夜景もおすすめ!モスクワ観光の目玉「赤の広場」を囲む荘厳な建物

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大竹 進のプロフィール写真 大竹 進 元旅行会社勤務、元旅行専門学校講師

世界には多くの有名な広場がありますが、ロシアで広場と聞かれたらやはりモスクワの赤の広場でしょう。多くの人には旧ソ連時代の軍事パレードや、レーニン廟の上で政府高官が並んでいる姿というのが赤の広場のイメージかも知れませんが、クレムリンや聖ワシリイ大聖堂などそうそうたる建築物に取り囲まれたこの広場は、モスクワ観光では欠かせないスポットの一つです。今回はモスクワの象徴「赤の広場」についてご紹介します。

クレムリンとレーニン廟

クレムリンとレーニン廟

写真:大竹 進

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クレムリンとはロシア語で城塞という意味で、モスクワ以外の古都にも多くのクレムリンが存在していますが、モスクワのクレムリンにはロシア革命後政府の機関が設けられ、ソ連政府の代名詞ともなったため、クレムリンと言えばモスクワというイメージが定着しています。

赤の広場は長さ695m、平均道幅130m、面積7万3,000平方メートルという巨大な広場で、1493年モスクワ大公国のイワン三世によって造成されたものです。

広場の名前の「赤」からは何となく社会主義政権を連想しますが、全く無関係で、ロシア語のクラースナヤは古代スラブ語では「美しい」、現代ロシア語では「赤い」という意味になるため、赤の広場と呼ばれています。

クレムリンとレーニン廟

写真:大竹 進

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赤の広場の真正面、クレムリンの城壁を背にしてレーニン廟があります。1924年に死去したロシア革命の立役者レーニンの遺体を永久保存するための廟は当初木造でしたが、1931年に現在の花崗岩作りの廟として完成しました。
城壁の背後に見えるのは元老院(ロシア連邦大統領府)です。

<レーニン廟の基本情報>
開館時間:10:00〜13:00
休館日:日、月、金
入館料:無料
撮影:不可(カメラ、スマホ持ち込み不可)

クレムリンとレーニン廟

写真:大竹 進

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クレムリンの城壁には20の塔が設けられていますが、その中で最も格式が高くクレムリンの公用門として使用されているのが、このスパスカヤ塔です。赤の広場とクレムリンを結び、大統領もこの塔の下の門をくぐって大統領官邸や大統領府へ出入りしています。

この塔は高さ約74mで時計塔にもなっていますが、時計の文字盤は直径約6m重量25tという巨大なものです。先端にはウラル山脈から採掘されたルビーで作られた直径3mにもなるクレムリンの赤い星が掲げられています。

聖ワシリイ大聖堂

聖ワシリイ大聖堂

写真:大竹 進

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赤の広場で一際目立つこの聖堂は、1560年にイワン雷帝により建立された聖ワシリイ大聖堂です。正式名称はポクロフスキー聖堂ですが、イワン雷帝に大きな影響を与えたワシリイ修道士に因んで聖ワシリイ大聖堂と呼ばれています。そのあまりの美しさに、二度とこのような美しい建物が出来ないよう、イワン雷帝が設計者のポストニクとバルマの二人の眼をくり抜いてしまったという話が伝えられています。

聖ワシリイ大聖堂

写真:大竹 進

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聖堂の前には1612年にモスクワをポーランド軍から解放した英雄であるミーニンとポジャルスキーの青銅像があります。ニージニー・ノヴゴロドの肉屋だったミーニンが多額の軍資金を集めて軍隊を組織し、ポジャルスキー(スーズダリ大公)がそれを指揮してポーランド軍を撃退した事を顕彰する銅像です。ミーニンがポジャルスキーに刀を渡してポーランド軍が占拠しているクレムリンを指し、ポジャルスキーはキリストが描かれた盾を片手に、これからの戦いに思いを馳せているかの様な緊迫感のある構図です。

聖ワシリイ大聖堂

写真:大竹 進

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全部で9つあるねぎ坊主型のドームは一つづつ違ったデザインや色彩が施され、ずっと眺めていても見飽きません。

