆市と国立海洋科学技術博物館(通称、海科技館)協力の下に開催された「潮芸術祭」の作品群。資源リサイクルの重要性をテーマとした作品群は、国内外のアーティストによって身近にある廃材や天然素材を利用して作られています。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るこちらはドイツ人アーティストによる海のクモを表現した作品「Networkers」。竹や流木、使われなくなった傘の骨組などリサイクル廃材を利用して作られたエコな作品ですが、ちょっと夢に出てきそうですね。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る野柳地質公園をはじめ、基隆市を取り巻く北部沿岸には奇岩奇景の景勝地が多いことも有名。この地もまた例に漏れず、「魔鬼洗衣板(鬼の洗濯板)」ともいわれる海蝕作用で生まれた千畳敷が広がります。
沖合は海流同士がぶつかり合うプランクトンが豊富な海域。それにより多様な海洋生物が生息し、干潮時にはカニや貝類、ヒトデやウニなどを間近で観察することができます(持ち帰りは禁止)。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るマリンブルーの海にミルフィーユ状の奇岩がせり出し、緑の鮮やかな海藻に覆われた姿は実にフォトジェニック。公園周辺の海はダイビングやシュノーケリングのスポットとしても有名で、特に海底のコーラルガーデンは「八斗子の秘密の花園」の異名を持つほど。機会があればぜひ潜ってみてください。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る野柳や和平島ほどの規模はないですが、それでもこのダイナミックさは息を呑む絶景です。
<潮境公園の基本情報>
住所:基隆市中正区北寧路369号
電話番号:+886-2-2469-6000
アクセス:基隆からは八斗子行103番のバスに乗車、「八斗子」あるいは「海技館前」で下車。徒歩6〜7分程度
せっかく潮境公園を訪れたなら、親子で楽しめる海科技館はいかがでしょうか。海科技館は大きく3つに分かれ、豊富な展示内容で海に関する知識を学べる「主題(テーマ)館」、基隆八斗子エリアの海洋、漁業の歴史、文化を学ぶ「区域(エリア)探索館」、最新映像技術や音響設備を駆使した臨場感あふれる体験型学習施設「IMAX 3D海洋劇場(マリンシアター)」があります。主題館と海洋劇場は有料ですが、区域探索館は無料ですので是非気軽に訪れてみてください。
<国立海洋科学技術博物館の基本情報>
住所:基隆市中正区北寧路367号
電話番号:+886-2-24690731
営業時間:9:00〜17:00(土日祝日は18:00まで)月曜日定休
潮境公園の西岸に位置する渓谷「望幽谷(ワンヨウグゥ Wangyou gu)」もおすすめ。よく整備された遊歩道を歩きながら絶景パノラマオーシャンビューを楽しめる爽快なハイキングコースとなっています。
<望幽谷の基本情報>
住所:基隆市中正区八斗子
アクセス:徒歩30分程度。または潮境公園前や海科技館前から望幽谷の入口まで無料シャトルバス有り(シャトルバスの詳細は関連メモの国立海洋海科技館ホームページの「交通与停車」>「停車資訊」>「免費遊園車時刻表」をご参照ください)
さらに足を伸ばして、潮境公園から海岸沿いに約4km下ったところにある「深奥岬角(シェンアオジャージャオ Shen’ao jia jiao)」、別名「象鼻岩景観区」もおすすめ。代表的な「大象鼻岩」をはじめ野柳に似たキノコ岩の奇岩奇景が広がり、さらにここからは山間にたたずむ九フンの街並みをのぞむこともできますよ。
<深奥岬角の基本情報>
住所:新北市瑞芳区深奥里深奥路20号
電話番号:+886-2-2497-2815
写真:Mayumi Kawai
地図を見るもし時間に余裕があるなら、潮境公園からわずか約10km離れたところにある「九フン老街」はいかがでしょうか。今や台湾観光の代名詞とも言える千と千尋のムード満載の九フンで歩き疲れた足を癒やしてあげてください。
<九フン老街>
住所:新北市瑞芳區基山街
電話番号:+886-2-24063270
アクセス:海科技館前から788番のバスで移動も可能ですが本数が少なく2時間近くかかるためタクシーが便利
写真:Mayumi Kawai
地図を見るもし基隆へ引き返すのであれば、廟口夜市で基隆名物B級グルメに舌鼓はいかがでしょうか。漁港に近い立地ならではの新鮮魚介を食材にした屋台が多いほか、「天婦羅」という名のさつま揚げ、オリジナルマヨネーズがたっぷりの揚げパン、カニのとろとろスープや油飯などここならではの屋台飯が充実。よく動いたその日の空腹を満たしてあげてください。
<基隆廟口夜市の基本情報>
住所:基隆市仁愛区仁三路
営業時間:17時頃から賑やかになってきます
台北観光のメジャーどころはどこもかしこも観光客だらけ。グルメもショッピングもどこかマンネリ化していつもの旅にちょっと飽きてきたら、ぜひ自然が豊富で超穴場、台湾ならではのフォトジェニックなスポット満載の基隆北東部を散策するのはいかがでしょうか。「こんなところが台湾にあったんだ!」と友だちに自慢できること間違いないですよ!
2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/19更新)
- 広告 -