徒歩で回る唐津観光モデルコース!唐津城や虹の松原を楽しむ歩き方

徒歩で回る唐津観光モデルコース!唐津城や虹の松原を楽しむ歩き方

更新日:2022/08/11 13:36

かのえ かなのプロフィール写真 かのえ かな 鉄道ひとり旅ライター、駅舎・マンホール愛好家
車なしでOK!徒歩で回る唐津観光のおすすめモデルコースを紹介します。“唐津城はあえて正面から入らない”、“虹の松原は展望台から見るだけじゃなく、中を歩くべし”などなど、唐津の観光スポットは歩き方を変えると何倍も楽しめますよ。

モデルコースは唐津駅からスタート。旧唐津銀行や唐津神社を回ったら、最後は唐津市ふるさと会館・アルピノでお土産を買って帰りましょう。では、徒歩で回る唐津観光スタートです。

午前10〜11時:徒歩で回る唐津観光は唐津駅からスタート

午前10〜11時:徒歩で回る唐津観光は唐津駅からスタート

写真:かのえ かな

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徒歩で回る唐津観光の始まりは、唐津の玄関口である唐津駅から。大きな唐津曳山(からつひきやま)像がお出迎えしてくれます。

唐津曳山はユネスコの無形文化遺産に登録された、唐津神社の秋祭り・唐津くんちの曳山行事で使われます。駅から徒歩数分の場所に曳山展示場もあるので、もっと見たい方は足を運ぶと良いでしょう。

午前10〜11時:徒歩で回る唐津観光は唐津駅からスタート

写真:かのえ かな

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唐津駅からまず向かうのは「旧唐津銀行 辰野金吾記念館」。明治45年に完成した歴史的建造物で、設計監修に携わったのは東京駅(丸の内口駅舎)を手掛けたことで知られる辰野金吾です。

館内では常設展示品のほか、建築当時のまま残された設備も見学できますよ。

<旧唐津銀行の基本情報>
住所:佐賀県唐津市本町1513-15
電話番号:0955-70-1717
アクセス:唐津駅から徒歩約10分
営業時間:9:00〜18:00
休館日:12月29日〜12月31日
入館料:無料
※特別展示は別途料金が必要な場合あり

午前10〜11時:徒歩で回る唐津観光は唐津駅からスタート

写真:かのえ かな

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旧唐津銀行を出たら、さっそくですがランチタイム。旧唐津銀行から唐津市役所方面へ歩くと、いたるところに飲食店があります。ご当地バーガーの元祖とも言われるからつバーガーに、佐賀牛が食べられるステーキ屋、明治創業の老舗うなぎ屋など、人気のグルメがズラリ。街中を散策しながら胃袋と相談して、お店を選びましょう。

正午頃:唐津神社を参拝し、旧高取邸・西の浜海水浴場へ

正午頃:唐津神社を参拝し、旧高取邸・西の浜海水浴場へ

写真:かのえ かな

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ランチの後は、唐津市役所から歩いて約5分の「唐津神社」へ。白くて大きな鳥居が印象的な唐津神社は、唐津城の祈願所と定められた神社。大漁祈願や海上安全、家内安全、開運招福、勝運、縁結びなどのご利益があると親しまれています。

<唐津神社の基本情報>
住所:佐賀県唐津市南城内3-13
電話番号:0955-72-2264
アクセス:唐津駅から徒歩10分
駐車場:149台収容(有料100円〜)

正午頃:唐津神社を参拝し、旧高取邸・西の浜海水浴場へ

写真:かのえ かな

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唐津神社を出たら、さらに10分ほど歩いて国の重要文化財に指定されている「旧高取邸」へ。旧高取邸は、幕末〜戦後にかけて栄えた杵島炭鉱の炭鉱主・高取伊好(たかとりこれよし)の邸宅。和と洋が融合した建築美が特徴で、内部には能舞台もありますよ。

<旧高取邸の基本情報>
住所:唐津市北城内5-40
電話番号:0955-75-0289
アクセス:唐津駅から徒歩約15分
営業時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は翌日休館)、年末年始
入場料:一般(15歳以上)520円、小・中学生260円

正午頃:唐津神社を参拝し、旧高取邸・西の浜海水浴場へ

写真:かのえ かな

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旧高取邸を出たら、左折して「唐津城」へ。しばらく住宅地を歩くのですが、枝分かれした道を入っていくと「西の浜海水浴場」に行くことができます。海を見たいという人は、寄り道してみても良いですね。

13時頃:石垣の散歩道を歩きながら、唐津城へ

13時頃:石垣の散歩道を歩きながら、唐津城へ

写真:かのえ かな

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旧高取邸から10分ほど歩くと、軽トラック1台分ほどの幅しかない細い道「石垣の散歩道」に入ります。石垣の散歩道は、もともと敵の侵入を防ぐために作られました。今ではコケに覆われた石垣が続き、風情ある景色が広がります。道の先にちらりと唐津城が見えると、旅のテンションも高まりますよ。

唐津城は正面の石段を登って入城するのが定番なので、こちらは穴場です。静かな空間を楽しみましょう。

13時頃:石垣の散歩道を歩きながら、唐津城へ

写真:かのえ かな

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唐津城に近づくと、最後は松の木による並木道が広がります。これもまた隠れた絶景です。このまま城の敷地内に入ると、有料エレベーターの乗り場に着きます。入城が楽ちんなのも嬉しいポイントです。

