しっかりと管理されている朝霧高原オートキャンプ場内は、ゴミが一つも見当たらない程きれいに清掃されており、暑い夏の陽ざしが木漏れ日となって優しく差し込んでいます。キャンプ場内のルールさえ守ればあとは自由。出掛けてみるとお気づきになるかもしれませんが、「朝霧高原オートキャンプ場」ではいたる所の立木に、空き缶がぶら下がっています。
「何だろう?」と思うかもしれませんが、この空き缶は吸い殻入れ。場内をきれいにして、少しでも快適に過ごしてもらうため、先代のオーナーがコツコツと付けて回ったのです。
「朝霧高原オートキャンプ場」に滞在中は、旅館の様に朝食や夕食の時間に縛られることもありません。好きな時に寝て、好きな時に起き、好きなものを食べる。もちろん基盤となる寝る、食べるの準備はお父さんの出番で、この時こそお父さんはスーパーマンであることを見せるときなのです。そしてそれが朝霧高原オートキャンプ場の真髄でもあるわけで、子供から尊敬と羨望のまなざしを受けるときでもあるのです。
現地に着いたらまず、寝場所を確保しなければなりません。
テントを持参の場合は、子どもの好奇心を巻き込み一緒にテント設営をしましょう。男の子なら特に、力が必要なペグ打ちやロープ張りをやりたがります。女の子の場合は、ポールを押さえてもらうのもよいでしょう。
「朝霧高原オートキャンプ場」は、森林の中のキャンプ場ですが、非常にわかりやすいレイアウトのサイト作りをしていますので、子供を安心して遊ばせることができます。
テントなどは持っていない、キャンプは初めてだと言う方は、予約時にバンガローやトレーラーハウスを申し込んでおくのも方法です。なにも全部の道具を購入する必要はありません。鍋やヤカンでさえ、もし奥方のお許しが出れば、自宅の台所から借りて下さい。
自宅の台所から持ち出すのが無理な時は、「朝霧高原オートキャンプ場」事務所にそろっているレンタル品を使うのも良いでしょう。
私はあまり賛成ではありませんが、レンタル品の中に電気炊飯器まであるのです。これなら飯盒や鍋で炊飯するのと違い、スイッチ一つで美味しいご飯を炊くことができますから、まさに文明の利器と言っても過言ではないでしょう。
食事の支度はお父さんと子供でやりましょう。その間お母さんには、テント(ログハウス、トレーラーハウス)の中で、あるいは富士を眺めながら、椅子に座ってのんびりしてもらうのが、次回もキャンプに行くコツになります。
食事の支度には火が付きものです。キャンプではコンロが重要な役目をします。持っていない方は、購入することになります。最近はほとんどどこのキャンプ場も、地面でじかに火を熾す、いわゆる直火は禁止されています。アウトドアショップに行くといろいろなコンロを売っていますが、最初はレンタルから始めるとよいでしょう。
また、屋外で使う照明器具であるランタンは、最初の内はガスを使用するものが簡単です。
万能なコンロの一つにたき火台があります。これは薪でのたき火や炭での煮炊き、たき火台を囲んでの団欒など多くの用途がありますので、ひとつあれば重宝。
キャンプ場には電源付きのところもあります。先ほども書きましたが、電気炊飯器もレンタルできます。しかしキャンプは自然の不便さを楽しむのですから、私としてはあまりお勧めできません。
子どもと一緒に頑張って炊いたご飯が、柔らかくなっても、おこげができても、「朝霧高原オートキャンプ場」への入場の時に、サービスしてくれる新鮮な卵をかけて食べれば、それはそれで結構おいしいものですし、思い出を倍増させてくれるものです。
「朝霧高原オートキャンプ場」では、夏休みにはいろいろなイベントが開かれています。「ニジマスのつかみどり」や「ストーンペイント」「ジャガイモ掘り」、そして「そば打ち」などを行うときもあります。
「ニジマスのつかみ取り」「ジャガイモ彫り」などは、その日の夕食のおかずに花を添えてくれます。
場内には手作りのブランコなどもありますが、フリスビーやバトミントンなどを持参して広場で楽しんだり、また、近くにある「まかいの牧場」へ出かけてみるのも楽しいです。
「朝霧高原オートキャンプ場」は、犬などのペットを連れての入場もOKです。リード付けて、ペットを連れて涼しい木陰を散歩して歩くのは、都会では味わえない気分になります。
ひと汗かいたら、風呂に入ってさっぱりしましょう。風呂は予約制となっている家族風呂と男女が時間で交代に入る風呂があります。家族風呂を希望する時は最初に入場の受付を済ませたときに、すぐ風呂の入口にある予約ボードに名前を書きこんでおくと、スムースに風呂に入れます。男女の時間別の風呂は時間内なら自由に入れますので、風呂に入れなかったと言う事がありません。万一風呂に入れないときはシャワーがありますが、こちらは有料で5分間200円です。
是非、持ち物の中に「マシュマロ」を入れて行ってください。夕食の後、木の枝などの先をとがらせて「マシュマロ」刺し、たき火や炭火の上にかざして軽く焼いて食べるのです。なんともいえない甘いおやつになり、子供たちは大喜びする事請け合いです。
お父さん、お母さんは傍でワインなどを飲みながら、子供と学校の話、友達の話、遊びの話などをして楽しんで下さい。きっと良い思い出になります。
空が開けた場所を探して、椅子を持ち出し夜空を見ながら星の話をするのも、子供の心にはいつまでも残るでしょう。
そして朝は早めに起きて、子供たちとモヤのかかった森林の中を冷たい空気を一杯に吸って散歩しましょう。
最近、子供たちは暇さえあればスマホでゲームをする事に明け暮れています。
キャンプ場では、ゲームはさせなようにしましょう。折角のキャンプの楽しさが半減します。できれば入場時にはスマホを預かりようにして下さい。
また子供にマッチで火を付けさせてください。正しいマッチの使い方を教えるのも大事なことです。万一やけどをしたときはすぐにクーラーボックスに入っている氷で冷やしましょう。
最後に最低必要な持ち物を書きだしてしておきます。
食材を入れたクーラーボックス、飲物、屋外用テーブル、人数分の椅子、火を熾すコンロなど、虫よけの薬、虫刺されの薬、傷薬、バンドエイド、そして寝具などです。
夏場は毛布や、タオルケットなどが1枚あれば十分です。
キャンプ場の売店ではかなりのものをレンタル又は販売していますが、出来るだけ持参した方が良いです。
住所:静岡県富士宮市猪之頭2071
電話番号:0544−52−0096
アクセス:中央高速河口湖ICから国道139号を富士宮方面へ南進
白糸の滝手前、小田急西富士ゴルフ場を左折、突き当りを左折し
約2キロ先の左側
料金:持ち込みテント:テント1張り+車=8640円(税込)以上
ミニトレーラー:10800円
トレーラーハウス:12960円
詳細はhttp://www13.plala.or.jp/asagirikougen/
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