写真:沢原 馨
地図を見る「袋田の滝」に着いたら、まずは「第1観瀑台」へ直行! 観瀑施設管理事務所で観瀑施設の利用料金を支払い、トンネルを250m進むと「第1観瀑台」です。途中、つり橋への通路が分かれていますが、つり橋は後回しにしましょう(理由は後でご説明します)。
トンネルを歩ききった右手が「第1観瀑台」。そこからの眺めに、訪れた人のほとんどが「おぉっっ!」と思わず感嘆の声を上げてしまいます。観瀑台の目の前、すぐ近くに瀑布が迫っていて、その大迫力に圧倒されてしまうのです。
「袋田の滝」は高さ120m、幅73m、岩肌を四段になって流れ落ちる滝です。「第1観瀑台」からは正面に最下段の滝が迫っています。手を伸ばせば届きそうなほど。轟々と響く水音の中、フェンス際で眺めていると水飛沫を浴びてしまいます。大迫力に感動しますよ。
写真:沢原 馨
地図を見る流れ落ちてゆく水の流れは、当然ですが、一瞬として同じ表情を保つことはありません。時の経つのを忘れて見入ってしまい、飽きることがありません。自然の造形に感嘆するばかりです。素晴らしい景観です。
もし訪れた時に水量が少ないと、“迫力”という点では少し劣るかもしれませんが、その代わりに白糸を引くように流れ落ちる、繊細な滝の表情を見ることができるでしょう。それもまた魅力ある景観ですね。
写真:沢原 馨
地図を見る四段の段差を流れ落ちてきた川の流れは、「第1観瀑台」の下で大きく屈曲して向きを変え、穏やかさを取り戻して流れてゆきます。下流側に架かるつり橋の姿も、「第1観瀑台」から見えています。迫力ある滝の姿と、穏やかに流れてゆく渓流との対比が、おもしろい興趣を生み出しています。
写真:沢原 馨
地図を見るフェンス際で瀑布の迫力を体感したら、少し後ろに下がって眺めてみるのもお勧めです。観瀑台の柱やフェンスが額縁のように滝を切り取り、まるで一枚の絵画のようです。観瀑を楽しむ人たちの姿がシルエットになって、その“絵画”にアクセントを添えてくれます。素敵な光景ですよ。
写真:沢原 馨
地図を見る「第1観瀑台」からの眺めを充分に堪能したら、エレベーターで「第2観瀑台」に上がりましょう。「第2観瀑台」は「第1観瀑台」より44m高いところに設けられていて、「袋田の滝」を上から見下ろすことができるのです。
写真:沢原 馨
地図を見る「第2観瀑台」には三つの観瀑デッキが段差を持って設けられています。それぞれの観瀑デッキからの眺めを楽しんでおくのは当然ですが、お勧めは最も高い「第3観瀑デッキ」。「第3観瀑デッキ」は「第1観瀑デッキ」より、さらに7m高くなっているのです。
「第2観瀑台」からは「第1観瀑台」では見えなかった「袋田の滝」の上段部もよく見えます。緑濃く木々の茂った山々の間を抉って流れ落ちる滝の姿はたいへんに美しく、絶景と言っていいでしょう。これもまた、いつまでも見ていたくなる景観です。
写真:沢原 馨
地図を見る「第1観瀑台」と「第2観瀑台」からの眺めを楽しんだ後は、トンネルを少し戻り、つり橋へと歩を進めてみましょう。滝の下流側に架けられたつり橋の上からは「袋田の滝」の下段部の滝を横から眺めることができます。観瀑台からの眺めとは違う滝の表情が楽しめます。
その対岸の崖に設けられた「第1観瀑台」も、つり橋の上からよく見えます。そうなんです。最初につり橋に立ち寄ってしまうと、「あの場所から滝を見ることができる」ということがわかってしまいます。見え方が予想できてしまって、トンネルから「第1観瀑台」に抜け出たときに目にする眼前の大瀑布の景観への感動が薄れてしまうわけなんですね(というわけで、つり橋から「第1観瀑台」が見えている写真もここには載せません)。ですから、まずは「第1観瀑台」へ直行!というわけです。
写真:沢原 馨
地図を見るつり橋を渡った先、対岸の斜面を「袋田自然探求路」と名付けられた小径が辿っています。少し下流側に進むと滝を背景につり橋の姿を見ることができます。滝とつり橋の組み合わせ、風趣に富んだ景観ですよ。
写真:沢原 馨
地図を見る「袋田の滝」は四段の滝であることから「四度の滝」という別名もありますが、他説には、昔、西行法師がこの地を訪れたとき、「四季に一度ずつ訪れてみなければ真の風趣は味わえない」と評したことが由来ともいいます。
「袋田の滝」は紅葉の名所としても知られ、冬の氷瀑も有名です。確かに、西行法師が評したように四季折々の姿を見てみたくなります。初めての「袋田の滝」は、やはり初夏から夏、涼を求めて訪れるのが王道でしょうね。
写真:沢原 馨
地図を見る茨城県を代表する観光名所のひとつでもある、「袋田の滝」。“日本三名瀑”に数えられるに相応しい、見事な滝です。ぜひ機会をつくって訪ねてみましょう。一度訪ねたことのある人も、次には別の季節を選んで、二度、三度と訪ねてみたいですね。
住所:茨城県久慈郡大子町袋田
電話番号:0295-72-4036(袋田観瀑施設管理事務所)
アクセス:
JR水郡線「袋田駅」からバス約10分、「滝本」バス停下車、徒歩約10分
JR水郡線「袋田駅」からタクシー約10分
2020年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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