ひまわりとコキアに巨大古墳も!夏の奈良「馬見丘陵公園」

ひまわりとコキアに巨大古墳も!夏の奈良「馬見丘陵公園」

更新日:2022/07/27 12:06

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
奈良県の北西部にある「馬見丘陵公園」は、馬見古墳群といわれる古墳の密集地・馬見丘陵に作られた公園です。「歴史と自然に囲まれた憩いの空間づくり」を目標に整備されたこの都市公園では四季折々の花を楽しむことができます。とくに夏には公園の5つのエリアに約15万株のひまわりが咲き誇り、壮観なパノラマが広がります。「馬見丘陵公園」でひまわりを始め、夏の花々を満喫してみませんか?

「公園館エリア」からスタートしよう

「公園館エリア」からスタートしよう

写真:モノホシ ダン

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「馬見丘陵公園」は、公園館・カリヨンの丘・花の道・花見茶屋・集いの丘の5つのエリアに分かれています。公園の5つのエリアに咲くひまわりは合わせて約25品種15万株です。

公園では、ひまわりの咲き誇る時期にあわせて、毎年7月下旬から8月上旬にかけて「馬見ひまわりウィーク」が開催されます。期間中は、大道芸など各種イベントが開催されます。イベントの詳細につきましては関連MEMOをご覧ください。

なお、馬見丘陵公園は、総敷地面積60ha以上という奈良公園に次いで、県内2番目の広さを誇る公園です。そのため、まず最初にシンボルとなっている公園館で園内マップを入手しましょう。

<馬見丘陵公園館の基本情報>
住所:奈良県北葛城郡河合町佐味田2202
開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(月曜日が休日の場合は次の平日)、年末年始

「公園館エリア」からスタートしよう

写真:モノホシ ダン

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公園館エリアでは、「芝生の丘」でひまわりが元気に咲き誇ります。多くのひまわりに囲まれながら、様々なアングルから鑑賞と撮影を楽しんでみましょう。

「公園館エリア」からスタートしよう

写真:モノホシ ダン

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公園館エリアから徒歩で約5分の「カリヨンの丘」では、モフモフの姿が愛らしいコキアが一面に広がります。秋の紅葉も楽しみなエリアです。

「花の道エリア」では赤やオレンジ色の珍しいひまわりも

「花の道エリア」では赤やオレンジ色の珍しいひまわりも

写真:モノホシ ダン

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花の道エリアでは、まるで川の流れのようにアーチ状に咲くひまわりが見事です。ここは、インスタ映えする写真撮影スポットとしても人気があります。

「花の道エリア」では赤やオレンジ色の珍しいひまわりも

写真:モノホシ ダン

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なお、花の道エリアでは、東屋もあるので、夏の日差しをかわして、咲き誇るひまわりをゆっくりと鑑賞することもできます。

「花の道エリア」では赤やオレンジ色の珍しいひまわりも

写真:モノホシ ダン

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ほかに、花の道エリアでは、赤やオレンジ色、ゴッホやモネをイメージした八重咲きの珍しいひまわりも。写真の赤いひまわりは、「プロカットレッド」という品種。黄色とは対象的な濃紅色が、大人の雰囲気を漂わせています。

「花見茶屋エリア」では人気カフェも

「花見茶屋エリア」では人気カフェも

写真:モノホシ ダン

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人気のカフェがある花見茶屋エリアでは、ひまわりと同じく夏を代表する花である「サルスベリ」の大きな木があります。白やピンクのサルスベリと黄色のひまわりとの鮮やかなコントラストを楽しみましょう。

「花見茶屋エリア」では人気カフェも

写真:モノホシ ダン

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その花見茶屋エリアにあるのが人気カフェ「cafe+f(カフェプリュスエフ)」。パンケーキをメインに、県産食材を使ったハヤシライスやパスタが味わえます。