13時頃:石垣の散歩道を歩きながら、唐津城へ

写真:かのえ かな

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そして、いよいよ唐津城の天守閣に到着。唐津城は、豊臣秀吉に仕えた武将・寺沢広高が築いたお城。唐津の定番観光スポットですね。天守閣や本丸広場から街並みを一望できるほか、史料や唐津焼の展示も楽しめますよ。

<唐津城の基本情報>
住所:唐津市東城内8-1
電話番号:0955-72-5697
アクセス:唐津駅から徒歩約20分
営業時間:9:00〜17:00(入場は16:40まで)
※季節変動する可能性あり
休館日:12/29〜12/31
入館料:一般500円、小・中学生250円
エレベーター料金:15歳以上は片道100円、小・中学生は片道50円
駐車場:普通自動車170台収容(有料100円〜)

14時頃:舞鶴橋を歩いて、虹ノ松原へ

14時頃:舞鶴橋を歩いて、虹ノ松原へ

写真:かのえ かな

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お次は唐津城から見える手前の大きな橋、「舞鶴橋」に向かって歩きます。お城を出るときは220段以上の石段を降りて、正面の門から。お城に入る場所と出る場所を変えることで景色を2倍楽しめますよ。

14時頃:舞鶴橋を歩いて、虹ノ松原へ

写真:かのえ かな

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唐津城から20分ほど歩いたら特別名勝「虹の松原」に到着です。日本三大松原のひとつに数えられる虹ノ松原は、唐津城を築城した寺沢広高が、防風や防潮のためにクロマツを植えたのが始まりと伝えられています。

約100万本の松の中には、名前を与えられ、不思議な言い伝えがあるものも。たとえば写真の“連理の松”は、間の輪っかをくぐると幸せになると言われてます。案内板が少ないので見つけにくいかもしれませんが、ぜひ記念に探してみてくださいね。

14時頃:舞鶴橋を歩いて、虹ノ松原へ

写真:かのえ かな

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虹ノ松原は長さが二里(8km)だから“二里の松原”をもじったのが由来……なんて言われるくらい広大です。なので無理をせず、疲れたら途中で引き返しましょう。

これ以上歩けないってときは、虹ノ松原入口の近くにあるシーサイド前バス停から唐津市内線(東コース)に乗ると、唐津駅前まで行くことができます。時刻表は記事最後の関連MEMOの市内線・東西南コースでご確認ください。

まだ元気!という人は、虹ノ松原入口か虹ノ松原駅からタクシーに乗って鏡山展望台に行って、松原を一望するのもおすすめです。タクシーを使えば20分ほどでアクセスできますよ。虹ノ松原駅から唐津駅は電車で約7分の距離です。

<虹ノ松原の基本情報>
住所:唐津市鏡
アクセス:唐津駅から徒歩約40分

16〜17時頃:唐津市ふるさと会館 アルピノでお土産を

16〜17時頃:唐津市ふるさと会館 アルピノでお土産を

写真:かのえ かな

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唐津観光の締めくくりは、唐津駅前にある「唐津市ふるさと会館 アルピノ」でのお買い物!ふるさと会館は、唐津を代表するお菓子の松露饅頭や、佐賀の郷土料理・松浦漬の缶詰など、唐津観光のお土産に買って帰りたいものが集まった施設です。

16〜17時頃:唐津市ふるさと会館 アルピノでお土産を

写真:かのえ かな

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アルピノで買える唐津のおすすめ土産の一例をご紹介。唐津のぼり染元・福多染工場の手ぬぐいは、唐津のシンボルがデフォルメされているのが可愛らしく、自分用にも買って日常使いしたくなる一品。

佐賀生まれの苺を発酵して作った“飲むっ酢”は、美容が気になる方におすすめ。唐津の伝統食品・玄海漬を作る老舗が開発した“ドライフルーツの粕漬け”は、ヨーグルトや紅茶に加えると、より美味しさが増しますよ。

佐賀牛入りのレトルトカレーはパッケージに唐津曳山が描かれ、味も見た目のインパクトも抜群です。

16〜17時頃:唐津市ふるさと会館 アルピノでお土産を

写真:かのえ かな

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買い物の後はアルピノ内にあるカフェで一休み。定番のコーヒーや紅茶もいいですが、唐津の旬のフルーツを使ったドリンクやスムージーが特におすすめです。写真は唐津産レモンを使用したレモンスカッシュ。訪問するたびに旬のフルーツを使ったメニューに出会えるので、何度もリピートしたくなりますね。

ほかにも、アルピノオリジナルソースをトッピングしたホットドッグといった軽食もいただけますよ。

<唐津市ふるさと会館 アルピノの基本情報>
住所:唐津市新興町2881-1
電話番号:0955-75-5155
アクセス:唐津駅から徒歩2分
営業時間:9:00〜18:00
※休館日は公式サイトより要確認。

車なしでも楽しめる!唐津観光は徒歩で回るのがおすすめ

唐津観光は車なし&徒歩オンリーでも十分に楽しめます。紹介した観光モデルコースの通りに歩くと、17〜18時ごろにはすべて回り終わるでしょう。日帰りでも観光できますが、各観光スポットをもっとゆっくり回りたい人は、1泊して帰るのがおすすめです。

モデルコースの道中にも名所がたくさんあります。メインルートを外れて寄り道すると、新たな発見もできそうです。唐津は歩けば歩くほど魅力が見つかるので、ぜひ、ゆっくり旅してみてくださいね。

2022年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2022/07/07 訪問

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