<聖ワシリイ大聖堂の基本情報>
開館時間:11:00〜18:00(冬季は11:00〜17:00)
休館日:無休
拝観料:500ルーブル
撮影:可

グム百貨店

グム百貨店

写真:大竹 進

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クレムリンの反対側にある一見宮殿の様な立派な建物はグム百貨店です。ソ連時代は食料品や衣料品などが売られていましたが、現在は有名ブランド店や土産物屋などが並び観光客で賑わっています。

グム百貨店

写真:大竹 進

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この長大なモスクワ最大の百貨店は内部が吹き抜けになった3階建てで、3つのアーケードが並んでいます。3階にはフードコートがあり、赤の広場に面したテラスを持つカフェもありますから、広場を行き来する人達を眺めながらのティーブレイクも良いですね。

グム百貨店

写真:大竹 進

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夜ともなると建物全体にイルミネーションが輝き、まるでテーマパークを訪れたみたいです。昼間のやや威圧的にも見える姿とは対照的な華やかな夜の姿も一見の価値があります。

<グム百貨店の基本情報>
営業時間:10:00〜22:00
休業日:無休

国立歴史博物館とカザンの聖母聖堂

国立歴史博物館とカザンの聖母聖堂

写真:大竹 進

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赤の広場の北西側には赤レンガ造りの堂々たる姿の国立歴史博物館があります。1883年アレクサンドル3世の戴冠式に合わせて開館したモスクワを代表する博物館で、収蔵品は450万点にも及び、歴史好きには見逃せない場所ですね。

<国立歴史博物館の基本情報>
開館時間:10:00〜18:00(金土曜は10:00〜21:00)
休館日:火曜
入館料:400ルーブル
撮影:可

国立歴史博物館とカザンの聖母聖堂

写真:大竹 進

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国立歴史博物館の北側に接しているのがヴァスクレセンスキー門。17世紀に建てられましたが、パレードの邪魔になるとの理由でスターリンによって破壊されてしまったものの、ソ連崩壊後の1995年に再建されました。

国立歴史博物館とカザンの聖母聖堂

写真:大竹 進

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国立歴史博物館とグム百貨店の間にあるのがカザンの聖母聖堂です。1612年のポーランド軍の侵攻を防いだ事を記念して建立されましたが、やはりスターリンに破壊され、1993年に再建されました。

<カザンの聖母聖堂の基本情報>
開館時間:8:00〜20:00
休館日:無休
拝観料:無料
撮影:不可

赤の広場の夜景

赤の広場の夜景

写真:大竹 進

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夜になると赤の広場周辺の建物は全てライトアップされ、昼間とは一変します。レーニン廟の背後にクレムリンの城壁が浮かび上がり、スパスカヤ塔の先端のクレムリンの赤い星が鮮やかに輝きます。

赤の広場の夜景

写真:大竹 進

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ライトアップの美しさは聖ワシリイ大聖堂も見事です。漆黒の闇に様々なねぎ坊主が浮かび上がる様はまさにファンタスティック!

赤の広場の夜景

写真:大竹 進

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国立歴史博物館方向に目を転じると、クレムリンのニコリスカヤ塔にもクレムリンの赤い星が大きく輝き、多くの市民や観光客が広場に集まりモスクワの夜を楽しんでいます。

モスクワそしてロシアの中心赤の広場

パリのコンコルド広場、ロンドンのトラファルガー広場、ローマのポポロ広場等々、ヨーロッパ各地には多くの有名な広場がありますが、モスクワの赤の広場はそれらより遥かに広い世界屈指の巨大な広場です。

しかもただ単に広いだけでなく、広場を取り囲む全てが歴史的な建築物であり、城塞、霊廟、大聖堂、百貨店、博物館とそれぞれが全く違った目的で造られたものだけに、どの方向を見ても同じ様なものは無く、実に個性的な景観を楽しめる広場です。

また昼間だけではなく夜も全ての建物がライトアップされるので、ぜひこの広場には昼と夜の2回足を運んで頂きたいと思います。モスクワを訪れたらどうぞこの素晴らしい広場をあなたの眼で満喫して下さい。広場へのアクセスは地下鉄プローシャチ・レヴォリューツィ駅が便利です。

尚クレムリン見学の入口は赤の広場側では無く、西側のトロイツカヤ塔またはボロヴィツカヤ塔になりますからご注意下さい。

2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/06/09 訪問

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