「花見茶屋エリア」では人気カフェも

写真:モノホシ ダン

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店内は、白を基調としたオシャレなデザインで開放感溢れるテラス席もあります。写真は、「スペシャルパンケーキジェラート&ホイップクリーム」(870円)。焼きたてのホカホカパンケーキに、冷たいジェラートとホイップクリームが載っています。溶けたジェラートがパンケーキ生地に染み込んでとても美味しい逸品です。

<cafe+f(カフェプリュスエフ)の基本情報>
住所: 奈良県北葛城郡河合町佐味田2202 馬見丘陵公園(花見茶屋内)
電話番号:0745-56-6025
営業時間:10:00〜16:30(16:00ラストオーダー)
定休日:月曜日

「集いの丘エリア」でピクニック気分を満喫

「集いの丘エリア」でピクニック気分を満喫

写真:モノホシ ダン

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集いの丘エリアにある「馬見花苑」の花壇は、ひまわり、サルスベリ、マリーゴールド、ペチュニアなど、夏の花が咲きそろい実に壮観な眺めです。

「集いの丘エリア」でピクニック気分を満喫

写真:モノホシ ダン

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また集いの丘には、大型テントや芝生もあって、ちょっとしたピクニック気分を満喫できます。日傘を差してお弁当を広げるのもいいでしょう。なお大型テントは、イベント会場にも使われます。

見渡す限り並んだ“円筒埴輪”が圧巻の「ナガレ山古墳」

見渡す限り並んだ“円筒埴輪”が圧巻の「ナガレ山古墳」

写真:モノホシ ダン

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また馬見丘陵公園にやってきたら見逃せないのが古墳です。冒頭でも少し触れましたが、馬見丘陵公園の園内には馬見古墳群に属する古墳がいくつもあり、その中のひとつ「史跡ナガレ山古墳」が築造当初の姿に復元されています。

見渡す限り並んだ“円筒埴輪”が圧巻の「ナガレ山古墳」

写真:モノホシ ダン

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ナガレ山古墳は、全長105mの前方後円墳。被葬者は不明ですが、5世紀前半ごろの築造と考えられ、後円部径64m、高さ8.5m、前方部幅70m、高さ6.2m。2段築成で、斜面を覆う葺石・埴輪列を備えています。

1976年(昭和51年)に国指定の史跡となり、発掘調査と整備工事が行われ、1996年(平成8年)から一般に公開されています。

墳丘内の通路は、2列の埴輪が並んで通路を作っていました。東側のテラスには復元された「円筒埴輪」がズラリと並び、当時の姿を忠実に再現しています。後円の頂上部からは、奈良の山並みを一望できます。

見渡す限り並んだ“円筒埴輪”が圧巻の「ナガレ山古墳」

写真:モノホシ ダン

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発掘調査の結果、古墳を囲む円筒埴輪の数は約1800本に及んでいたことが明らかになりました。現在は、FRP(強化プラスチック)製のものと、地元の河合町町民の方による手作りの埴輪が、計675本並べられています。なお、巨大なナガレ山古墳の全貌は、前方部から眺めるとより理解しやすいでしょう。

このように夏の「馬見丘陵公園」は、ひまわりだけでなく、色々な夏の花を同時に楽しむことができます。さらに、園内に点在する古墳群は、古代の大和朝廷のロマンを感じさせてくれます。馬見丘陵公園で盛夏の一日を楽しんでみてはいかがでしょうか。

なお、年によって花の種類や配置が若干異なりますのでご了承ください。

奈良県営 馬見丘陵公園の基本情報

住所:奈良県北葛城郡河合町佐味田2202
電話番号:0745-56-3851
第8回馬見ひまわりウィーク:2022年7月30日(土)〜8月7日(日)
開催時間:10:00〜16:00(園内は年中無休で24時間利用可)
見学料:無料
アクセス:近鉄田原本線池部駅から徒歩約17分 近鉄五位堂駅から路線バスで約16分
車利用の場合は西名阪自動車道法隆寺ICから約20分
※公園無料駐車場利用(期間中は混雑が予想されます)

2022年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/08/05−2022/07/25 訪問

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